知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

1月終了 2023年の12分の1消化。

2023年01月31日 | スキルアップ
 昨年のように、あっという間に1年が終わってしまった
と嘆かないように、
 今年は業務日誌をつける
ことにし、
 何とか1か月継続できました。

 日誌は、その日を振り返り、計画通りにできたかどうかを反省するためのもの。

ただ、あまりガチガチに計画を組んでも効率が悪いため、
 ざっくりと計画を立てる方がよい
とのこと。

また、
 週や月で、進捗確認をするとよい
とのことだったので、今日がその日。

日誌をつけていて思うことは、
 意外と、その日の行動すら覚えていない
ということ。

覚えていないので、
 あっという間の一日だった
ということになり、
 積み重なって、あっという間の1年だった
ということになる。

経営者なら、
 売上げや新規顧客数(受注件数)、
個人なら、
 1か月の家計の収支
を月で把握すると、
 次月の励みになる
と思います。

おすすめは、
 資産の記録。

これは、何かの本で読んで実行しているのですが、
 毎月、預貯金、株式、保険の解約返戻金(積み立て分)などを記入する
と自分の資産の成長が時間の流れの中で把握できるので、励みになるというもの。

15年くらい記録をつけていて、昔のものをみると、
 初めのころ、こんなにお金がなかったのか
と驚きます。

 こんなにキャッシュがなくて、よくビジネスをしていたな、、、
結果的には、若さと勢いで乗り切った。
当時は、いざとなったら政府系金融機関などに借入れをすればよいと思っていたのだと思いますが、
 今だったら躊躇しているはず。

 起業するなら若い方がよい
というのは、エネルギーの点のほかに、そんなにお金を使わなくて済むという面もあります。

 子供が中学、高校、大学とお金がかかるようになると、安定収入がない
と不安になるからです。

こういう企業や転職などのライフプランも、長期的な計画が必要なのかもしれないです。
人生を100年とみて、どの年代にどんなことをするのか、どこに向かうのか。


今日、2023年の12分の1が終わりました。
今年は、いろいろやりたいと考えていたのであれば、
 いろいろの12分の1、もしくは、足がかりは終えている必要がある
ということ。

学生の場合、試験など目印となるポイントがあるので、
 計画が立てやすい
と思います。

社会人の場合は、
 KPI(カギとなるパフォーマンスの値)を自分で設定する
必要があります。

売上げ目標が6000万円なら1月終了時点では500万円到達しているかどうかなど。
本を20冊なら、2冊程度読めているかなど。

日誌の良いところは、1月を振り返って、できたことと、できなかったことを分析し、
 2月に挑める
ということです。
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神社の公共性

2023年01月30日 | 国家論
神社へ行って思ったこと。

大きな神社のみならず、小さな神社も、
 樹木など自然環境が守られ、公園のような公共性を有している。

宗教施設に固定資産税がかからないことを批判する人もいるものの、
 創価学会など信者以外は入れない密室性が高い施設
と異なり、
 神社や寺などみんなに敷地内がみんなに開放されていて、
 人々に憩いの場を提供している場所
は公共性が高いため、無税でも問題はないと思います。

仮に、固定資産税がかかれば、
 都心の神社はみんなマンションになってしまい、
 太古の樹木も歴史的建造物も消え去る
ことになるからです。

そのため、公共性の判断が困難な以上、
結果として宗教施設の固定資産税は免除は致し方ない。

それほど、
 伝統を保存する
 自然を保存する
という役割として、 
 神社や寺が果たしている役割は大きい。

こういう日本の文化や伝統に関わることが、 
 日本人のアイデンティティを形成し、日本人の誇りや帰属意識につながっています。

立憲民主党の党首が、神社参拝をSNSに投稿したら、軍人崇拝だと批判されていましたが、
 神社で誰を祀っているかということ
よりも、
 神社という場所が、日本人の生活に息づいている
ということが重要なわけで、
そんなに目くじらを立てることでもない。

ただ、立憲民主党の一部や共産党は、
 誰を祀っているか
ということのみならず、
 神社神道そのものが、軍国主義の象徴であり、
 すべての神社仏閣を潰したい
という思いなので、癇にさわったのだと思います。

コミンテルンの活動も、
 日本的なアイデンティティを破壊し、共産主義を根付かせる
という目的だったので、
 神社批判は、共産党からすれば自然なこと。


ただ、うれしかったのは、
 多くの人が、生まれたての赤ちゃんを連れて、祈祷に訪れていた
こと。

お宮参りは、
 赤ちゃんが男の子なら生後31日~32日目、女の子なら生後32日~33日目
に参拝するそうです。
「お七夜」、「百日祝い」などの行事もあります。

また、商売繁盛の祈祷に社長らしき人が幹部を連れて訪れていました。
神社が生活に根付いている。

デートで神社でおみくじを引いていたり、
高齢の夫婦が散歩をしていたり。

まさに、老若男女。
プライベートもビジネスも。

外国人からすると、
 わざわざ古いお札やお守りを持ってきて、
 お礼を言って、
 新しいお札やお守りを買って帰る
と行動は、不思議なようです。

確かに、お礼参り(神社仏閣で祈願した事がめでたく叶った際に、願いを聞き入れてくださった神様や仏様に報告をして感謝の気持ちを伝えるために参拝すること)は、実に日本人的な発想で、海外では、あまりないかもしれないです。
キリスト教は、食事を与えてくれたことへのお祈り、
イスラム教は決まった時間のお祈り、
仏教は苦難からの解脱のお経。

