しかし、日本はただ「黙って忍耐の一字」か。このまま行くと中国の完全な勝利になってしまうような気がしてならない。そして、尖閣諸島は中国領になり、日本は国際社会から「泥棒」呼ばわりとなる。こんな理不尽なことがどうして通用してしまうのだろうか。日本人の誰もが中国の発言や行動に疑問を抱いている。なのに、国際社会では中国のウソがまかり通ってしまう。
日本がとる道は「黙っている方がいい」と云うのか。そんなことで国際社会に通用するのだろうか。どう見ても今の国のやっていることが信用できないし、納得できない。それこそうっぷんが溜まりに溜まってしまう。「日本人は我慢強い」と云うけれど、我慢していると国際社会がどちらを認めることになるのか。国のトップである野田総理は、どのような行動をしているのか国民には全く見えない。
日本がもっと強く主張すれば不利になるというのだろうか。何かが間違っているように思える。町で、やくざが大声を張り上げていると、それが間違っていても正しいと判断されたであろうか。日本の主張が正しいのだったら、もっと国際社会に強く大きな声で行う必要がある。弱弱しい声で小さな声で幾ら叫んだとしても、どこの国にも振り向いてはくれない。世界の新聞に日本の主張を大きな広告で何故訴えないのだろうか。中国は世界の主要な新聞に中国の主張をどんどん出している。この新聞は100年たってもその主張が残っている。それがたとえ間違っていたとしても、誰も間違っているとは思わないだろう。何故なら、世界の主要な新聞に堂々と発表しているからだ。「悪貨は良貨を駆逐する」と云うことわざの通りである。間違った主張でもたくさん出せば、正しい主張を覆い被せてしまうのである。
10年後に今の政府の愚かさが証明されるだろう。領土を強奪され、国が侮辱され、それでも黙って見過ごした、と。