年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日の出先

2016-10-21 00:00:00 | Weblog

 数年振りとなるここでのお喋り会。更生保護会において90分間受け持つことにした。刑余者の流れから見ると日頃私は塀の中にいる時に彼ら彼女たちに接するケースが多いが、釈放され外の娑婆での過ごし様に接することも必要だろうと協力雇用事業者機構事務局からの要請により午前10時からの講演会に出席する。

 仮釈放された人だから未だ刑期を終了していない受刑者を前にしての話である。つまり上流から下流に向けて流れていく受刑者を見ることとなる。
 いつもの90分お喋りのレジメを作る。

 昨年までは市内のI社が請け負っていたとか、今年はなぜか個人指名で私にお鉢が回ってきたようで・・・イヤハヤ
今日の自分が伝えたかったことは、 京都大学のカウンセリングルームがリリースした



 このこと。失敗をどのように受け入れるか、自分に・・ってことを京都大学学生総合支援センターから知恵をお借りして理解してもらおうと・・喋ってみたが・・反応は イマイチ。

 終了後、機構事務局のN先生に、私のアホな話の感想をお聞きすると、もっとも身に沁みたと思われる話しは、これでしたとのこと。

「自分との たたかい」という本  NPO法人「こころ塾」
               

 この本は長い間うつ病で苦しんでいた人が自分をどのようにして立ち上がらそうとしたのか、日ごろ感じとった言葉を集めたものです。(一部のみ抜粋)

●今の自分を認めて、できることをひとつひとつ積み上げていくことが大切
●もう一度立ち上がればいいんじゃないか
●流れに任せる
●先のことは誰にもわからない、先々考えすぎず、起こったことに対応する
●一日一日進んでいくのみ
●小さなことにこだわらない
●焦らない、丁寧に、ゆっくり対応する
●一呼吸して行動する
●続けることで道ができてくる
●切り替える
●孤独も一つの選択
●あきらめない、立ち上がり続けることが大切、挑戦し続ける、前へ進むこと、前向きに考える
●日々人生の通過点
●イライラは抑える、腹は立てない
●新しい道をつくる
●神は乗り越えられない試練は与えない
●引くところは引く
●まだまだ
●長い目で見て物事を考える、長いスパンで考える
●許す
●今からいつでもやり直すことはできる
●他人はそれほど気にしていない
●すぐ切り替える
●今日とは違った明日が来る
●まだやれる
●不幸、幸福、うまくいっている、いっていない、すべてこころが決める
●時間が解決してくれる
●人間だから、失敗、かたよりもある、悪いのは修正しないこと
●あやまちは、修正できる、やり直せる
●辛い日もあれば、良い日もある
●あきらめないで、前へ進むこと


 でも自分でも総括反省するワケ・・すべて借り物ではなかったか、何か他人に伝えようとすることが、自分の持ち物ではなく借り物ではなかったか、自分がない、自分で考え自分でやった軌跡が見えてこない・・と。今日のお喋りの中味で、自分が体験し総括でき得るものは、実は「10.21国際反戦デー」の体験と、受刑者を就職に道案内したことだけではなかったか・・のみ。

腹が減る

2016-10-20 00:00:00 | Weblog

 自分が日常的にやっていることの一つに仮釈放される受刑者が就職先を決めて出所してもらう・・ことがある。そのために他の役所と手をつなぎ採用してもらうべく事業所をあたっている。

 これを協力雇用事業主制度という。
 失敗した人を就労に結びつけて立ち直りのチャンスを与えるきっかけ作りである。
 今日の午後次週釈放される人に対して、協力雇用事業主さんH株式会社の社長専務さんのお二人に来所頂き受刑者を連行してきてもらって会議室で採用面接会を開くことにした。

 40分ほどの社長さんの面接が終わり、受刑者の退室後、私が一応採用内定でよろしいか、とお伺いをすると、社長さんからハイとの返答を頂いた。ヤレヤレである。本日私が塀の中から出られたのは午後4時。腹が減った。ヒルメシを急いでたべることに・・コンビニで。

 「尾道ラーメン」の名前を見つけた、急に食べたくなった。そして帰り道、母親の居る施設に寄ると母親も

 完食しておった。いつもお腹がすくらしい。今食べることだけが楽しみだという。

「こころの元気+」

2016-10-19 00:00:00 | Weblog

 COMHBO「こころの元気+」を「こころ塾」が定期購読して8年、いつも掲載される記事の一つに北海道浦河町にある「浦河ベテルの家」の当事者がいられる。この就労支援B型就労支援事業所は何とも不思議で面白い空気で満たされている・・・と過去数回お邪魔しての感想である。