日本の神道は、
多神教かつ自然崇拝を根源に持つため、 
 あらゆるものに神を見いだし、
 自然の力を畏怖しつつも、その恵みを感謝する。

縄文文化のように、必要以上に搾取することはせず、共存共栄やバランスを尊ぶ。
露骨に争うことはせず、周りに配慮しながら、受け流す。

アングロサクソンや中国は、
 取れるものは、徹底的に取ろうとするし、 
 何事も白黒付けなければならず、上下関係も明確にする。
奴隷貿易、植民地主義、厳格な階級社会につながる。
恨まれ、復讐されるため、敵は一族郎党皆殺しにすることが多い。


神社に行くと、自然の中に神を見い出し、崇めたのも分かるような気がします。

東京大空襲でも、ご神木が残ってよかった。
ちなみに、戦災樹木というそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2020/04/story/story_200403/
この大田区の新田神社に行ってみたいと思います。
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不毛の国会、不毛な議員。

2023年01月30日 | スキルアップ
国会が不毛なのは、
 質疑応答を官僚が用意し、お互いに国民向けのドラマを演じている
だけであるからです。
数名、劇団員が混じっていても分からないと思います。

国会議員の質が低いのも理由ですが、
 目的が議論というよりも、アピールタイム
になってしまっているためです。

大切なのは、
 報道で取り上げられるかどうか。

かつての蓮舫議員や、辻元議員といった立憲民主党の汚い言葉遣いや、侮辱的態度も、
もともとの本人の品のなさのみならず、
 国民受けを狙ったものである
ことは明らかです。

それにメディアが乗っかって、
 お茶の間に届け、みんなで盛り上がりたい
という
 バラエティ番組向けの国会
になっているわけです。

こういう国会の場合、
 陰謀論が受ける
のと同じように、
 悪役を設定した方が視聴率が取れる
ので、
 そっちに向かう。

そうなると、
 政策よりも政治家を対象とした方が受ける
ので、
 政治家ネタが増えてしまい、多くの国民にとって有益な話が出てこない。


本来、国会で行うべき重要なことは、
 予算の使い方
の検証です。

 無駄をなくす
といいながら、
 実際には無駄をなくすことなどしていない。

最も重要なのは、
 会計検査院の調査結果を念入りに吟味し、
 官僚をつるし上げ、
 無駄が出ないような監査を行う
ことです。

さらに、
 現在の世界情勢を踏まえ、
 今後の日本の成長を見据えた国家ビジョンを共有し、
 法律を作り、実現を図る
こと。

今の国会は、
 政党の戦い
で、
 閣僚のあら探しをする
ことに終始し、
 大臣を辞任に追い込めば、目的達成。
その後は、
 任命責任を追及し、解散総選挙に持って行きたい。

この目的で質問をするので、
 不毛なわけです。


さらに、
 国会がこういう体たらくなので、実際の政策は官僚が決める
ことになります。

官僚が決めると、
 基本は前例踏襲。
そのため、
 どんと成長するような革新的な行動は取れない。

さらに、
 自分たちの再就職先が重要なので、既得権益を増やし、税金が流れるようにしたい。
利用されるのが、独立行政法人など。

そのために、補助金が盛り込まれた予算を作るので、
 予算が減ることはない。

既得権益を増やすには、
 福祉主義という、国民がそんなのいらないとは言いにくいもの
を利用する。

消費者保護、男女平等、障害者福祉、リサイクル、温暖化対策、
貧困対策、少子化対策、高齢者福祉、保険の適正な勧誘、道路整備、○○促進、
農業振興、、、、、、、

言い出したら、きりが無い。

これが、行政国家現象。
 何でもかんでも、国民の生活にとって大切ですよ、行政が対応しますよ。
 ゆりかごから墓場まで安心です。
と説明し、
 規制、許認可など、自らの権益と仕事を増やし、
 その運営費として膨大な税金をふんだくる。

国民に必要なことは、
 そんなにお金がかかるのなら、この程度のサービスでいい
という選択ができるようにすること。

誰もが、旅行計画として、
 マリオットホテルに泊まって、スイートで最高級のワインを飲みたいわけではない。
予算内で、コスパのよい旅を送りたいという人も多いはず。

国会が不毛だと、
 行政国家現象はどんどん進んでいき、税負担が重くなる。

これが、
 きちんとした国会と有能な国会議員が必要な理由です。
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この本に日本が腐っていく理由が書かれている。

