夕べから降り続いた雨で、いきなり気温が下がってきました。秋を通り越して、雪でも降ってきそうな寒さです。
♪ 雨も降りあきて 風もやんだようだね
という歌詞で始まる、吉田拓郎の「伽草子」という歌を思い出す。ついでに思い出したのは、この歌をモチーフに、短編小説もどきを書いたことがあったなあということ。大学生の頃のことです。
住んでいた下北沢の清高荘にいた別の大学に通う先輩が、「Audience(オーディエンス)」という音楽サークルを作っていて、「Coconuts Soup」という会報を出すことになった。で、私はオーディエンスのメンバーではなかったのですが、原稿が足りないのでなんか書いてと頼まれて書いたのが、「雨も降りあきて…」というタイトルの文章。懐かしくなって、本棚の奥から「Coconuts Soup」創刊号を引っ張り出してみました。
「 夢でも食べながら も少し起きてようよ 」
「 おぼえたての歌を 唄ってほしい夜だ 」
「 スプーンもお皿も 耳をすましてさ 」
「 こんな空は昔 ほうきに乗った魔法使いの ものだったよと 」
「 もう少し幸せに 幸せになろうよ 」
白石ありす作詞のこんな歌詞をそのまま取り込んで、ストーリーらしきものを作ってはいるのですが…。今読むとまるでおセンチで、読むに耐えない代物です。
でも、当時はパソコンやワープロなどもちろんまだなくて、全部手書き。執筆者それぞれの個性的な"フォント"が、表情豊かにあの頃を思い出させてくれます。カットも自分で描いています。私が描いたカットは、当時好きだった永島慎二の漫画から、お気に入りのコマを模写したもの。永島慎二は、若者の心のひだを漫画で表現する天才だったのです。木の枝に積もった雪が溶けて、水滴となってポトリと落ちる。その水滴は、少女の涙でもあって…。こういうシーンがとても好きでした。
雨も降りあきた静かな寒い夜には、「伽草子」を口ずさみながら、少々感傷に浸るのもいいのかもね。
♪ ああいいね (woo woo) ああいいね (woo woo)
泣き出しそうな声で もう少しいきますか
♪ 雨も降りあきて 風もやんだようだね
という歌詞で始まる、吉田拓郎の「伽草子」という歌を思い出す。ついでに思い出したのは、この歌をモチーフに、短編小説もどきを書いたことがあったなあということ。大学生の頃のことです。
住んでいた下北沢の清高荘にいた別の大学に通う先輩が、「Audience(オーディエンス)」という音楽サークルを作っていて、「Coconuts Soup」という会報を出すことになった。で、私はオーディエンスのメンバーではなかったのですが、原稿が足りないのでなんか書いてと頼まれて書いたのが、「雨も降りあきて…」というタイトルの文章。懐かしくなって、本棚の奥から「Coconuts Soup」創刊号を引っ張り出してみました。
「 夢でも食べながら も少し起きてようよ 」
「 おぼえたての歌を 唄ってほしい夜だ 」
「 スプーンもお皿も 耳をすましてさ 」
「 こんな空は昔 ほうきに乗った魔法使いの ものだったよと 」
「 もう少し幸せに 幸せになろうよ 」
白石ありす作詞のこんな歌詞をそのまま取り込んで、ストーリーらしきものを作ってはいるのですが…。今読むとまるでおセンチで、読むに耐えない代物です。
でも、当時はパソコンやワープロなどもちろんまだなくて、全部手書き。執筆者それぞれの個性的な"フォント"が、表情豊かにあの頃を思い出させてくれます。カットも自分で描いています。私が描いたカットは、当時好きだった永島慎二の漫画から、お気に入りのコマを模写したもの。永島慎二は、若者の心のひだを漫画で表現する天才だったのです。木の枝に積もった雪が溶けて、水滴となってポトリと落ちる。その水滴は、少女の涙でもあって…。こういうシーンがとても好きでした。
雨も降りあきた静かな寒い夜には、「伽草子」を口ずさみながら、少々感傷に浸るのもいいのかもね。
♪ ああいいね (woo woo) ああいいね (woo woo)
泣き出しそうな声で もう少しいきますか
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