知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

日本とアメリカの一票の格差3.56倍。見直すべきは、国会議員の定数とNHK。

2022年11月17日 | 国家論
アメリカ
人口 3億3200万人
上院 定数100
下院 定数435
535
0.0000016

日本 
人口 1億2500万人
参議院 定数248
衆議院 定数465
713
0.0000057


アメリカは、日本の2.6倍の人口なのに、
議員は178人も少ないので、
3.56倍という差が生じています。
(有権者数ではないので参考程度です)

日本の議員が多すぎるという理由です。


さらに、
平成25年のデータでは、2648名の県議会議員
平成26年のデータでは、1万9570名の市町村議会議員がいます。

 民意の反映には不可欠!
議員は当選しにくくなるので、
 定員の削減には消極的ですが、民意の反映はITなどツールの発達により、
 お金をかけずに民意を収集、分析ができる時代になっています。

郵便と黒電話しかなく、
国勢調査で自宅を訪問しなければならなかった時代とは異なっています。

NHKしか放送局がなかった時代に制定された放送法の立法趣旨が揺らいでいるのと同じ。
スクランブル化も可能な時代であれば、
 テレビがあれば受信料の支払い義務が生じる
というのはおかしな理論であることは、明らかです。

 公共放送が必要である
という目的を達成するために、
 テレビがあれば月額5000円程度支払わなければならない
という手段が相当かどうかが、
 厳格に判断される必要がある
ということです。

月額500円の公共放送と、
 月額4500円のスクランブル放送とに分割し、
 お金に余裕がある見たい人が見られるようにすればよい。
お金に余裕がなかったり、お金を払ってまで見たくないという人は、
 無料の民放をCM付きで視聴すればよい
ということです。

スクランブルNHKよりアマゾンプライムがいいという人は、
 自由に契約すればよい
ということです。

これが、あるべき姿だと思います。
500円の公共NHKは、ニュースと天気、
 国会中継、政府広報、選挙
のみ、ひたすら放送し続ければよい。
(中立的である分、むしろ人気が出るかもしれない、、、、)

どんぶり勘定で、ぼったくっているという批判は
 国民の生活が貧しくなってくれば、より強くなる
と思います。
現在、あれだけ高給取りでありながら、内部留保金が3700億円もあるそうです。
意味が分かりません。受信料が高すぎることの証拠です。

ちなみにNHKなどを解体し、
民間企業を含めた内部留保475兆円を徴収すれば、国債の問題も解決できます。
2022年度末には1,029兆円の国債残高なので、半分も消えることになる。


同様に、国民の生活が貧しくなれば、
 何千万円もの歳費や経費の支払いを余儀なくされる議員に対する批判も強くなる
と思います。

こんなに議員がいるのか?

国民・住民の声を反映するという目的のために、
 これほど多くの定数を確保するという手段
が相当かが厳格に判断されるというわけです。


個人的には参議院は不要だと思っていますが、
 仮に廃止しないとしても(廃止には憲法改正が必要)、
 定数を60にし、
 衆議院の定数も140にすればよいと思います。

人口比でいくとアメリカと同じ程度になります。

地方議会議員も4分の1程度にすれば、
 まともな人のみが当選するようになる
と思います。

減らしたところで、国民の生活は大して変わりません。
どうせ、民意など聞いていないからです。
既得権益の保護のために、仕事を取ってくる地方議員によって、
 関連企業は潤っても地方自体は衰退するばかりです。