2023年01月28日 | スキルアップ


一番搾り、淡麗グリーンラベル、氷結などキリンのヒット商品を次々に生み出した
 敏腕マーケター前田仁氏のストーリー。

この中で、ブラジル投資などを行った社長に対し、
 反対して諫めていたことが原因で干された
という話がでてきます。

前田氏は現場や顧客を重視し、 
 社内政治には無関心。
ヒットを連発することから、
 信奉者が多い
ものの、
 妬みや自分の考えに自信を持っているため、敵も多い。

ヒットを生み出すコツは、
 常に現場を重視し、顧客の考えに敏感になること。

出世する人は、
 上司や権力者にすり寄るのが上手い人。

上司にかわいがられ、無難に派閥を見極め、失点しないのが上手い人がトップに立つと、
 ヒットは生まれず、
 ヒットが生まれないことの責任逃れは上手い
ので、
 会社がどんどん衰退していく。

現に、ブラジル投資は大失敗し、キリンが窮地に立たされることになった。
前田氏の判断の方が正しかったということ。


こういう社内政治が上手く、結果が出せない人が社長になるということが、
 大企業ではよく起こります。

現場や顧客に目が向いていないので、
 売れ行きがよい商品を開発できない。

こういう人の思考は、
 商品開発部の開発がうまくいかず、
 営業部がしっかり売らないから、
 売れ行きが悪いんだ
と他人を批判し、
 自分に責任があるとは考えない。

そのくせ、
商品開発部が考えたヒットしそうな案は、
 前例がない
 コストが高い
など、
 難癖を付けて潰す。

前田氏がヒットを連発できたのは、
 こういって潰しにかかってくる社内勢力を駆逐できた
ことに理由があるとのこと。

こういう異端児がヒットを生み出す。


この社内政治ばかりに目を向け、
 顧客を見ない
という衰退の構造は、
 官僚組織

 自民党などの政党
にも、通じると思います。

これが、
 日本が衰退している元凶
です。

キリンの衰退時とそっくりです。

リーダーシップがなく、国民の指示も人気もなかった岸田氏が首相に選出され、
 案の定、財務官僚と中国のいいなり。
韓国に対しても、再びホワイト国にしようとしている。
自衛隊の哨戒機事件はうやむやにして、
 徴用工の問題の解決のご褒美とする意味
です。

本来、顧客である国民の声は聞かず、
 増税や新たな負担を押しつける。

長男など身内重視。
広島サミットも地元票固め。

規制緩和や減税など、
 ビジネスをやりやすくする
 国民が暮らしやすくする
という方向には向かわない。

格差是正は、
 豊かな国民から取って、貧困世帯にばらまく
という
 頭を使わない方法ばかり。

成長分野に投資して、
 長期的に回収する
というアイデアもない。

投資したとしても、
 利権が絡む
ので、
 結局は、失敗に終わって、税金を無駄にする。

このあたりは、
 クールジャパン機構を検索する
とよく分かります。

こういった組織を立て直すには、
 現場や国民のことが分かっている実行力のある政治家
が必要ですが、
 自民党は、未だに森や二階といった重鎮が、票と金を通じて発言力を持っている
ので、不可能です。

長い時間をかけて、政党中心の選挙制度を作り、
 比例代表制など政党に所属していないと当選し難くし、
 政党交付金など政党には、大金が流れるようにした。

そして、その票と金を
 重鎮が握れるようにして派閥に影響力を有している。

当然、国会議員は、自らの恩恵を手放すことはないので、
 比例代表制や政党交付金を廃止する法律
を作ることはない。

国会議員の数を減らすことも、
歳費を削ることも、経費を明確にすることすらしない。

詐欺グループ並の緻密な計画がここにあります。
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知の悪用と倫理観。

2023年01月24日 | スキルアップ
今回の強盗事件は知の悪用の例です。

コントロール第2テーゼと第3テーゼの活用。
 時間をかけたり、
 他の物、他の者の力を借りることにより、
コントロールできないこともコントロールできるようになる。


時間をかけて、情報収集をする。

他の物(スマホ、アプリ、サイト)
他の者(お金に困っている人、規範意識が低い人、暴力的な人)を利用して、
 自分一人ではできないことを行う。

こういった知は、
 真理である
ため、
 科学と同様、よい方向にも、悪い方向にも利用できる
ということです。

こういった真理を利用すれば、
 目的達成という絶大な効果が期待できる。
そのため、
 お金を稼ぐ
という目的の達成にも効果がある。

達成のための手段が善であれば、社会をよくし、悪であれば、社会を恐怖に陥れる。

善の例として、強盗ではなく、
 社会貢献のイベントでも、同じ手法が使える。

マニュアルを手に入れる。
情報収集を行う。
必要なツールを調べる。
SNSを通じて、実行に最適な人をリクルートする。
マニュアルを使ってトレーニングする。
タイムスケジュールや危機管理マニュアルを渡し、
問題が生じたときは、それに従って対応できるようにする。
成果をみんなで分かち合う。

