知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

入口戦略

2010年12月29日 | スキルアップ
注:草案

 必要なものを考えて収集する。

大前提として、
 結果につながらないことはしない。

これは、時間とお金とエネルギーの無駄です。

例えば、
 自分の人生を幸せにしよう
という結果を達成するために、
 役立つ情報を収集するぞ
と決意し、
その手段として
 国家の在り方を学ぶことが大切だ
と考え、 
 国会中継を一所懸命聞く。

これは、はっきりいって、時間の無駄です。
ここでの情報は、役に立ちません。

新聞報道も同じですが、
 議員の思いつき、軽い発言、今後こうしたいという程度の段階での情報
は、
 国政レベルでは実現できない
ことが多いので、
 収集すべき段階には達していない
といえます。

前にも書きましたが
TPPは、今後50年スパンで考えた場合、不可欠だと思いますが、
 実現の道筋が経っておらず、当分、実現は無理だ
と思います。

これを、韓国はうまくやり遂げました。
大統領が経済界の出身で、
 ビジネスマインドが高い
ため、その重要性を認識してたからだと思います。

日本の場合は、
 そういった今後の日本の在り方
よりも、
 小沢氏の問題(根本には、与野党を含めた権力争い。与党間の権力争いプラス与党対野党の権力争い)
の方が重要なわけです。

メディアの関心もそっちの方が高い。視聴率が取れるからです。


 テレビを見ていると頭が悪くなる
といわれているのは、
 目的達成に役立つ情報が得られにくい
からです。

大事なのは、
 幸せに生きるために有益な情報を収集する
ということ。

テレビは、
 視聴率がとれること
が目的なので、
 その情報を得たからと言って役立つ
とは限りません。

 役立つ情報を自分で厳選する
必要があります。

ただ、カンブリア宮殿などの
 テレビ東京系のビジネス番組
は、いろいろ参考になると思います。


入口戦略は、
 情報の種類と質
が重要だと思います。

ゴミみたいな情報を入れると、
 必要な情報が埋もれてしまう
からです。

これを実感してみたい人は、
 情報商材系のHPにメアドを登録してみる
とよいと思います。

一気に無駄なメールで埋もれるはずです。

入口を絞る重要性は、
 ゴミから大事なものを守る
ためです。

量より質が大切です。

無駄なものに時間とお金とエネルギーを注ぎ込まない。
そのためには、
 無駄なものは排除する(迷惑メールフィルター)。
 必要なものを厳選する。

入口戦略で一番大切なことです。

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読み・書き・そろばん

2010年12月28日 | スキルアップ
読みは、読書。リサーチ。     インプット
書きは、まとめ。         アウトプット
計算は、実行するための予算組。  経路(筋道・・・論理的思考、資源配分、分析)

この体型は、かなり使えるとよいと思います。
小難しいフレームワークを覚えるより、シンプルで使いやすいと思います。

物事を分析したり、学ぶときに、ちょっと意識すると、思考を整理できます。

 入口→経路→出口
をイメージする。

これは、僕が資格試験を勉強していた際に、磨いていったスキルです。
一般に試験では、
 読書(インプット)
 答案(アウトプット)
が重視されます。

多くの勉強は、この入口・出口を意識します。

しかし、その間が実は重要です。
 計算(分析、資源配分、バランス配分)
です。

インプットした情報を、答案にする際に、計算がどう役立つか?
 
それが、
 出題の意図
だったり、
 点数配分
だったり、
 答案のバランス
です。

論文式の問題は、模範答案が必ずあります。
試験委員の先生の間で点数にばらつきが出ないようにするためには、
 ある程度、客観的に採点できるように
 ポイントを設ける必要がある
わけです。

体操やフィギュアスケートなどと同じです。
 技の難易度、盛り込む演技の数、技術点・・
チェックポイントごとに採点をしていく。

論文式の試験は、
 その模範解答を予測して、それに近づけていけば得点が高くなる
わけです。

僕は暗記力がずば抜けているわけでも、IQが特別高いわけもないので、
 努力してスキルを磨いていく
必要がありました。

ただ、むやみに努力しても、費用対効果が悪く目的を達成できそうにないので、
 武器となる思考を磨く(レバレッジをかける)
必要があったわけです。

分析能力でした。

分析能力を中心に、
 情報を収集する能力(検索能力)
 分析能力
 まとめる能力
といった基本的な能力を身につけることにしたわけです。

発想は、
 入口(収集)→経路(分析)→出口(表現)
です。

実は、学問はすべてこの流れをたどります。

 文献調査
 思考
 論文作成

この3つの段階をうまく行うことが、
 学者として結果を残すポイント
です。
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スキルアップ戦略を練ろう。