財政が逼迫しているから、
 消費税増税、法人税増税、社会保険料の値上げ、、、、

お金が不足しているなら、
 まずは不要な買い物を控えるのが、普通です。

まともな人なら、
 実家の親に援助の額を増やしてもらおう
とは考えないはず。

国会議員、地方議会議員の数を減らず、
 NHKのような利権により内部留保をため込んでいる団体を改革する。

民主党政権時、仕分け作業を行おうとしましたが、スキルがなくて失敗しました。
埋蔵金は、
 特殊法人にあるということは、NHKの膨大な内部留保でよく分かりました。

日本道路公団、独立行政法人など、
 切り込むべき所はかなりたくさんある
わけです。

国民は最後にすべきであるはずなのに、
 とりやすいという理由から、一番最初に狙われます。

まずはNHKや独立行政法人の改革から着手すべきです。
それができない議員など、ガンガン減らせばよいと思います。
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リフォームやメンテナンスの必要性。

2022年11月14日 | スキルアップ
実家の片付けを終えたので、YouTubeを見ながら、
DIYでリフォームしました。

壁紙、クッションフロア、シャワートイレなど、
 一つやり出すと、汚いのが目立つ
ので、
 次々と進んでいく。

マーケティングでは、
 リフォーム業者の戦略で、トイレ→キッチン→お風呂
と顧客と信頼関係を構築して、
 サービスを段階的に展開して売上げを上げる
という戦略を学びますが、
 妙に実感しました。

箱根のお気に入りの民宿は、
 こまめにリフォームをしている
ため、
 古いはずなのに気になりません。

建て替えなくても、
 リフォームをきちんとしたり、機器を取り替えたりする
ことで、
 快適な環境が得られる
というわけです。

今の日本に必要なのも、
 できるだけお金をかけずに、古いものを新しくしていく
ことです。


老朽化したホテルで、修繕のお金がないところは、
 料金を安くせざるを得ない。

料金が安いと、利益が出ないので、
 修繕費を捻出できない。

 そのため、どんどん朽ちていく。

そんな利益がでないホテルや旅館などの子供は、
 苦労を引き継ぎたくない
ので、
 東京の大学へ行って、そのまま就職する。

経営者が亡くなった後は、
 廃墟のまま放置されるホテルや旅館が多い。

理由は、
 多額の負債があるため、子供などが相続を放棄するためです。

配偶者や子供が相続を放棄すると、
 亡くなった人の兄弟へ相続権が行き、兄弟も相続を放棄する

 相続人がいないとして国庫に帰属する
ことになります。

ただ、
 売れない土地や建物は、銀行などの債権者が、相続財産管理人を選任して、売却して回収をする
という手続きを踏まないので(実益がない)、
 そのまま放置される。

バブル期に多額の負債を抱えたホテルがこうやって廃墟として残され、
 最終的には、税金を使って撤去ということに追い込まれている
わけです。

破産の場合も、同じです。
破産により、法人は消滅し、
不動産は、破産管財人が売ろうとしても売れないで、そのまま放置される。

破産管財人は、このような売れない財産を、
 裁判所の許可を経て破産財団から放棄することができる
ため、
 所有者がいない「負」動産が誕生する。

こういった廃墟の負動産は、危険であったり、見栄えが悪いので、
最終的には税金で撤去せざるを得なくなる。

*************
https://mainichi.jp/articles/20181121/ddl/k05/010/019000c
廃虚ホテル、略式代執行で解体 多額の税金投入、疑問視も /秋田
毎日新聞  2018/11/21 地方版 より引用

 湯沢市が温泉地として知られる小安峡温泉で、
所有者不在のまま廃虚になった「小安観光ホテル鶴泉荘(かくせんそう)」の解体に乗り出す。

空き家対策特別措置法に基づく「略式代執行」を県内の自治体として初めて適用するが、
民間施設の解体に多額の税金を投入する手法に、戸惑いの声も上がっている。【佐藤伸】

 鶴泉荘は鉄筋コンクリートの宿泊棟3棟と木造の従業員宿舎1棟、倉庫1棟の計5棟からなる。
宿泊棟どうしが国道398号の頭上を通る渡り廊下で結ばれるユニークな造りになっている。
解体する建物の延べ床面積は約6000平方メートル。