ビジネスも同じです。
ビジネスモデルを考える。
マニュアルを手に入れる(作り上げる)。
必要なツールを調べる。
実行に最適な人をリクルートする。
マニュアルを使ってトレーニングする。
サービスマニュアルや危機管理マニュアルを渡し、
問題が生じたときは、それに従って対応できるようにする。
成果をみんなで分かち合う(ボーナス)。

さらに、
支店を出す。
支店用のビジネスモデルを考える。
支店にも、既存のやりかたを徹底させる。

今回の強盗事件のようなマニュアルは架空請求事件と同様、
 闇サイトで販売される
ようになると思います。

これが、ビジネスでいうと、支店を出して、マーケットを拡大するフェーズ。
今後、強盗が増えていく可能性が高いのも、こういった理由からです。

そのため、
 闇サイト、SNSを通じたタタキ(実行犯)の募集、
 携帯の販売
 レンタカーを他人に貸すこと(転貸)や身分証明書の貸与の厳罰化
 おとり捜査の要件の緩和
といった法規制で対応しなければ、
 SNS時代の分業型の犯罪を抑止することは困難です。


こういったスキームを作り上げる能力を
 ビジネスなど他の人の役に立つように構成し、正当な手段でお金を稼ぐ方向で活用すれば、
 よりよい社会になる
と思います。

 他の人を殴りつけてお金を奪う
のではなく、
 他の人に喜んでもらってお金をもらう
という手段の部分が違うだけだからです。

知の力は、科学同様、
 使い方次第で、よくも悪くも利用できる。

ダイナマイトが
 戦争で人を大量に殺すのに使われ、多くの人を苦しめている一方で
 トンネル工事など社会インフラの整備に使われ、多くの人の生活を助けているように。

医師や弁護士の一年生が
 ヒポクラテスの誓い

 弁護士倫理
を教えられるのも、
 知の力によって、人を救うことも、人を苦しめることもできる
からです。

医師が倫理を失えば、
 人をさらってきて(そのことを認識しつつ)、臓器移植を行うこと
で大金を手に入れるようになる。

弁護士が倫理を失えば、
強盗のスキームの立案に加担し、大金を手に入れるようになる。
 ロジカルシンキングを利用したタイムスケジュール
 捜査の穴や弁護活動のしやすさ
などをもとに、
 質の高いマニュアルができる。
マネーロンダリング、個人情報の入手なども容易にできるようになる。

そのため、専門知識のスキルアップをするのと同時に、
 倫理観や道義的責任など人格のスキルアップも必要となる
わけです。

結局、医師、弁護士、政治家、官僚、学校の教師、自衛官に不祥事を起こす人が増え、
 職業に対する尊敬が失われる
に従い、国民全体の倫理観や道義的責任も減退し、
 徐々に犯罪に対する規範意識が薄れていく
ことになるのだと思います。
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狛江市強盗殺人事件から考える危機感を持つことの重要性。

2023年01月22日 | スキルアップ
産経新聞 1/22(日) 17:18配信より引用
「資産家名簿」で襲撃対象特定か 特殊詐欺と似た手口 狛江強盗殺人事件

東京都狛江市の住宅で大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件を巡っては、
手口などから関東で相次ぐ強盗事件との関連性が指摘され、大がかりな犯行グループの存在が浮かぶ。
別の強盗事件で逮捕された男らの交流サイト(SNS)には「狛江」と地名を指すやり取りなどもあった。
何らかの方法で入手した名簿などを基に資産家らを特定して襲撃対象を絞っている可能性がある。

電話番号や住所が載っている名簿は、闇サイトなどから、犯罪グループに流出している実態がある。

名簿が犯行に用いられることが顕著なのが高齢者を狙った特殊詐欺だ。
過去には、特殊詐欺グループの指示役の関係先から名簿が押収されたこともある。
警視庁が昨年11月に特殊詐欺の受け子として摘発した消防士の男が、
消防署に保管されていた単身世帯の高齢者がリスト化された名簿をコピーし、持ち出していたことも発覚している。

また、詐欺グループの指示役が末端の受け子を募集する際にSNS上で「闇バイト」を募るケースが目立ち、
面識のない者同士で実行グループを結成する実態もある。

関東で相次ぐ強盗事件の一部に関わったとして、警視庁が逮捕した男の1人は「SNSの闇サイトに応募した」と供述。
昨年12月の東京・中野で起きた7人が関わったとみられる強盗傷害事件で逮捕された男の1人も
「面識がなく強盗目的で集まった」と話している。

特殊詐欺グループで用いる手口が強盗事件にも悪用されている可能性がある。
************

今後、この手の犯罪が増えてくるので、注意が必要です。

特殊詐欺と同じように
 マニュアルを作成する人、
 SNSを通じて、実行犯を捜す人、
 情報を入手する人、
 携帯電話や盗難車などを用意する人、
 下見をする人、
 実行犯に情報を渡し、トレーニングをする人、
 実行犯から現金の山分け分を回収し、分配する人。

