カクレマショウ

やっぴBLOG

訊いて、聴いて、効くんです。(続き)

2004-10-12 | ■つながり・コミュニケーション
青年塾のワークショップが終わりました。

「突撃インタビュー」は、各グループともそれぞれ独自の方法でインタビューを行ってくれました。街頭インタビューあり、1ヶ所のみのじっくり型あり、アンケート方式あり。それぞれが設定したテーマに基づいて、「訊きたいことを聴いて」来ることができたようです。またインタビューの結果も短時間でうまくまとめ、心に響くプレゼンをしてくれました。

このようなワークショップでは、通常は、閉じられた学習空間で、限られた参加者だけで議論を交わしたり意見をKJ法でまとめたりして終わってしまいます。
今回は参加者たちに問題意識をもって「外」に出かけてもらい、「第三者」の意見を聞いた上で、それらを自分たちの課題に引きつけて考えるという作業をしてもらいました。

私にとっても初めての試みでしたが、通常のまとめ方より意見の幅が数倍も広くなっていたような気がします。たとえば、今回、畑で農作業をする高齢者にインタビューしてきたグループがありましたが、「青年塾」の対象とはなっていない世代の声は、「内」でだけ行うワークショップでは決して触れることのないものです。そういう声を丹念に拾い集め、それを踏まえて「青年」たちの意見として発信する、ということが可能となりました。

反面、「突撃」の痛さをいやというほど味わったグループもあったようで、「外」でのインタビューを行って多様な意見を集めることがいかに難しいかということを実感しました。
また、インタビューの結果(=“データ”)を取捨選択していかに有効な「情報」として編集するかという点についても、私自身得るところが多いワークでした。

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