2010年12月27日 | スキルアップ
注:草案

スキルアップ戦略を練るためには、
 どうしたらよいか。

必要なスキルを紙に書き出した後で、
 習得する手段
を検討することになります。

スキルアップ主婦のケースは、前回述べたとおり。

スキルアップ主婦は、
 離婚などのリスクが減る
ことになります。

理由は、家庭円満のためのスキルアップも果たせるからです。

不満の種を取り除くスキルは、
 コミュニケーションスキル
です。
それが、磨ける。

これをいうと、
 夫はおもしろくないだろう。
 言い方をソフトにして、言いたい内容を伝えよう。

コミュニケーション能力が高い人は、
 こういう気配り
ができるようになります。

それのよって、危機的状況を回避できる確率が高くなります。

相手が一方的に悪くて、万が一離婚することになっても、
 スキルアップ主婦は、そこで磨いたスキルを使って、仕事を始めることができる
はずです。

家事はスキルアップの機会にすぎず、
 そこで磨かれたスキルは、汎用性を有する(いろいろなところで使える)
からです。

そのため、人生に誠実な人は、
 自分の力で何とか生きていくことができる
わけです。


では、具体的にどうやったらよいのか。
ここで、覚えておくとよいのは、
 読み・書き・そろばん
です。

儒学の基本でもありますが、
 すべての学問の基本
です。

今の日本は、それがないがしろにされているので、
 疲弊していっている
と思います。

元凶は、テレビなどのメディアですが、
そこを語りだすと以上に長くなるので、省略します。
(読み書きそろばんをトレーニングする場が減っていっている。)


読みは、読書。
書きは、文章をつくる。思考をまとめる。
そろばんは、計算、経理能力。

今風にいえば、
 本を読む。
 ノートやブログにまとめる。(このブログも最初は思考をまとめるために始めたものです。)
 プラスマイナスを検討し、生活に生かす。

そろばんは、計算と狭く考えるよりも、
 プライマリーバランス(収支)、費用対効果
といった計算能力というように、拡大して考えると、使いやすい。

この思考方法を持っておくと、
 いろいろなところで使えます。

何かプロジェクトをするときも、
 読み    読書     インプット    資料集め
 書き    まとめ    アウトプット   企画書づくり
 そろばん  計算     経路(思考)   予算(費用)
で、まとめていくわけです。

ダイエットも同じ。
 読み   読書      インプット    資料集め、本
 書き   まとめ     アウトプット   ダイエットノート 計画書(料理本、サプリ、運動)
 そろばん 計算      予算       本代、サプリ代、ジム代


これらが、効率よくできるということが、
 スキルアップ
であるわけです。

つまり、読書にしても、
 できるだけ、時間やお金やエネルギー(手間)をかけずに、最大の効果が挙げられるようにする。

まとめにしても、
 できるだけ、効率よく、分かりやすくまとめられるようにする。

予算についても、
 できるだけ、費用対効果を高められるようにする。


知的成長戦略を練っていくのも、
 こうした行動の費用対効果を高めるのに役立つ
からです。


例えば、読書も読書法をマスターしていると、うまくできるし、
まとめる作業も、素早く思考をまとめて書くためのトレーニングを積んでいれば、
早くまとめることができる。

このブログも素早くまとめ、素早く書くためのトレーニングとして使っているので、
5分から10分で書くようにしています。
誤字が多いのもそのためです。
 目的が正確に書く
ということではないので、それでよいわけです。
教材を作成する際には、校正作業を入れるので、それで十分なわけです。


残念ながら、
 読み書きそろばんは、すぐには習得できません。

そのため、毎日コツコツトレーニングしていく必要があります。
ブログは、「書き」の最適なトレーニングの場になるので、
 公開するかどうかは別にして、思考をまとめていく
とよいと思います。
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必要とされる能力を書き出す。

2010年12月26日 | スキルアップ
注:このカテゴリーは、草案です。


スキルアップは、
 自分の能力を高める
ためのものです。

最近は、
 社会不安のため、資格ブーム
ですが、
 資格取得はスキルアップの一つ
にすぎません。

大学の講義も、スキルアップの一つですし、
就職して仕事を覚えるのもスキルアップの一つ。
結婚して専業主婦として家事を覚えるのもスキルアップの一つです。

つまり、
 人は生きていく上で、常にスキルアップの機会
が与えられているということです。

ところが、
 人によって、スキルアップできる人とできない人
に分かれてきます。

それは、なぜか?