おそらくもっと、巧妙に分業化されており、
 誰かが捕まっても自分には捜査の手が回らないようになっている
と思います。
マニュアルでは、
 逮捕された場合の対処法も書かれている
と思います。

他のメンバーは知らない(実際に情報を持っていない)
コインロッカーで道具を受け取ったので分からない
メモで指示されたとおりにやっただけ。
当番弁護士を呼んで下さい。


マニュアル作成者は、
 小説の創作活動
といってマニュアルを販売していれば、
 教唆犯や共同正犯での立件が難しくなる。

携帯電話の販売も、
 何に使われるのかは知りませんでした
となれば、
 強盗での幇助や共同正犯での立件は難しい。

こういうジグゾーパズルのように、
 ピースごとは小さくても、完成すると大きな絵になる
ような共犯関係の犯罪を刑法は想定していない。

 みんなで合議して、みんなで犯罪を行う
というのが、
 一般的な時代に制定されている
からです。
そのため、共同正犯、教唆、幇助が原則で、
 共謀共同正犯も後に認められた共犯体系。
今後は、さらに
 共謀とは言えないSNSなどを通じた分業による共犯をどう処罰するか
が問題となるわけです。


SNSなどで、
 それぞれが微罪に終わるように、構成され、分解された犯罪については、
 逮捕も、立件も、裁判で重罪で処分することも難しい。

おそらく、特殊詐欺の売上げが減ってきたため、
 より直接的な強盗へ切り替えた
のだと思います。

大切なことは、
 特殊詐欺同様、こういった犯罪が増えてくるであろうことを予測し、対策を立てる
ということです。

騙されないようにするには、銀行員などに相談すればすんだ。
振込や現金手渡しという作業が必要となるからです。

強盗にはいられないようにするには、
 家やオフィスにお金を置かない。
こういった情報も売られるため。

 監視カメラ、警報器、セコムなどの警備会社との契約、発煙筒、催涙スプレーなどの携帯。

 何かが起こっている
と周りに知らせることができれば、助かる確率が増えます。

犯人は、捕まりたくないため、捕まる確率が増えれば、逃げようとするからです。

相手は、強盗をビジネスにしているような連中です。
捕まる確率と大金を得る確率を天秤にかけて、 
 十分にペイすると考えて実行している。

 防犯カメラは、顔を隠すことで乗り越えられる
と考えている。

ただ、警報器やセコムは時間との勝負になるため、
 危害を加えられる前に、現金や貴金属を渡す
方がよい場合もあります。

海外で強盗に遭ったら、
 財布を2つ持っておき、一つを渡した方がよいと教わります。

日本もそういう社会になりつつあるということです。
 危機感を持つこと。
 情報を隠すこと。
 大金や貴金属を家に置かないこと。
 常に強盗や詐欺師に狙われていると考えること。

残念ですが、危機感を持って現実主義者になることが大切です。
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友情の効用

2023年01月18日 | スキルアップ
「格差は心を壊す」のメモ

・人間関係が良好でない人ほど傷の治りが遅い。

・病気の原因は、バランスを欠いた食事。

・友情や人間関係が健康の維持に重要。

・人口が密集する現代の都市社会では友人付き合いや良好な人間関係が不足している。
・人々は寄り添っているように見えるが、実は孤立した生活を送っている。

・健康における友情の効用は、ストレスを軽減し、心の安らぎを与えてくれること。
 それによって、人間は、孤独に陥ることも少なくなる。

・社会不安を強く感じる人ほど、他人との接触を負担に感じることが多い。

・ストレスが長く続けば、健康への弊害も大きくなる。

*****

要は、
 良好な人間関係は、ストレスの軽減効果があり、
 健康の維持に不可欠。
 都市の生活は、人は多くても、孤独を生み、ストレスを高めることになる。
ということ。

地方から、東京の大学に進学した場合、
 人がめちゃめちゃいるのに、なんとなく孤独感を感じる
のは、
 都市は他人に干渉しないことを重視する
ためです。
マンションなどでは、
 隣の人すら、どんな人か分からない。

地方だと隣の家の家族構成や職業、犬の名前も知っていたりするため、 
 そのギャップに戸惑う
ことになるわけです。

大学では、
 授業やサークルを通して、友達を作り、孤独を埋めながら、
 将来の不安を分かち合い、成長することができる。

ただ、
 コロナ禍で、リモートによる授業が増えると、
 友情の効用が得られにくくなる。

何気ない会話や、ただいっしょにランチをすることだけでも、
 ストレス軽減や心の平穏に役に立っている
からです。

いかに、
 緊急事態宣言や外食の自粛が、多くの人を不幸にしてきたか
ということが今だからこそ、わかると思います。

ただ、
 悪影響の検証はなされていない。

感染症学会や一部の医師(専門家)の発言権が異常に高まったものの、
 判断が適切だったかどうかは国民が知ることはない。
クリニックが、億単位の大幅な黒字(コロナ特需)を計上していることは最近報道されました。