 当事者の方々に対して周囲の人の上から目線が感じられないのがいい。例えば最近の特集として
●食べること 動くこと
●消えてしまいたい・逃げ出したい
●安心して暮らしたいな
●病名はどうやってつけてるの?
●正しい薬の減らし方
●やめたくてもやめられない
 などがある。

 本日の私指名の相談事は・・・嫁と舅・姑問題のこと。永遠の課題。このような問題はただ黙って聴くばかりではあるが、聴く方は、多くの相談内容の中でも最も疲れること。でも有料相談となっているので一応傾聴ルール?に沿っての作業。二度と受けたくないと思っている。睡眠はどうか?ばっちりです。何か投薬治療を受けているか?いいえ。心療内科を受診しているか?いいえ。食欲は?あります。仕事は?ハイ行ってます。何が問題なの?だから義父と義母がうっとうしいです・・のこと。ちょっと相談する場所が違うよ・・でもこのようなこと話すところや相手がいないんです・・らしい。疲れる、よってスタッフに二度と私にこの問題のことでは振ってくれるなよ・・といって逃げ帰る。
 今日は剪定の日。樫の木が伸びておる。切らねば、

 と、切っていると鳥の巣を見つけた。

何の鳥だろうか、巣を作り、ここで卵を産み、そして育て、子どもが育ち、親とともに飛んで行った跡。

車で10分

2016-10-18 00:00:00 | Weblog
 母親を満開の桜見物に誘った次の日、一人生活している家でヘルパーさんの目が離れた時食卓イスから立ち上がった瞬間、よろよろとつまづいて大腿骨骨折、そのまま入院手術、そしてその病院を退院したのが6月、リハビリを兼ねた施設に移転して3ヶ月が経過する。

 先日からその施設のケアマネさんやワーカーさんと退出後のことで相談をしている。どうすれば母親や妻、そして妻同様一人娘である妹の3人と自分たちがうまくいくんだろうかと考えた。妻は我が家に引き取ろうとの意見である。でも、同居の経験が今までに数ヶ月のことしかなく、その時の経験で母親が異常なほど気を使う傾向が強いこと、妻にしても24時間食事、排せつ、入浴等の介助は障害者となっている本人のことを考えると難しいだろうし、妹にしたって我が家に母親を連れてくれば気軽に母親と喧嘩できないだろうし・・・と。どのようにすればみんなが丸ぁるくいくかなぁ・・と思案した結果、先月から有料老人ホームを探していた。そして数軒申し込みをしていた。すると、そのうちの1軒から空きが出ました・・との連絡が・・。
 そこはしょっちゅう喉の狭窄拡幅手術、バルーンを入れてもらっている大学病院の前。

窓からは10年ほど前に食道の手術を受けた際に入院していた部屋まで見えるところ。

朝日が入りますよ、と説明を受ける。角の部屋。

食堂も家庭的な雰囲気



部屋に入ると

ひとりで立つ力も弱いので車いすでの移動になるんだろう。

 母親が今いる施設ではいろんな人がいて、気を使いながら聞こえない耳でも拡大補聴器を使って遣り過ごしているが、ここでの入所者のみなさんとは母親とは気が合いそうな感じもする。月末を予定している。
 ここの施設だと自宅から10分、妹宅から5分の場所。場所としてはいいんじゃないかなぁと思っておる。肝心の母親は喜んでくれるだろうか・・・?。

一瞬の強い風

2016-10-17 00:00:00 | Weblog
 23年ほど前の我が家の子供たち、高3の長男が中距離走800mの選手として県大会に出場した時、次男は高校でバドミントン部にいて毎日夜遅くまでラケットを振っていた。3男は小学生時代のソフトボール部から中学入学同時にサッカー部に転じ、身長があった分なのかどうか、1年で即レギュラ-になり試合に出ていた。ソフトボールでは結構活躍をし、強肩を活かしてショートを守り、また後に松山商高で4番を打っていたK君の控えピッチャーとしてもすごい早い球を投げていたこと、打っても1番でチームで公式戦最も高い打率があったことがスコアブックに残されている。しかし、野球部を選択することなく、小さなボールから大きいボールに、手から足へのスポーツに変わった。