それは、
 生きるということに誠実であるかどうかの差
だと思います。

より高い質を目指すかどうか。

主婦で説明します。
 質の高い家事をして、夫や子供の喜ぶ顔が見たい
と思う人は、
 生きるということに誠実である人
です。

例えば、掃除。
いかに効率よく、きれいに仕上げるか。
それを日々研究し、実践する。
 重層を用いるとよい。
 窓は新聞紙。
 タイムスケジュールを作って掃除をするとよい。
本屋に行けば、このあたりの解説書はいっぱいあると思います。

それを読んで勉強し実践できるかどうか。
めんどくさいし、努力が必要です。
本代もかかるし、読む時間もかかる。

しかし、
 効率よく掃除ができて、きれいになれば、スキルアップが達成された
ことになります。

料理もそう。
料理本を読んだり、料理のスクールに通ったり。
材料にこだわって、家庭菜園を始めたり。
土にこだわったり、無農薬でも育てられる方法を学んだり。

こだわりをもって、学んでいくうちに、スキルアップが達成されるわけです。

子育てもそう。
児童教育学の本を読めば、子育てを学問の知識を使って実践できるわけです。
教育心理学も役立ちます。
論語もいいかもしれません。

家計もそう。
どうすれば、支出を減らし収入を増やせるか。
マネジメントの知識が使えます。

つまり、
 学問を実生活に応用する
わけです。

なぜ、ここまでするのか?
 それが、生きることに誠実だからです。

誰かに喜んでもらいたい。評価されたい。
自分はできる人だから頑張りたい。

こういう気持ちが、
 努力へのモチベーションになります。


話がそれて長くなるので、軽くしか書きませんが、
 今の日本はこういう努力をないがしろにする政策
を推し進めているといえます。
 がんばった人ほど、重税で苦しむ。

 がんばって手料理を作る人の犠牲の上で(税がかかる)、
 レトルト食品で済ます人にお金を与えるようなもの。




スキルアップの方法は、無数にあります。
スキルアップを目指す分野も無数にあります。

人に嫌われる性格であれば、
 どう直せばよいのか
について、
 人に好かれる人を研究して学ぶ。

整理整頓ができないのであれば、
 整理整頓の方法を学ぶ。

すべて、スキルアップです。
前者は、コミュニケーションスキルのアップ。
後者は、マネジメントスキルのアップ。


そこで、
 まず、自分が必要とするスキルを書き出す
とよいと思います。

そして、
 そのスキルをアップさせるにはどうしたらよいか
について、考えてみます。

手っ取り早いのが、
 本を読む。
 スクールに通う。


なぜ、読書をする人の方が、収入が多いか?

 読書自体がスキルアップにつながっている
からだというのが、僕の考えです。
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どんな国家をめざすべきか1

2010年12月26日 | 国家論
税制でも分かったことですが、
 衆愚政治
が進んでいます。

 戦略なき国家
です。

中国の方が政策立案能力やビジョンを描く能力が高い。

さらに、ばらまきを期待する国民により、
 参院選で惨敗し、ねじれが生じ、
 その結果、さらなるばらまき体制
へと移行することになりました。

消費税増税は、怖くてどの政党も口に出せないはずです。

また、連立政権を組む際には、
 相手の要望を通す
必要があり、
 相手は、予算(利権)を求める
ので、
 予算の大幅な改革はできない
ということです。

例えば、公明党と組むのであれば、弱者保護のための支出を増やすこと、宗教改革はしないことが条件。
そのほか、国民新党と組んでいるため、郵便局利権に切り込めない。
自民党系であれば農協改革はできない。

所詮、ねじれでは、大胆な改革などできないわけです。
参院選後にも書いたことですが、
 あの瞬間に、日本の運命は決まったといっても過言ではない
と思います。

だれもが、今手にしている恩恵を手放したくないと思っています。
それを取られないように、がんばっているわけです。
無理矢理取るには、剛腕が必要となります。
そのあたりは、「貞観政要」に書かれています。