官僚、政府、与党議員のみならず、批判し続けたメディア、野党議員にとっても都合が悪いことだからです。


こんな状況下で、平穏に生きるには、
 感染対策をしながら、人との良好な関係を築く
必要があります。

友人、家族、会社の同僚、近所の人、自分に関係する様々な人。
良好な関係が築ければ、
 ストレスの軽減に役に立つ。

会社内の
 手伝っていただいて、ありがとうございました。
というちょっとした一言でも、
 言われた方は、うれしいし、
 言った方も、孤立の解消となり、ストレス軽減と心の安定につながることになる。


それに対し、
 憎しみ合えば、親子間でも殺人に至る。

 家族がいればいい
というものでもなく、
 周りと(血がつながっていなくとも)、良好な関係を築くことで幸せになれる
というわけです。

特に、都市部ほど、孤独感が増すので、意識的に心がける必要があります。

人がすぐやめる職場は、
 激しい労働環境
のみならず、
 人と人との関係が最悪なケースが多い。

激しい労働環境でも、連帯感が生まれれば、成長するのに対し、 
 みんながストレスでピリピリしていると、孤独が強化され、批判と叱責により、ストレスが激増する
からです。

これは、国も同じで、
 いやな国民(性格が悪い人)ばかりの国は、うつ病、精神疾患、自殺率が増える
ことになります。

貧しくても助け合っている国民が多い国は、
 ブータンのように、幸福度が上がっていく。

日本は、おとなしい人が多く、
 あまり他人を面前で批判したり、ヒステリックにわめき散らしたり、他人に横柄な態度をする国民性ではない
と思います。

そういう人が多ければ、
 生活がしやすく、平穏に国になる
と思います。
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「格差は心を壊す」から学ぶ

2023年01月16日 | スキルアップ


所得格差が大きな社会は、
 健康を害しがち
 平均寿命が短くなる
 幼児死亡率、精神疾患、違法な薬物使用、肥満率が高くなる。
不平等は、暴力犯罪が増え、刑務所の収看率が高くなる。

住民の間の不信感が高まり、地域の連帯が弱まる。
子供の将来性が損なわれる。
 子供の幸福、健康、学力低下
 未成年出産が増える。

社会階層間の移動が停滞する。

******
データでは、
 アメリカ、ポルトガル、イギリスが所得不平等が大きな国家
 日本、フィンランド、スレーデンが小さな国家
となっています。

日本はメディアが格差社会と煽っていますが、データから見ると、
 世界では所得格差が少ない社会
ということです。

給与が全体的に上がらないことを捉えて、
 みんなで貧しくなっている
という捉え方もありますが、、、


この本のテーマは、格差がもたらす弊害なので、
 ブータンのように、みんなが貧しくなっていっても、格差が少なくなれば、
 結果オーライ
なのかもしれないです。


不平等、社会階層間の格差が、
 貧しい人のみならず、一般の人であっても、悪影響を及ぼす
ことを証明しています。

 なんで、高級官僚だけ、あんなに退職金をもらっているんだ
という不満が、
 自らの健康障害、社会問題の発生率に影響を及ぼす。

 確かに、そうかもな
と感じるデータだと思います。

自らの生活が苦しいことよりも、
 自らの生活がまずますでも、楽して儲けている高級官僚、既得権益議員が許せない
という思い(怒りの感情)の方が、悪影響を及ぼす。

格差が広がると、ストレスが大きくなる。
ストレスは、健康上の被害をもたらす。

そのため、
 いかに、不平等をなくしていくのか
が人類のテーマとなるというのが、
 この本のコンセプト
です。


ただ、
 平等概念は、比較対象があること
から生まれます。
そして、
 情報が入ってくることで、比較が可能となる。

かつては、
 よそは、よそ。うちは、うち。
という鉄壁の理論で、
 親が、子供の不平をかわしていました。

他人の家庭の事情は、それほど詳しく分からないので、
 子供は、言ってもしょうがない
と我慢せざるを得なかった。
また、
 多くがそんなに豊かではないので、少数派にならずにすんでいた
という面があり、安心感にもつながっていた。

ところが、今は、SNSの時代。

みんなスマホを持っていたり、ケームを持っていれば、
 自分だけ持っていない
と不安になる。

さらに、SNSで、
 どこに行った
 何を買った
 何を食べた
という情報が垂れ流された結果、
 自分の生活との差が嫌でも露呈することになり、それが心を苦しめる。

高校の仲のよかった友達は、
 どこの大学に行き、キャンパスライフをエンジョイし、
 はやりのバッグを親からプレゼントしてもらい、
 仲のよい友達のグループで、高級車に乗って出かけている。