 同市によると鶴泉荘は1953年に創業。3度増築し、小安峡温泉では大規模なホテルで客室53室、大広間2室があった。
しかし経営が悪化し2007年に廃業。
翌08年には破産手続きを開始し競売を4度行ったが決まらず、
09年に破産手続きが廃止になった。

建物はそのまま引き取り手がなく廃虚になったという。
***********

朝日デジタルより引用
https://www.asahi.com/articles/ASL9N5TFKL9NUBUB00N.html

秋田)略式代執行でホテル解体 落下物の危険防止 湯沢
神野勇人、山谷勉2018年9月22日 3時00分

 所有者がいないまま廃虚となっている秋田県湯沢市の小安峡温泉にある
「小安観光ホテル鶴泉荘(かくせんそう)」の解体に向け、市が準備を進めている。
事業費は1億5千万円を超える。空き家対策特別措置法に基づく「略式代執行」による建物解体は県内で初めて。

 解体されるのは鉄筋コンクリート造りの3階建て2棟と同5階建て1棟、
国道上を結ぶ渡り廊下1棟など計5棟(延べ約5500平方メートル)で、
古い建物は築50年を超える。
ホテルは同地区で最大規模を誇ったが、運営会社の「小安観光」が2007年に廃業。
競売でも買い手がつかず、所有者がいないまま、老朽化した建物だけが残った。

 毎冬、市や県がこれらの建物の屋根上の雪を取り除いてきた。
落下物の危険性や廃虚が景観を損なうことから、市は今春、略式代執行での解体を決定。
今月20日の市議会全員協議会では、着工の遅れや補正予算について説明があった。
***************

鬼怒川温泉も廃墟が多く残っており、危険で見栄えも悪いと思います。
観光地の廃墟は、町全体の雰囲気を悪くするので、観光地としては致命的なわけです。

全国的に、バブル時にこういった建物が数多く建てられたり、増築されたりして、
 コロナもあり、現在廃業しているホテルや旅館はかなりの数があります。

廃業したホテルや旅館では、破産管財人から財団放棄されていたり、相続放棄待ちの物件も多いと思います。
ちなみに、銀行の抵当権が当然、付いているものの、実行しても回収見込みがないので、そのまま放置。


リフォームや、メンテナンスをきちんとし、
 定期的に修繕工事を行っているホテルや旅館

 新たな借入や費用の捻出ができないホテルや旅館
とで、
 大きな差となる。

市町村の施設も老朽化が激しく、予算が組めない施設があります。
橋などは撤去費用も捻出できず、通行止めの看板を立てていたりします。


反面、東京では、
 再開発事業として、駅全体がビルになっていたり、通路が大幅に広くなっていたりします。

地方と東京の差は、歴然です。
結論的に言うと、お金の差です。
その土地や建物がお金を産むかどうか。


地方でも、例外的に、図書館がめちゃめちゃおしゃれで、東京のTUTAYAに負けていないところもあります。
例えば、美浜町。
温泉施設が700円程度で利用できる地方もあります。
敦賀市。

共に、原発を受け入れています。
町民や市民は、関西地区に電力を送るために潜在的なリスクを受け入れ、
 税収、仕事、産業を手に入れている。

リフォームやメンテナンスをするにも、お金は必要。

そのお金をどのように手に入れるのか?
どうやって、人や産業を呼び込むのか?

今、地方が求められていることは、
 知恵を絞って工夫したり、
 厳しい決断をしたりして、
 人口や産業が、他の都市に取られてしまうことがないようにする
ことです。

東京では当たり前のことが、地方では、絶対にできないことがたくさんあります。
インターネットや動画で、 
 場所の価値が薄れている
とはいえ、
 総合的に考えてみると、やはり都市の方が魅力的である
と思います。

人が集まる、お金が流れている、情報が集まる、インフラが多い、環境が整備されている、チャンスが多い、仕事が多い、、、
好循環を生み、ますます集まり発展する。

ただ、個人的には、地方、特に箱根のような温泉地はなくてはならない存在です。
だからこそ、ホテルや旅館には頑張ってもらいところです。
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目標がないと鬱になる