今の民主党政権は、任期満了までは、選挙をしないようにして政権を死守しようとするはずなので、
 新たな改革などできず、ばらまきと妥協で乗り切る
はずです。
政権再編の動きと言われていますが、
 よほどの覚悟がないと難しい
と思います。


おそらく、このままの状態だと、
 とりやすいところから取る
 問題を先送りにする
 財政は後世につけを回す
選択しかないのだと思います。

これで被害を受けるのは、40代よりも若い世代と、これから生まれてくる国民です。
いきなり借金を背負うことになる。
そして、老朽化した不必要に豪華な施設を押し付けられる。
市役所、公民館ホール・・・その建設費を見れば、いかに費用対効果を無視したものか分かると思います。
吹き抜けや高い天井は、光熱費が数倍かかる。
そんなところで、こまめに電気を消したり、エアコンの温度を多少コントロールしても、
 あまり効果がない
わけです。

高齢者は言うはずです。ここまで豊かな社会を築いてきてやったんだから、借金を背負っても当然だ。

確かに、いまのところ日本は平和で豊かな国です。
しかし、借金で豊かな生活をつづけることは、
 どこかでだれかがその負担を強いられる
ということです。

ところが、今の国民は、フリーライダーに慣れています。
自分の払った税金よりも多くのサービスを受け、それを当然だと感じる人が増えています。
そのうえ、今の利権(子供手当、生活保護、福祉サービス、教育サービス・・・これも広い意味では利権です)を
 手放すことに抵抗をし、自分に負担を生じさせる可能性のある政策はつぶそうとする
わけです。

その代償は、自分以外の誰かが負うことを期待しています。
それが、今回の税制では、
 数パーセントにすぎない高額所得者と、相続資産を有する資産家
です。



では、どんな国家を目指すべきか?

原則は、やはり自助努力です。
そのためには、仕事の創出は不可欠です。
だれでも、働ける能力があるのであれば、働ける仕事を得ることができる。

しかし、仕事がない。
その理由が、
 グローバル化による海外移転
 IT技術の進歩による労働の代替(オート化)。

では、どうしたらよいか?
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理念なき国家。

2010年12月24日 | 国家論
税制改正大綱が12月16日に出て、
 相続税

 高額所得者への増税案
が打ち出されました。

結局は、
 取れるところから取る
という安易なもので、
 こういう社会にしたいから、税制をこういうふうにします
というビジョンが見えてきません。

税制は、
 うまく使えば、社会を変える
効果があります。

例えば、遊休資産に対する固定資産税を上げることで、
 廃墟となって放置されている建物が減る
ことになります。

それにより、
 美観、安全、不動産市場の活性化
にもつながるはずです。

 固定資産税滞納者に対する強制執行制度
を新設して、固定資産税評価額を上回る滞納があれば、
 市町村が簡単に強制執行ができる
ような制度を設ければ、区画整理がやりやすくなるはずです。

エコ住宅、風力・太陽光発電設置住宅、太陽温水器設置住宅への
 固定資産税の減税政策を推進すれば、エネルギー戦略を進めることができます。

すべての新設住宅に設置できれば、CO2の20パーセント削減も夢ではないはず。


 50年後の国民にどういう国家を渡すのか
というビジョンを描いて、
 そのビジョンの実現に資するような税制を組んでいく
ことが、
 予算権限を有する国会議員の役割
です。

このような国家の在り方にかかわるものであるため、
 予算権限は、行政ではなく、国会が決める
ことになっています。

また、主権者たる国民の代表である国会が決めれば、
 国民の権利を不当に侵害するような税制
は作らないだろうという理念の表れでもあります。

しかし、残念ながら、今の政権にはできないわけです。
それにしても、酷すぎます。

ビジョンもなく、支持率を上げるためにばらまけばよいと思っている。

確かに、自民党が年金制度改革でしくじったため、
 ばらまかないとまずい
という恐怖感はあるかもしれないですが、
 依然として、予算規模も国債発行も過去最大の水準をキープ
しています。

仕分け作業も効果が見えにくく、廃止事業が復活する理由もよく分かりません。

早いところ、破綻したほうが、傷跡が少なくて済むかもしれないと思います。
企業が破綻して、民事再生などで復活できるケースは、
 復活のための人、モノ、カネが残っている
場合です。


