カクレマショウ

やっぴBLOG

頭痛が痛い話─あれもこれも「重ね言葉」。

2014-09-07 | ■つながり・コミュニケーション

「重ね言葉」って、私たち、ずいぶん無意識に使ってるものですね! 朝日新聞土曜版の「気にせず使っている重ね言葉は?」のアンケート結果見てびっくりしました。「重ね言葉」とは、「意味が重複する語を二重に使っている言葉」のことです。たとえば、アンケートのベスト10からいくつか拾ってみると、

「決着がつく」→正「決着する」
「従来より」→正「従来」
「後遺症が残る」→正「後遺症が出る」
「留守をまもる」→正「留守を預かる」
「あとで後悔する」→正「後悔する」

「決着がつく/決着をつける」は、「着」に「つく」意味が重なっているから「重ね言葉」になるのだそうです。「後遺症」も、「後にのこる」という意味を含むので、「残る」ではなくて「出る」が正しい。「留守」も「家を守る」という意味なので「守る」をつけなくてもいいんだって!

ベスト10以下にも、「古来から伝わる」とか「募金を集める」、「炎天下のもとで」、「かねてからの懸案事項」、「犯罪をおかす」、「最後の切り札を出す」などなど、ふだん普通に使っているような表現が次々と…。

ただ、記事にもありますが、必ずしもこういう「重ね言葉」が間違っているということでもないようです。文章ならともかく、話し言葉ではより相手に伝わることのほうが大事だから、ついつい重ね言葉で言いたいことを強調するのは仕方のないなんだよね、きっと。それでも、こんなふうに列挙されると、なんだか気になるなあ…。できるだけ使わないようにしたほうがよいのかナ。

ああ、頭痛が痛くなってきた。…あ、これも重ね言葉だ!


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