行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

メギ、ハナイカダ

2022-05-02 20:00:24 | 花,植物
4月16日、
公園の散歩道でメギの花、山道でハナイカダの花を写しました。


メギ(目木)。
メギ科メギ属の落葉低木。
春、新葉が伸びるのとほぼ同時に可愛らしい花をたくさんつけます。
山野に自生しますが、
庭木や公園木としても使われます。


花はカップ型で枝から下向きにつきます。
花びらもガク片も薄黄色、新葉の薄緑とよく調和して、春を感じさせます。


茎を煎じて目薬にしたことからメギ(目木)の名。
また、コトリトマラズの別名があります。
枝いっぱいに花がつき、
小鳥がとまる隙間がないのでコトリトマラスかと思いましたが、
枝に棘があるからのようです。


ハナイカダ(花筏)、
山野に生える3mほどになる雌雄異株の落葉低木です。
葉の中央を走る主葉脈に花をつけるのでこの名があります。
花は4月から5月にかけて咲き、
雌花、雄花ともに淡緑色で花弁は3〜4個、直径は4〜5mmほどです。


雌株につく雌花は葉1枚に花が1個(稀に2個)、
雄しべはなく、雌しべの花柱が3〜4裂します。
秋、雌株(雌花)の葉には黒い果実(液果)が生ります。


雄花は葉1枚に数個つきます。
雄花は花柱は退化し、雄しべが3〜4個見られます。


ハナイカダは丘陵から山地の林内や湿り気のある谷間を好む樹木。
古い分類ではミズキ科、
最新のAPG植物分類体系分類では独立し、
ハナイカダ科ハナイカダ属に分類されています。
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