今回の財務省官僚に対する取材、これが正当な取材といえるのだろうか。マスコミは自分たちが行った取材の正当性しか言っていないが、このような取材が本当に正当なのか。マスコミには言い分があるかもしれないが、一般市民にとってはとても正当な取材とは思えない。
このようなセクハラがこれからも続くのであれば、マスコミの信頼は得られないだろう。要は、取材なら何を、どのようにやっても許されると思っているマスコミは一般人は許すことはできないのだ。
今回のような取材は今始まったことではない。恐らく諸先輩たちが残してくれたものだろう。従って、今現職にある記者たちは、後輩たちに同じような方法を取るように教育をするだろう。マスコミは反省をするどころか益々激しい取材をしていくに違いない。そうしないと週刊誌や新聞、テレビ局が売れないからだ。売るためには何をやっても許される、というマスコミの勘違いだ。マスコミにはやっていいこととやってはいけないことがあることくらい認識できないのだろうか。
マスコミの取材は、小生も受けたことがある。実際に自分で話していることがどのように報道されるのか、初めて分かった。それはひどいもので、自分で話したことが正しく伝えられない、ということが解った。マスコミは取材したデータを自分たちが都合がいいように編集をし、それが真実だ、というような形で報道するのだ。編集はツギハギ、前後移動、など色々と変更されてしまう。確かに報道されているのを見ると見ている人は全く解らないだろう。
マスコミが取材をどのようにするかは勝手だが、編集したものを勝手に報道されたらたまったものではない。それこそ人権は無視される。今回、女性の人権を云々しているが、小生は財務省官僚の人権が全く無視されていることに驚いている。人権は女性だけではない。男性にもあるのだ。マスコミは女性の人権しか報道しないし、それに多くの人が賛同しているが、男性の人権はどうなってしまうのか。
テレビ局が犯した犯罪は有耶無耶にされかねない。「不適切でした」で終わらせようとしているが、個人情報の売買は犯罪だ。女性の人権を前に出して犯罪を隠し通そうとしているマスコミと野党の国会議員たちは一体何を考えているのか。本末転倒だよ。マスコミの犯罪にもっと目を向けなければならないのは国民だ。国民が誤魔化されていることに気が付いていない。