 上の兄3人がそれぞれの部活をやっていた当時4男は3歳児であった。そして3人のそれぞれの大会に小さな4男を連れて応援のために会場によく出かけていた。
 長男が県高校総体で走ったニンジアスタジアムのトラックのこと、レース前選手の名前がアナウンスされそして選手が手を上げる。スターラインについて号砲を待つ数秒、緊張し静まり返るグランドと観客席の1秒か2秒かのあいだのこと、弟の3歳の幼児が、観客席から紅いアンツーカーに引かれた白いスタートラインに構える兄に放った「ニィチャ~ン・・・」の大きな応援の声があった。応援する観客席の人たちが振り返った。

 先日読んだ三浦しをんさんの「風が強く吹いている」の他にこの本もあるよと長男が教えてくれた。今読んでおる。読みながら末弟が長男を応援した23年前の情景が急に浮かんだ。
 4男はその後サッカー漬けの日々、今も勉強の合間にサッカーだろうと思いキヤ、電話から聞こえてきたのは、ベンキョウにバイトに飲み会に部活の毎日・・だと云ってる。

 23年前に幼子が応援した兄は、800mの予選で300mまではトップで走っておったが、ゴールするまで順位を維持することなく徐々に下がって行ったような記憶がある。
 この「一瞬の風になれ」の表題のごとく、それでも瞬時の風は吹いていたのではないかと・・・想像をする。
 「いちについて」・・・「ようい」・・「ドン」

枕元に「ダギーへの手紙」を手繰り寄せる

2016-10-16 00:00:00 | Weblog

 まだまだやらなければならない問題、介護のこと、出所前事業主面接のこと、LGBTの就労支援のことなどが解決できていない。時間が無い、焦る、どうしようか・・ 
  なぜか?キュープラー・ロスの本を開くことにする。
 まだ不合格が続いているんだろう。
 合格通知が欲しい・・進級できない、留年か・・。
 やらなければならない自分の役目を十分に果たすってどのようなことだろう・・
 気づかれないように水平線の向こうに航海するイメージがいい。
 近頃弟に会ってアホな話をしたいと思うことが強い。
 教会からの帰り道、山里の斜面にはソバの白い花が満開

ちょうちょになって自由に飛ぶまえにさなぎになる必要がある。さなぎの前には青虫になる。先月から畑のオクラの葉っぱにモンシロチョウの青虫がいっぱいいる。そして葉っぱを喰いつくしている。やがてちょうになるんだろう。自由に飛ぶことができるまでの負荷を考えると懸命に命を守っているように映っている。

老中閑あり

2016-10-15 00:00:00 | Weblog

 今の時期、忙中のほどでもなく自分は老前・老中・老後のどこをくぐっておるんだろうかと・・・?
 今日の予定:午前10時~高校時の同級生4人が集まり老人お茶会、午後1時~「こころ塾」理事会、午後2時~ご近所の立脇バレエ研究所第2レッスン場こけら落としお披露目会、午後5時~スタッフKさんの送別会・・となっておる。

 お~い今日来いよ!とメールが入ったのを確認していざ出発。40分前、奥さんが移動図書館バスが来るので借りている本を返すからついでにスーパー駐車場まで連れて行けと・・あっちゃ~約束時間に遅れそう・・でも心根の優しい同級生は喫茶店で注文することもなく15分も私を待っていてくれました。すまぬ。しかし3人に会ってよかった、何がって・・やっぱりみんないろんなことに耐えながら生きてんのやナァと思わされたことが、励ましをもらったようで・・。
 でも・・話が弾みっぱなしで・・ついつい次の予定が・・×☓
 塾長に連絡、出席できないことを詫び、次の予定の、一昨年亡くなられたM先生のご遺志でもあった第2バレエレッスン場オープンのお披露目会へ・・

 今までのレッスン場より広くて明るい

 2階から見ても

 奥から見ても
 このレッスン場から、これほどの生徒さんたちがレッスンを受け


 世界に羽ばたくバレリーナを輩出することになるだろうと・・そのようなお話をしながら

 やっぱりお茶会の方が盛り上がるご近所さん大勢。
次、
 今夜のメインはKさんの送別会のこと。幹事さんが指定された場所は、エミフルmasaki。初めて入ったエリア。こんなにも広くてはカナワン。みんなナニしにここに来るんやろ、との素朴な疑問が。買い物であればネットで十分だし・・
 それよりも

