年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日のお茶の相手

2009-08-07 00:00:00 | Weblog
 街の発明家として新聞紙上に取り上げられていたT君と夕方の情報交換会をする。席に座るなり、エコカーのミニチュアプラモデルを博報堂経由してトヨタ自動車に3500台納品をした、と言ったのが最初の話題であった。まだまだ追加注文がきている、とうんざり顔してつぶやいておった。私も何があったんだと、訳を聞くと、太陽電池とモーターを走行時にかかる力の強弱により切り替える装置を作るのに部品が高くなって、儲からないんだ・・・と嘆いていた。教員あがりのT君がお金儲けをしようと躍起になっている姿に笑ってしまった。研究開発に専心することのほうが、余計なストレスを抱えなくとも良いよ、と話すと彼も笑っておった。所詮儲けるということは、人と者との間に言葉があって成立することであり、人と静寂の支配する空間で物を相手に研究し、儲けが成立はし得ないだろう。友人Tとの付き合いが40年をとっくに超えた。二十歳前のTの夢は、40数年経過した後も一貫している。点数を上げるための塾を拓くことではなく、驚きの気づきをもたらしてくれる理科教育を子供達に展開したいという夢である。理科実験の塾を催すこと、それを今でも追いかけている。