
街では先日降った雪は跡形もなく消えてしまっていますが、山の方はもうすっかり冬景色になっているようです。動物たちもすでに冬眠に入っていることでしょう。
地球上に生息する約4000種の哺乳類の中で、200種を超える動物たちが冬眠をするのだそうです。日本では、ヤマネ、ツキノワグマ、ヒグマ、エゾシマリスといった動物が冬眠します。ただ、一口に冬眠といっても、虫やヘビ、カエルのような爬虫類や両生類たちの冬眠と、クマのような大型の哺乳類とではその「眠り方」も異なっているようです。
ヘビやカエルはほとんど「仮死状態」で、起こしても起きない(たぶん)状態です。クマの冬眠は「採餌の困難な時期を、できるだけ体力を消耗させないように、体温を低め呼吸数も少なくして、うつらうつらしているような生き方をしている」のだそうです(『ツルはなぜ一本足で眠るのか─適応の動物誌』より)。「意識も感覚もちゃんとある」のだそうです。
クマは約100日冬眠します。その間まったく食べ物をとりません。秋になるとクマたちは冬眠の準備に入ります。つまり、食べられるだけ食べておくのです。だから、冬眠に入る時は丸々と太っているわけです。こうして、体重の30~40%にあたる脂肪を体内に蓄積し、冬眠中はその脂肪をエネルギー源として少しずつ消費しながら生きているのです。
クマの場合、メスは冬眠中にお産をします。もっとも体力を消耗すると思われる出産を飲まず食わずの状態で行うなんて、驚くほかありません。ましてや、冬眠中も生まれた赤ちゃんには授乳をするというのですから、なんとたくましい生命力でしょうか。
おもしろいのは、クマは穴ごもりする前に「一週間ほど身干し」するということ。クマでも身体が湿っていてはさすがに気持ち悪いのか、十分に身体の湿気を乾かして清潔にしてから眠りに入るのだそうです。もちろん、冬眠から目覚めたあとも再び一週間くらい身体を乾かすのだそうです。
冬眠は、じっと何もしないで冬をやり過ごすという消極的な印象がなんとなくあるのですが、冬眠をすることで寿命が長くなるという報告もありますし、動物たちの生命維持のための優れたシステムであるとも言えそうです。SFに出てくるように、いつの日か人間も「冬眠」により生命維持を図ったり、時空を超えることがあるのでしょうか。その時はクマたちの冬眠のメカニズムが大いに参考になるのかもしれません。
『ツルはなぜ一本足で眠るのか』>>Amazon.co.jp
地球上に生息する約4000種の哺乳類の中で、200種を超える動物たちが冬眠をするのだそうです。日本では、ヤマネ、ツキノワグマ、ヒグマ、エゾシマリスといった動物が冬眠します。ただ、一口に冬眠といっても、虫やヘビ、カエルのような爬虫類や両生類たちの冬眠と、クマのような大型の哺乳類とではその「眠り方」も異なっているようです。
ヘビやカエルはほとんど「仮死状態」で、起こしても起きない(たぶん)状態です。クマの冬眠は「採餌の困難な時期を、できるだけ体力を消耗させないように、体温を低め呼吸数も少なくして、うつらうつらしているような生き方をしている」のだそうです(『ツルはなぜ一本足で眠るのか─適応の動物誌』より)。「意識も感覚もちゃんとある」のだそうです。
クマは約100日冬眠します。その間まったく食べ物をとりません。秋になるとクマたちは冬眠の準備に入ります。つまり、食べられるだけ食べておくのです。だから、冬眠に入る時は丸々と太っているわけです。こうして、体重の30~40%にあたる脂肪を体内に蓄積し、冬眠中はその脂肪をエネルギー源として少しずつ消費しながら生きているのです。
クマの場合、メスは冬眠中にお産をします。もっとも体力を消耗すると思われる出産を飲まず食わずの状態で行うなんて、驚くほかありません。ましてや、冬眠中も生まれた赤ちゃんには授乳をするというのですから、なんとたくましい生命力でしょうか。
おもしろいのは、クマは穴ごもりする前に「一週間ほど身干し」するということ。クマでも身体が湿っていてはさすがに気持ち悪いのか、十分に身体の湿気を乾かして清潔にしてから眠りに入るのだそうです。もちろん、冬眠から目覚めたあとも再び一週間くらい身体を乾かすのだそうです。
冬眠は、じっと何もしないで冬をやり過ごすという消極的な印象がなんとなくあるのですが、冬眠をすることで寿命が長くなるという報告もありますし、動物たちの生命維持のための優れたシステムであるとも言えそうです。SFに出てくるように、いつの日か人間も「冬眠」により生命維持を図ったり、時空を超えることがあるのでしょうか。その時はクマたちの冬眠のメカニズムが大いに参考になるのかもしれません。
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