行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ホタルカズラ、エビネラン、スズランなど

2022-05-10 20:00:25 | 花と虫
4月21日、長池公園から薬師池公園へ移動、
公園で写した草の花を並べて見ました。


ホタルカズラ、
ムラサキ科ムラサキ属の多年草です。
山地や野原の日当たりの良い乾燥地や林中の半日陰の草地に生育、
草むらの中に点々と咲く花をホタルの光にたとえたことが名の由来とのことです。
山歩きで、薄暗い林の中にこの花を見つけて嬉しかったことを思い出しますが、
いまは、園芸品も出回っていて、公園や庭などでも、ときどき目にします。


4~5月、茎の上部に鮮やかな青紫色の花をつけます。
咲き始めの花はピンク色、両色が並ぶとさらに魅力的です。
花冠は直径15~18 mm、裂片には白い5本の稜があります。


山地の草の中にヤマルリソウが花を見つけました。
この草もムラサキ科ムラサキ属の多年草、
ヤマルリソウは薬師池公園のところどころに自生のものが見られます。


ジエビネ(地海老根)。
かつては各地の低山に普通に見られたエビネの原種となる野生ランです。
盗掘、環境悪化などにより、
いまは自生のものはほとんど見られなくなっているそうですが、
園芸店で山野草として売られています。
春に株の中心から1~3本の花茎が立ちあがり、花をつけます。


スズラン(鈴蘭)が花をつけていました。
ドイツスズランです。
ランの仲間ではなく、キジカクシ科の多年草、
日本でスズランとして栽培されているのは、このドイツスズランです。
日本原産のスズランは君影草(きみかげそう)とも呼ばれ、
東北、北海道の高地に自生し、
草姿および花ともにドイツスズランに比べて小型です。


イカリソウ(碇草)。
メギ科イカリソウ属 の落葉多年草、
低い山地の雑木林に生え、春に淡紅紫色の錨形の花を咲かせます。
この草も観賞用によく栽培されています。


薬師池公園のハナショウブ畑、
すくすくと伸び出した若葉がきれいでした。
5月下旬ごろから花が咲き出します。
コメント
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