自分は、専門学校に通いながら、バイト生活。

なんとなく、
 ステータス、将来性などに、差があると感じ、日々不安になる。

*****
アドラーの教え
 人は劣等感の動物

劣等感が強まれば強まるほど、相手を打ち負かしたい衝動が強まり
感情的な起伏も激しくなっていく。
*****

*****
先進国の多くでは、自信喪失や不安感が蔓延し
臨界点を超えてしまった結果、人々の幸福感や生活の満足感に重大な支障が生じている。
*****

書き込みなどで、
 なんで、この人こんなにぶち切れているんだろう
という理由の説明になると思います。


さらに、マスメディアは、
 今年のボーナス
 給与水準
 豪邸訪問
 成功者のライフスタイル
など、
 お金に関するテーマが大好き
です。

冬のボーナスの平均はいくら、、とか、
何歳の平均年齢は、いくら、、など。

 自分は平均と比較すると、こんなにも低いのか、、、
と思うと、
 なんとなく、嫌な気分になるはず。

これも、ある意味、
 「格差は心を壊す」
ということ。

他人の給与も、賞与も、ぶっちゃけ、どーでもよい話で(そもそも他人の生活など関係ない)、
 自分の生活が上手く回るように、計画を立てて、その中で楽しめるようにする
方が、
 建設的で有効な人生の使い方
です。

「限りある時間の使い方」の中で、
 自分の価値観に従い、自分が大切なことに時間を使い、
 どーでもよいことに時間を使わないようにする
ことが重要であるということを学んだのなら、
 人と比べて不安になっている時間が、時間の無駄であることがよく分かる
と思います。


ポイントは、
 SNSもメディアも見ない方がよい
ということ。

 時間の無駄、心の消費、扇動や炎上で部数やアクセスを稼ぐのに利用される、マーケティングで無駄な物を買わせる、、、
いいことなど何もない。

その代わりに、
 自分の役に立ちそうな本を読む
 信頼できる人と話をする
 好きな人や友達と一緒に過ごす
 気分が晴れる場所に行ってみる。

格差は心を壊すのであれば、
 格差を感じなくする生活をすればよい。

田舎暮らしの人が幸せそうなのに関連しています。
高級車より軽トラの方が狭い道は通りやすい。
ほぼ自給自足でお金もたいして使わない。


もし、貧困で困っているのであれば、
 それは、格差が問題なのではなく、
 お金を稼ぐ方法や運用の方法が間違っているのではないか
と考え、対策を立てた方が、
 建設的な時間の使い方になる
と思います。

 転職を考える、必要なら補助金を利用してスキルアップをしてみる、副業を考える、
 そのためのボトルネックがあるなら、解決法を考える。
 幼い子供いるなら、実家や友人に子供を預けられないか考える。

心情的にあまり頼みたくはないとしても、
 周りの協力をうまく得た方が、楽をすることができる
のであれば、
 上手く立ち回るのも戦略的な方法だと思います。 

誰かの助けを借りることは、決して恥ずかしいことや、迷惑に思われることではなく、
 むしろ、喜んでもらえることもあります。


コントロールの第三テーゼ。
自分でコントロールできないことも、
 他のモノ(者・物)の助けを借りることで
 コントロールできるようになることもある。
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すべてをすることはできない。

2023年01月15日 | スキルアップ
「限りある時間の使い方」の続き。

完璧主義者は身動きができない。
すべてをすることはできないことを受け入れる。
何に集中し、何を放置するのか(先延ばしにするのか)を賢明に判断する。

この本の核となる考え方。

ただ、賢明な判断というのが、難しい。

ある人にとっては、正しいことが、
 別の人にとっては、誤りである
ということもあるからです。

つまり、
 個性、アイデンティティに関わる部分。

自分の時間が大切で、
 1人でいることに幸せを感じるなら、
 無理して結婚したり、子供を作ったりする
ことは、
 その人にとっては、望ましくない
ということになります。

結婚すれば、1人でいる時間は少なくなり、
 煩わしいことも増える。
子供ができれば、子供の人生に責任が生まれ、
 やりたいことを諦める必要がある。

ただ、
 結婚すれば、1人では体験できない幸せなことがあり、
 子供が生まれれば、子供の成長を見守る喜びがあり、
そのことが重要であるという人も多い。

それは、人それぞれで、価値観の問題であり、
 結婚をすることや子供を持つことが普通だ
という昔の価値観は、
 今では、必ずしも当てはまらない
と認知されつつある。


小池都知事の少子化対策は、
 子供を作れば金をやる
という発想で、
 お金を使って、お国のために出産を誘導する
ものです。
そのため、
 血統書付きの犬を増やすためのブリーダー
のように感じる人もいるはず。

こういう政策は
 子供を持たない自由もある
ということについて、あまり配慮がなされていない。

子供を持たない人から税金を取って、
 子供を育てている人に配分する
ということが、
 価値観の押しつけにつながるおそれがある
というわけです。

 少子化で日本の経済が大変なことになる
というのであれば、
そのほかの解決策として、
 海外からの優秀な人事の受け入れ
 結婚などよる帰化要件の緩和
などの方法も議論する必要があります。

