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「子ども向け人権教育・啓発冊子」3点セット

2016-03-30 | └人権教育・学習

公益財団法人人権教育啓発推進センター制作の「子ども向け人権教育・啓発冊子」3点セット。SNS上でのいじめ、部活動などのスポーツ活動におけるセクハラ・暴力といった問題、また、「性的マイノリティ」など、昨今の子どもたちの人権をめぐる課題に子どもたち自身がどう対応すればいいのか、漫画や写真を多用して、分かりやすい文章で説明してくれています。

特に、「スマホ・インターネットの使い方」については、連合PTAでも緊急的に中学生向けのパンフレットを作成して配布しているところがあるように、のっぴきならない問題となっています。こういう時代ですから、もはや、「スマホを持たせない」ではなくて、使い方、使わせ方の問題で、ともかく「軽い気持ちで画像や動画、個人が特定されるような情報をSNSやウェブサイトに投稿しない」ということに尽きますね。この冊子では、具体的なコワ~い事例を紹介した上で、「被害者にも加害者にもならないために」は、「自分のことを大切にする」、そして「相手のことも大切にする」よう心がけましょう、なんてごく当たり前のことを言っています。でも、当たり前のことが当たり前でなくなってしまうのが、顔の見えないネット社会の恐ろしさなんですよね…。スマホ使いたいなら、そのコワさをちゃんと知ってからにしなさいってことです。

  

「スポーツを心から楽しむために」は、子ども向けというより、むしろ指導者や先生方が読んでおかなければならない内容。部活動でのセクハラ、暴力などはもってのほかです。これも当たり前と言えば当たり前のことなんですが。

「性的マイノリティと人権」については、はっとするようなことがたくさん書かれています。この問題も、子どもというより、今や大人がちゃんと知っておかなければならないこと。子どもの人権って、子ども同士で尊重し合うことはもちろんですが、大人が守ってあげなければならないことも多い。

この3点セット、ネットではダウンロードができないみたいですが、それぞれ、1冊200円台で購入できるようです。

http://www.jinken.or.jp/archives/category/hanbai


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