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近鉄最後のシーズンのプレーオフ

2004-10-11 | ■野球/バファローズ/スポーツ
近鉄バファローズ最後の年、2004年のパ・リーグは、西武ライオンズが優勝を決めました。
試合をテレビでずっと見ていましたが、決戦のゲームにふさわしい緊迫した好ゲームでした。
今年はプレーオフで3位までのチームに優勝の可能性があったわけですが、結局、レギュラーシーズンで4.5ゲーム差をつけられていた2位のチームが優勝したわけです。
プレーオフはあくまでプレーオフですから、レギュラーゲームとは切り離して考えるべきですが、
試しにプレーオフの勝敗を含めた通算成績を出してみましょう。
レギュラーシーズンの成績は、133試合で
ダイエー 77勝52敗4分 勝率.597
西武    74勝58敗1分 勝率.561
これにプレーオフの勝敗西武3勝(2敗)、ダイエー2勝(3敗)を加えると(全138試合)、
ダイエー 79勝55敗4分 勝率.590
西武    77勝60敗1分 勝率.562
それでもまだダイエーの方が上回る成績となります。
ついでに、西武は、プレーオフの第1ステージで3位の日本ハムと3試合(2勝1敗)していますのでこれも加えてみても、79勝61敗1分 勝率.564 にとどまり、ようやく勝数でダイエーと並びますが、勝率を上回ることはできません。
(なお、レギュラーシーズンにおける西武-ダイエー戦の成績は、14勝11敗で西武が勝ち越しています。)
ダイエーファンにしてみれば、レギュラーシーズンを圧倒的な強さで1位になったというのに、短期決戦で敗れた挙げ句、覇者とはなれないのですから、何とも不条理な!という感じは否めないのではないかと思います。しかし、プレーオフ制を採用している限り、これは致し方ありません。
何より、今年に限って言えば、プレーオフ自体ものすごく盛り上がったと言えるのではないでしょうか。第1ステージではアノ新庄を擁する日本ハムが西武に食い下がりましたし、第2ステージも第5戦までもつれ込むという、ファンにしてみれば願ってもない展開となったわけですから。
セ・リーグが延々と消化試合をこなしているのに比べたら、ポストシーズンの大きな楽しみができたという感じです。
来期以降もぜひプレーオフ制は続けてほしいと思いますが、ただ、1位のチームには無条件で「1勝」を与えるとか、そのくらいの配慮があってもいいのかもしれません(現在は、第2ステージが3位のチームとの対戦になった場合のみ1位のチームに1勝が与えられることになっています)。長いレギュラーシーズンで勝率1位となったことに対して、ポストシーズンのあり方として、十分な敬意を表する必要があると思うからです。

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