カクレマショウ

やっぴBLOG

私たちの望むものは…。

2014-05-02 | ■私の好きな歌
今から40年以上も前のことです。岡林信康が「私たちの望むものは」という歌を歌っていました。最近、このうたをカラオケで歌う人がいて、なんだか今になって心に染みた。

♪私たちの望むものは 生きる苦しみではなく
 私たちの望むものは 生きる喜びなのだ

 私たちの望むものは 社会のための私ではなく
 私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ

 私たちの望むものは 与えられたことではなく
 私たちの望むものは 奪いとることなのだ

 私たちの望むものは あなたを殺すことではなく
 私たちの望むものは あなたと生きることなのだ

 今ある不幸せにとどまってはならない
 まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!

 私たちの望むものは くりかえすことではなく
 私たちの望むものは たえず変ってゆくことなのだ

 私たちの望むものは 決して私たちではなく
 私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ ♪

「私の望むもの」ではなく「私たちの望むもの」。
「私たちが望むもの」ではなく、「私たちの望むもの」。
この違いは大きい。あの時代だからこそ、「私たちの」なんですよね、きっと。「私たちの」がまだ生きていた時代。

この歌は、後半になると、正反対のことを主張するようになります。すなわち、「生きる喜び」と「生きる苦しみ」が入れ替わり、「あなたを殺すこと」と「あなたと生きること」も入れ替わる。少年だった頃は意味がてんで分からなかったけど、今は岡林の思いがよくわかる。

私たちの望むものは…。

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