今の政権のままだと、
 この国から、復活のための人・モノ・カネが流出する
虞があります。

企業は、すでに海外に徐々に売上をシフトしています。
資産家も、海外に住居を移すケースが増えてきているはずです。
その流れは、相続税の増税と高額所得者の所得税の増税により、加速化することになるはずです。

そうなると、
 ばらまきを期待する人
が残って、
 搾取される高額所得者が逃げる
ような国家になってしまいます。

これでは、再生など不可能です。

早いところ、当たり前の原則である
 自助努力を中心とする政治
に戻す必要があります。

高額所得者ではないから安心と思っている人も、
 高額所得者への税負担の増額では対応できなくなると、
 それ以外の所得者に対する所得税自体がどんどん上がっていく
ことになるはずです。

これはあたりまえのことで、
 取れるところから取る
というのが、
 今の政権の考え方
だからです。

低所得者からは取りようがないので、
 400万円以上の給与所得者への負担増が起こる
ことになるはずです。

配偶者控除がなくなるのもその一環といえます。

それを避けるためには、
 税の基本原則である「広く薄く」
を原則とすることです。

仕事を創出して、広く薄く(国家運営のための最低限の負担)を実現する。

少数派である高額所得者や資産家を狙い撃ちにするような税制では、
 公平感
が損なわれることになります。
また、
 フリーライダー(ただでサービスを受けようとする人)も増殖する
ことになるはずです。


 金持ちになるためには、人一倍勉強して、働かなくていはいけないんだろ。
 だったら、金持ちになんかなりたくないよ。
 努力してリスクをとって儲けても、結局は、半分以上、税金で持っていかれるんだろ。
 ぺこぺこ頭下げなくてもいいし、すごいプレッシャーに耐えなくてもいいし。
 気を使わなくていいし。体も疲れないしね。

 私は、これ以上、働いてシフトを入れたくありません。
 今は、非課税だけど、これ以上働くと税金がかかってしまうので。

 税金がばか高いから、普通に申告なんてしても損だ。
 税金が国家のためになるって?天下り議員の数千万円の退職金が国家のためっていうのかい?

 私は、苦労して年金を支払い続けました。
 そして、ようやく今年から、年金をもらえるようになったんです。
 1か月あたり7万円ですが、なんとかやりくりしていますよ。
 でも、となりのおじいさんは、飲んだくれていて、年金なんてはらっていなかったんですよ。
 それで、生活保護をもらっているんですが、1か月10万円なんです。
 私の苦労はなんだったんでしょうかね。こんなことなら、無理して年金なんて納めなければよかった・・・


サクセスストーリーを夢見て、努力する若者を増やすこと。
それが、国益にかなうことは明らかです。
そういう若者が、後の産業を作り上げていくからです。

残念ながら、今の日本は、
 努力の尊さがないがしろにされてしまう
政策ばかりです。

自分のことは、まずは自分で何とかする。
それが、何らかの事情で不可能な場合に、みんなの優しい気持ちで支えあう。

それが、福祉国家の在り方だと思います。

子供手当でも書きましたが、
 現金を支給する
ということと、
 子育てがしやすい環境を整備する
というのとでは、
 意味が全く異なります。

国民に与える精神性も全く異なります。
一方は、たかりやフリーライダーを生む恐れがあります。
 もらえて当然。


頑張る人が損をするという仕組みは、絶対に間違っています。
フリーライダー(ただでサービスを受けたがる人)が多数派になって、
 政権を担い、少数派の努力家から搾取するような国家
は、
 かつての専制君主の時代
と何も変わりはありません。

フリーライダーが数によって政権をとり、
 少数の資産家を搾取するようになる時代は、専制君主の搾取の時代
同じようなものであるわけです。

 では、搾取されることになる少数派はどうしたらよいか。
 どうしたら、救われるのか?

それが、裁判所です。
 少数者の人権を守る最後の砦
として、
 裁判所が存在しており、憲法がある
わけです。

おそらく、このままエスカレートしていき、
 課税の額が一定のラインを超えると、財産権侵害(平等権侵害)となる
可能性があります。

税制は、国会の裁量が広く認められる領域ですが(違憲になりにくい)、
 それでも、少数者のみの税負担が著しく大きくなり、明らかに公平性を欠く
ようになった場合には、
 法令が違憲無効となる可能性がある
ということです。
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