スティービー・ワンダーの10年ぶりの新作です。彼あたりになると、アルバムを出すのも数年に一度が当たり前みたいになっているし、その間、古いアルバムも飽きずに聴けるので、そんなに待たされたという感じはしませんが、それにしても、10年か~という感慨はひととおりあります。
この前来日して、愛娘アイシャとのアツアツぶりと日本びいきぶりをたっぷり見せつけてくれたスティービー。ほんとにサービス精神旺盛なミュージシャンです。人を引きつけてやまないその魅力は、このアルバムにも十分反映されていると思います。
アイシャとのデュエットが2曲収められています。アイシャといえば、ちょうど30年前(彼女の誕生日は父親と同じ5月13日だそうです)、彼女が誕生した時の喜びを歌った“Isn't She Lovely”(「可愛いアイシャ」)が思い浮かびますね。アイシャの泣き声から始まり、こちらが恥ずかしくなるくらいストレートに、アイシャが生まれたことを喜び、神に感謝するスティービーでしたが、今度はそのアイシャと仲良くデュエットです。アイシャは「歌手」ではないそうですが、もったいないくらい歌がうまい。さすが、です。
1曲目からスティービーの真骨頂である「愛と平和」が強烈なメッセージに乗せて投げかけられます。“If Your Love Cannot Be Moved”。イラク戦争、ブッシュ大統領を揶揄しながら、「最初から行動する気がないのなら、口約束なんてしなきゃいい…」。
かつてのスティービーの素朴なバラードをほうふつとさせる3曲目の“Moon Blue”。そして、アイシャとのすばらしいハーモニーが泣かせる“How Will I Know”。生まれたばかりの愛、まだ微妙な男女の会話をジャジーに歌い上げる父と娘。世界中でこうやってたくさんの愛が生まれて育っていくのですなー。
もう1曲のアイシャとのフィーチャリング曲が“Positivity”。これはもう、スティービーの世界そのものと言っていいでしょう! 世界がどんなに変わろうとも、どんなにいやなことがあろうとも、前向きに、悲しいくらいに妥協せずに生きようとするスティービーの人生そのものです。あの有名なミニー・リパートンの逸話も出てきます。「ラヴィン・ユー」という名曲を残して31歳の若さで乳ガンで亡くなったミニーが口癖のように言っていた言葉。「例えば、グラスに半分ほどのワインが注いであるとするでしょ、私はそれを人生にたとえるなら、'もう半分しかない'と考えるよりも、'まだ半分あるわ'と思いたいの」(訳詞:ライナーノーツより)。「半分のワイン」とは彼女自身の「半分の乳房」なのですね。これは、55歳を迎えたスティービー自身のこれからの半生に向けての「決意表明」なのかもしれません。「どんな時も前向きに生きていこう。僕にとって、それが人生というものだから」。そんな人生半ばの決意表明が、歌を通してできるなんてうらやましい。
「愛と平和」。まともに語るには気恥ずかしいことかもしれません。でも、スティービーのように、しつこいくらいに愛だ平和だと歌ってくれる人がこの世に存在していること、そのことを大切にしたいと改めて思うのです。
この前来日して、愛娘アイシャとのアツアツぶりと日本びいきぶりをたっぷり見せつけてくれたスティービー。ほんとにサービス精神旺盛なミュージシャンです。人を引きつけてやまないその魅力は、このアルバムにも十分反映されていると思います。
アイシャとのデュエットが2曲収められています。アイシャといえば、ちょうど30年前(彼女の誕生日は父親と同じ5月13日だそうです)、彼女が誕生した時の喜びを歌った“Isn't She Lovely”(「可愛いアイシャ」)が思い浮かびますね。アイシャの泣き声から始まり、こちらが恥ずかしくなるくらいストレートに、アイシャが生まれたことを喜び、神に感謝するスティービーでしたが、今度はそのアイシャと仲良くデュエットです。アイシャは「歌手」ではないそうですが、もったいないくらい歌がうまい。さすが、です。
1曲目からスティービーの真骨頂である「愛と平和」が強烈なメッセージに乗せて投げかけられます。“If Your Love Cannot Be Moved”。イラク戦争、ブッシュ大統領を揶揄しながら、「最初から行動する気がないのなら、口約束なんてしなきゃいい…」。
かつてのスティービーの素朴なバラードをほうふつとさせる3曲目の“Moon Blue”。そして、アイシャとのすばらしいハーモニーが泣かせる“How Will I Know”。生まれたばかりの愛、まだ微妙な男女の会話をジャジーに歌い上げる父と娘。世界中でこうやってたくさんの愛が生まれて育っていくのですなー。
もう1曲のアイシャとのフィーチャリング曲が“Positivity”。これはもう、スティービーの世界そのものと言っていいでしょう! 世界がどんなに変わろうとも、どんなにいやなことがあろうとも、前向きに、悲しいくらいに妥協せずに生きようとするスティービーの人生そのものです。あの有名なミニー・リパートンの逸話も出てきます。「ラヴィン・ユー」という名曲を残して31歳の若さで乳ガンで亡くなったミニーが口癖のように言っていた言葉。「例えば、グラスに半分ほどのワインが注いであるとするでしょ、私はそれを人生にたとえるなら、'もう半分しかない'と考えるよりも、'まだ半分あるわ'と思いたいの」(訳詞:ライナーノーツより)。「半分のワイン」とは彼女自身の「半分の乳房」なのですね。これは、55歳を迎えたスティービー自身のこれからの半生に向けての「決意表明」なのかもしれません。「どんな時も前向きに生きていこう。僕にとって、それが人生というものだから」。そんな人生半ばの決意表明が、歌を通してできるなんてうらやましい。
「愛と平和」。まともに語るには気恥ずかしいことかもしれません。でも、スティービーのように、しつこいくらいに愛だ平和だと歌ってくれる人がこの世に存在していること、そのことを大切にしたいと改めて思うのです。
はじめまして。
今夜、
スティーヴィーの♪ポジティヴィティをアップ致しまして、やって参りました。
♪ポジティヴィティ
私も大好きな曲です!
おっしゃる通り、
もうこれでもかぁ~っと、しつこいくらいに
「愛と平和」を、今後も叫び続けて欲しい!
私も強く強く思っております。
またお邪魔させて頂きます。
宜しくお願いしますm(__)m
コメントいただきありがとうございます。
私もまた久々に聴いてみました。スティービーはやっぱり私のソウルです。
この記事を書いてからもう4年半近く。次のアルバムはそろそろでしょうか?まだ10年待つのでしょうか?
のぶそうるさんのブログも拝見しました。私の好きな曲もたくさんあってうれしかったです。またのぞかせていただきます~!