goo blog サービス終了のお知らせ 

カクレマショウ

やっぴBLOG

赤塚不二夫の世界★その2 ウナギイヌ

2004-10-10 | └赤塚不二夫
中学時代、友人のベン(本名:佐々木勉)によれば、彼の家の近所に「トリヘビ」が棲んでいると言う。絵に書いてもらうと、ヘビに翼がついていて、そいつが空を飛んでいるのです。きっとあれは、「ウナギイヌ」からインスピレーションを得てベンが創った動物にちがいない、と今は思っています。

ウナギイヌは『天才バカボン』に登場しますが、赤塚不二夫氏が創り出した動物の中でも特異さではナンバーワンではないかと思います。

彼(※ただし、ウナギイヌの性別は正式には不明らしい)は、イヌの父とウナギの母から生まれました。生まれ故郷は浜名湖。住んでいる家は、斜めにかしいでおり、上半分は父親のために陸上にあり、下半分は母親のために川の中に没しています。

姿は全身真っ黒で、一見イヌのように見えますが、ウナギの尾びれのようなしっぽを持つのが特徴です。また、顔はおむすび型で、大きなまん丸目玉とピンクのたらこ唇が愛らしく、いかにも性格が良さそうに見えますが、実はそうでもなかったりします。自己顕示欲が異常に強く、自己紹介を何度も繰り返すのは、その奇特な生まれ方に由来するのかもしれません。(なお、彼の真の姿及び勘違いされた彼の姿を見たい方はこちらのサイトをどうぞ。)

ウナギとしての彼の特徴は、全身がヌメヌメしていて、どんな困難な状況もノラリクラリとかわすことができるという点、また、イヌとしての特徴は、「ワンワン」という鳴き声に顕著に現れています。

確か彼は、登場早々にバカボンのパパに蒲焼きにされて食べられてしまったはずですが、いつの間にか再登場しています。もしかしたら再登場したのは彼の弟だったのかもしれません。
ウナギとイヌというあり得ない組み合わせ。さすが赤塚不二夫。しかしベンの「トリヘビ」も懐かしい。

『天才バカボン』>>Amazon.co.jp

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (センザキ)
2011-02-25 05:09:51
「少年マガジン」もある時期から買っていまして、ウナギイヌ登場の回も憶えております。思うんですが、1匹、いや1頭かな、個体が1しかいないのって考えにくくはないですかねえ。ひとついるんだったら、いっぱいいると考える方が自然じゃないかとは、思います。
返信する

コメントを投稿