行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ユリノキそしてプラタナスの花

2022-05-29 20:00:59 | 花,植物
街路樹のユリノキが花をつけていました(5/7)。


ユリノキ。
北アメリカ原産で日本には明治時代に渡来、
モクレン科ユリノキ属の落葉高木です。


チューリップに似た形、
樹木の花としては大型できれいな花です。
歩道橋に上がって、その花に望遠レンズを向けて見ました。


ユリノキの花の中を。
雄しべは長さ 4–5 cmの線形で30–50個が輪生し、
雌しべは円錐形の花軸に60–100個がついています。


ユリノキの花にミツバチが来ていました。
英名は tulip tree、そのまま訳してチューリップツリー、
また、葉の形が着物の半纏(はんてん)をイメージさせることから、
ハンテンボクの別名があります。


5月初旬に写したプラタナス、
すっかり葉が展開し、盛りを過ぎた丸い雌花がぶら下がっていました。
プラタナスは街路樹としてよく用いられ、葉はユリノキに似ています。
そのせいか、この両者、混同されることが多く、
プラタナスの花を検索すると、ユリノキの花がよく出てきます。


正確に表現すると、
プラタナスとはスズカケノキ科スズカケノキ属に属する植物の総称であり、
上写真の木は、まだら模様の樹肌からモミジバスズカケノキと思われます。
アメリカスズカケノキとスズカケノキの交雑種といわれ、
日本で最もよく見られるプラタナスです。
コメント
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