一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

フランスで起きたテロ事件、中国はどう見る

2015-01-15 06:10:27 | 日記

今回フランスで起きたテロ事件は世界に恐怖を与えた。このテロ事件で、フランスのみならず世界各地でこのようなことが起き得る、と言うことが解った。ヨーロッパは多くの移民によってイスラム教が広まっている。それが今後も拡散を続けることは確かだ。移民が一挙にいなくなることがなければイスラム過激派によるテロ事件は何処でも起きるのである。

となると、ヨーロッパ以外の地域ではどうだろうか。場所をアジアに置き換えてみる。アジア、特に東アジアは中国、日本、韓国、北朝鮮、台湾、フィリピンなどはイスラム教徒が多くいる地域ではない。東南アジアはイスラム教徒が多くいる地域だ。そして、中国を見ると中国西部、即ちウイグル地区は殆どがイスラム教徒である。この地域ではウイグル族によるテロ活動が盛んだ。漢民族による抑えつけが強く、ウイグル族がそれに反発しているからだ。

中国は元々無宗教民族である。そこに、ウイグル地区を強硬に併合した関係でイスラム教を取り入れることになった。ウイグル地区は言語もウイグル語であり、漢民族とは全く異なる文化を築いてきた。従って、漢民族とは肌が合わない、考え方が違うのは当然のことなのだ。無理やり合わせようとしても所詮は無理なのだ。アメリカの黒人問題とは全く異なる構造である。民族間の共通するものが見出せないのが漢民族とウイグル族なのである。

今回のテロ事件、中国ではどのように報道されているのだろう。若しかすると全く報道されていないかもしれない。中国にとってはウイグル族によるテロ行為が頻繁に起きている関係で、イスラム教過激派によるテロ行為を報道するのが怖いのかもしれない。海外にいる中国人たちは、フランスでの事件を全て知っている。この情報は何らかの形で中国国内へも伝わっているはず。そうなれば、何時かはウイグル族の一部とイスラム過激派が共通の考え方になって中国国内でも同様の事件が起きるかもしれない。

中国政府は何もなかったかの如く装っているが、内心は穏やかではない、と言う気持ちでいるはずだ。国内の多くの人民は例えフランスの事件を知っていたとしても外部には出さないだろう。自国で起きることなど想像していないのではないか。

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