2022年11月07日 | スキルアップ
かつては、
 就職して、経験と年数を重ねれば、
 年功序列で、役職が上がり、給与も上がった。

住宅ローンで家を買っておけば、
 家の値段も上がる
ので、資産は増えた。

金利や株価も、上がっているので、
 ボーナスを運用すれば、金融資産も増えていく。

老後は充実した退職金と、年金で暮らせる。
医療費も1割程度で、負担は軽い。
何も心配することはない。

そういう
 分かりやすい時代
だったので、
 目標設定は楽でした。

その会社で、頑張って働けばよい。
細かいことは、銀行や証券会社、保険会社、政府にまかせておけばよい。


ところが、
 時代が混沌とし、
 グローバル化により競争が激しくなり、
 IT化により、労働環境も変わってくる
となると、
 企業も安泰ではなくなる。

1997年に拓殖銀行や山一証券が潰れたあたりから、
 大きく日本が揺らいできています。
 中国の躍進の開始やWINDOWSも同時期。

その後、10年で中国の海外進出、アップル・スマホ。

その後、10年で中国の覇権国化、アマゾン・クラウド・AI。


これにより、
 二つの現象が起こる。

一つが、
 不安や諦めから、若者を中心に、消費意欲・労働意欲が少なくなる。
 (ヴィトンや海外旅行のために働きまくるというバブル世代とは意識が異なる。)
 派遣労働者、単身世帯を中心に、貧富の差が拡大。

もう一つが、
 少ない経費でビジネスができる
ことから、
 ITを駆使して起業し、成功している人たちが登場する。
新興企業、若手経営者、ユーチューバーなど。
このことは、SNSの普及とTV、新聞の衰退も関連する。


こういう時代では、
 正解などない
ので、
 自分で目標を設定しないと、モチベーションがどんどん下がる
ことになります。

最初のグループは、
 どうせ、給与は上がらない、一生懸命やるだけ無駄という面が強くなる。

後者の成功したグループも、
 燃え尽き症候群のように、無気力になってしまう。

軌道に乗った後で、ビジネスを売る経営者が増えているのも、
 ある程度、目標を達成すると楽しくなるから
という理由も関係しています。
(起業の出口戦略を最初に設定せよとも教えられます。)

いかに目標が重要であるかということは、
 マラソンをイメージするとよく分かります。
マラソンランナーは、もうだめだというとき、
 あの看板の所まで行こう
 あの角まで行こう

 ちょっと先の行けそうな所に目標を設定するそうです。

目標を達成した後、充実感に浸りながら、
 次の目標、次の目標
とやっていくと、
 苦しくても、いずれゴールのたどりつける。


今の時代には、まさに、必要なことだと思います。

政府も官僚も、
 難しすぎて、答えを導くことなどできない。
だから、期待するだけ無駄です。

いかに優秀な政治家でも、
 一人では無理であるし、
 リーダーシップにも限界がある。

それこそ、稲盛氏のような強烈な個性がないと、
 大企業は変わることができない。
もっと、スケールの大きい国の場合、
 さらに、強烈でないと変わることはできない。
そんな人はいないし、いても今の日本は抵抗勢力に潰される。

そのため、
 戦争や外圧のような人智を超えたインパクト
がないと、変わらない。

諦めモードでは、鬱になってしまうので、
 自分で変えることができる、ちょっと先に目標を設定し、
 とりあえず、そこにたどり着けるように努力する。

達成した場合には、充実感と自信が得られるので、
 次の目標を設定できる。

ただ、このマイナス面は、
 永遠に目標を設定し続ける必要がある
ということです。

やめてしまうと、
 鬱になる
からです。

ただ、その目標が、
 人の役に立つ
ことにつながるのであれば、
 やりがいはある
と思います。
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