日本人の血統が、、、、
 基本的に、帰化をすると日本人になるので、
 日本人はいなくならない。

純血の日本人だと思っている自分も、
 先祖をたどれば、外国人の血が入っている可能性もある
ので、
 血統やDNAにこだわる必要はない。

むしろ、
 日本的な文化が無くならないようにする教育や活動を重視した方がよい
わけです。


 産めよ、増やせよ
という国策は、
 価値観の多様性を重視する
令和の時代にはそぐわない。

 同性愛者は生産性がない
という発言も、
 子供を産めない
という発想が根底にあり、
同様の理論では、
 高齢者の結婚も生産性がない
という酷い話になるわけです。

 子供が産めるかどうか
と基準に
 好きな人と結婚したいという思いに優越をつける
ことは、
 価値観の多様性
という観点からすると、誤っているわけです。

だれがどう言おうが、
 自分の価値観を大切に生きる。
それが、
 自分の人生を生きるということ。

他の人が
 惨めな人生だと思われても
自分が選択して、
 幸せだったな
と思えれば、
 それは幸せな人生
というわけです。

他の人の評価など、
 どうでもよい。

そこは、自分勝手になってもよい。
それが、自分の人生。

そうであれば、
 人生で何に集中するかどうか
は、価値観の多様性に基づき、
 自分が大切だと思うかどうか
で決めればよいと思います。

自分が好きでもないのに、
 会社の上司に誘われるので、ゴルフをやらないといけない。
 取引先獲得のために、ゴルフをやらないといけない。

ゴルフの練習のために、たくさんの時間を割く。
楽しくもないコンペに呼ばれたら、早朝から参加する。

こうしているうちに、人生が終わってしまう。

ゴルフが好きかどうかは、価値観の問題。

好きでないなら、無理にやる必要はなく、
 それを強要する上司や取引先とは付き合わなくてもよい。

それで上手くいかないなら、
 上司の変更(配置転換、転職)、別の取引先の変更(新たな取引先の開拓)で対応。

価値観は人それぞれなので、
 自分の価値観を人に押しつけることは間違っている
わけです。

こういう選択こそが、限りある時間の使い方であると思います。
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「限りある時間の使い方」から学ぶ。

2023年01月09日 | スキルアップ
最近読んでいる本


ダニエルピンクが、
「効率崇拝を見直し、つねに忙しくあれという教義を拒否し、
本当に重要なことで人生を再構築するよう促してくれる}
とコメントを書いていたので読んでみた。

人生は短いのだから、
 効率性を重視するよりも、
 やるべきかどうかを、しっかりと考えるべきだ。

これが核。

スケジュール管理の方法として、
 小さな石、砂、大きな石を容器に入れる
のに、
 大きな石、小さな石、砂の順で入れれば、全て入れられる
ということを引き合いに出して、
 タスク管理のコツを伝えている
ことに対し、
 この課題では、大きな石が全て容器に入るようにできている
が、
 現実は、大きな石だけで容器に入りきらなくなってしまう。
結局、何を入れるかを選ばないといけない。


確かに、、、
そのため、
 何をすべきかを選んで、タスク管理もしていく
ということに、答えがありそうです。

ただ、
 この何をすべきか
ということは、
 結構難しい。

後半に出てくる
 個人主義的な自由では豊かになれない
というテーマとも関連してくる。

家族で食事をするためには、
 食事の時間にみんなが帰っている
という自由の束縛が必要となるものの、
 一緒に過ごすという何気ない時間は、豊かさを生む。

個人主義とか、個人の自由(いつ食事をするのかは自由)とかが、
 時間をコントロールする上では、不可欠な要素となる
わけですが、
 そこから生み出された効率重視の生活は、孤独や孤立を生み、
 効率がよくても、豊かさや幸せにはつながらないんじゃないの?
ということ。

仕事やお金儲けを重視しすぎると、
 家族と過ごす時間が減ってしまう。
お金は稼げても、子供が寂しい思いをしたり、配偶者が鬱になってしまったりと、
 成功して不幸になる人々
との関連するテーマ。




結局、人生は結果ではなく、過程であるということ。
そして、その時間は、考えているより短いし、いつ終わるかも分からない。

 だから大事にしよう
といって、  
 旅行に行ったり、やりたいことをやっても、
次から次への行きたい場所や、やりたいことが見つかるのであれば、
 「限りある時間」をうまく使っていることにはならない。
まだ、あそこにいっていない、もっと効率よく回れないだろうか、

これも、この本のテーマのひとつ。

やりたいことを全部やる時間はない。
限られた時間の使い方も、自分ではコントロールできない(タスク管理のこと)。

でも、その現実を直視したくないから、
 ライフワークバランスや、タイムマネジメントに走ってしまう。

結論は、
 自分の時間は短いこと。
 やりたいことを全部やる時間はないこと。
を受け入れる。

その上で、周りの人と一緒に、豊かな時間を過ごすことが、
 限りある時間の豊かな使い方。

筆者がこの本で一番言いたかったことは、
 効率重視で、個人主義に走るよりも、
 非効率なことや、他者と過ごす時間(自分ではコントロールできない)などを大切にし、
 もっと自分にとって大切なことに時間を使う方がよい
ということだと思います。
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