 送られる人の要望があったのかどうか、とりあえず肉をガンガン焼くことにして

 次の職場では上手くいきますようにとみんなで励まし、さらに肉をガンガン食い、疲れたところで
 また今度・・。

まっとうなフルタイム

2016-10-14 19:08:26 | Weblog

 近々仮釈放される受刑者に向けての講話時間が午前中の仕事、じっくり考える余裕がないにつき今までの資料を引っ張り出したのみでご勘弁を頂く。

 午後2時に終えるといつもの遅いヒルメシをかきこんで事業所の求人票を作って頂くべくHWへ書類を取りに行き、

 次に4時待ち合わせの協力雇用事業主さんと打ち合わせ、面接日を決めるために事務所へ訪問。面接可能な日が何日かをお聞きし、

 それを保護観察所と摺合せをし、持ち帰り、受け入れ側の刑務所職員と

 次週決めることをそれぞれに告げ

 結局本日は何も決まらず、くたびれた。

様々な問題

2016-10-13 00:00:00 | Weblog
 面倒くさいことや困難の壁は人様々なんだろうが・・
 母親の介護のこと、近々有料老人ホームに移ってもらおうと考えている。妻はうちに来てもらいたいと云っているが、チト難しい。なぜなれば本人も障害を持ち、病院通いをしながらしかも24時間態勢で見守りなぞ食事に排泄に入浴介助なぞ私と一緒にやってでも負担が多すぎる。
 さらに義母はどうすればいいか・・と。一応私の母親はホームに、現在東大阪の介護施設に入っている奈良の義母をうちに来てもらえばいいのではないか、私の母親より自立できてるから娘である妻はある程度見守り可能だろうと・・

 そのようなことを話しながらお散歩。
 気温が下がり汗をかかなくなった。下半身に痺れがあり力が入らないが妻同様に私も2本の杖を持ち下半身に負担がかからないように杖を地面に押し付けて腰を浮かすような仕種であるけば30分は連続歩行可能。

 柿も一杯生っておる。

 エンジェルトランペットも見つけた。

 我が家の塀に絡まる蔦がなんだか珍しい実をつけておる。花は咲いてなかったのにナァ・・なんだろう。

 汗もかかなくなればHさんも脚立に上がりサルスベリの剪定をしておった。剪定すれば来年もたくさん花をつけてくれるのだそうだ。

 そんなことよりさしあたっての問題・・どうする、明日の60分お喋り会の内容は・・
 釈放前のP受刑者を連行してもらい住宅設備会社とのマッチングを行うべき相談を終えると、2時も過ぎておる。早く帰ってPCに座らねば・・。

芸術の秋

2016-10-12 00:00:00 | Weblog

 自宅周りは芸術文化方面に活動されているご近所さんが目につく。例えば班内のバレエ研究所では小学生から大人まで生徒さんがおり、数ヶ月間モスクワやベルギーから毎年招聘される先生を含め、数人の先生と一緒に指導をされている。生徒さんの送迎バスが2台あり放課後の児童を迎えに各家々を回りまた家まで送る、そして再び高学年の生徒さんを迎えに回り、レッスンが終了すればまた送っていくように午後3時頃から夜の10時頃まで幼児から高校生や大学生、また中高年のご婦人までレッスンをするほどで送迎バスの運転手さんの4人で対応していられる。
  このたび新しく第2レッスン場ができて次週には生徒さんの保護者の方が集まってのこけら落とし会やご近所さんが集まっての見学会が次々と予定されている。このバレエスタジオは西日本でも有数な質量を誇る。今、県文会館の発表会に向けレッスンに一段と熱が入っているようで生徒さん方の出入りが多い。卒業生の中にはロシアのプロバレエ団に入っている人もいられて活況を帯びている。
 バレエに続き、絵画の方は、

 散歩仲間のFさん。私はお誘いを受けるも腰痛でお断りすることが増えたが夕暮れ時集まってのお喋りには参加しておる。先日のお喋りの中で青春時代の思い出話が出た。Fさんの美術学校に行ってた話で盛り上がった折にFさんから作品を自宅2階に展示したので見においで・・と誘われ、今日奥さんといっしょに見せていただくことに・・

 お~・・80を過ぎたFさんも今は写真を趣味としていられるがその前は塑像に絵画だったのか・・と

 ご近所さん方の文化芸術方面はすごいすごい・・ところで私の方は

 もうオクラは終わったなぁ、そろそろゴボウの葉っぱが繁ってきた、抜こうか・・のことくらい・・これは芸術とは違うなぁ・・

 近々仮釈放者の就労のことで協力雇用事業主さんと打ち合わせのために保護観察所に出向く。市役所前の赤信号で停車中、正面に映るお城が秋空にあった。
 従業員10人の住宅設備会社である。社長ご夫妻に来所頂き打ち合わせを。奥さんは、何か社会に役立つことができればいいナァと思っています・・といった。