行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

コゴメウツギ、ニガキの花

2022-05-23 20:00:20 | 花と虫
4月末日の里山の散歩道にて、
コゴメウツギの小さな白い花が咲き始め、
ニガキの黄緑色の花には紅い虫こぶが色を添えていました。


山道に何本か並んだコゴメウツギ(小米空木)の木、
どの木にもたくさんの花序ができ、
蕾が膨らみ、花が開き出していました。


バラ科コゴメウツギ属の落葉低木、
ウツギの名がつく唯一のバラ科植物です。
樹高は2.5mほどでよく分枝し、
5~6月、今年枝の先端または葉腋から花序軸を伸ばし、
散房状に花序をつくり、径4~5mmの黄白色の5弁花を多数咲かせます。


萼片も白色で5個、長さは花弁より短く、
長短の花弁が5個ずつ交互についた10弁花のようで、
拡大して見るとけっこう素敵です。
雄蕊は10本あり、花弁より短く、雌蕊は1個で直立します。


葉は枝に互生し、形は三角状広卵形、
葉の先端は尾状に伸びて尖り、基部は心形または切形になり、
どこか菊の葉に似ます。


ニガキ科ニガキ、
雌雄異株の落葉高木です。
この木は雄株、たくさんの雄花が咲いていました。


その雄花の中心部に紅い果実のようなものがついていました。


雄花ですので果実がつくわけがないので、
虫えい(虫こぶ)です。
調べて見るとニガキハナフクレフシ。
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