カクレマショウ

やっぴBLOG

バイタリティあふれる二人の青年

2011-06-27 | ■つながり・コミュニケーション
最近、2人の青年(私より年下だから「青年」(^v^))が相次いで訪ねてきてくれました。

一人は、Kさん。引きこもりや不登校の子どもたちに対する訪問サポートの事業を立ち上げたいと考えている方です。彼は、3月まで札幌のフリースクールで働いていたそうです。青森に戻ってきて、奥さんと2人で団体をつくり、今は様々なところに顔を出して人脈をつくっているところなのだといいます。実は、先日私が担当したファシリテーションの研修に参加してくれていた方で、その時に県のある委託事業の情報を得て、さっそく申し込むことにしたのだとか。企画書をちらっと見せてもらいましたが、なかなかしっかりした内容のように思えました。

それにしても、なぜ私のところに?と最初に電話をもらった時は少し不思議だったのですが、彼は、訪問サポートの際に、大学生のボランティアにもスタッフと一緒に参加してもらいたいと考えているらしく、大学の先生やいろいろな団体の方を紹介してほしいとのことでした。ああそれならと、大したネットワークでもないのですが、私の知っている限りの人を紹介してあげることにしました。札幌でも彼は大学生ボランティアの協力を得て訪問サポートをしてきたということですが、人口も風土も違うし、同じようにはいかないことも重々承知の上とのことでした。

少し話しだだけで、彼が本当に真摯な姿勢で事業に取り組もうとしているのだということがびんびん伝わってきました。何よりも、自分に与えられた社会的な使命を実行しようとする彼のバイタリティは、私には到底及びもつかない。ああいう人は応援してあげなければなりませんね。人を紹介するくらいしか私にはできませんが、彼がその人たちとまた新たなネットワークをつくっていってもらえたらと願わずにはいられません。

もう一人の青年は、とても大切な知り合いの方の紹介で訪ねてこられたOさん。ウェブデザイナーが本職というOさんのお名前は、その方から何度もうかがっていたのですが、彼は、なんと、私が以前から興味を持っていたマインドマップの青森県普及会を主宰している方でもあったのです。青森にそんな会があるなんて露知らず。彼は、私がマインドマップに興味を持っているという噂を聞きつけて、今度青森で研修会があるという情報を届けに来てくれたのです。マインドマップの講座は東京に行かなければ受講できないとばかり思っていたのに! 

今回は、マインドマップのマスター講座に加えて、教員向けの研修会も開催するということで、「人集め」の算段もちょっと期待されていたようでしたので、さっそく知り合いの先生に何人か声をかけてみましたが、まだまだ「マインドマップ? 何それ?」という感じで、食いつきは決して良くありません。しかも、受講料もかかる(5,250円)。マインドマップはそのへん、とてもきちっとしています。闇雲に普及させればいいということではなくて、何段階かに設定された有料の講座を修了した人だけが、ほかの人に教えられるというシステムを堅持している。

今回はマインドマップの「さわり」と、学校でどのように使えるかの実践を体験しただけでしたが、受講してみて、マインドマップの何たるかがほんの少し見えてきたような気がしました。これもすべてOさんのおかげです。彼もまた、決してお金にはならないけど、自分のいいと思ったこと、やりたいと思ったことを広げるために力を惜しまない。バイタリティの力ですね。

人のつながりというのは、ほんとに大事だよなあと改めて思う。深いつながりも、ウィーク・タイズも、両方あって初めて生きていける。新しいことを学ぶ機会も広がっていく。ありがたいことです。

マインドマップ講座の内容については、また改めて触れたいと思います。


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