
「ワールド・プロセッサー」とは、ドイツ生まれで米国在住のアーティスト、インゴ・ギュンター氏の作品。キャンバスは、直径30センチ大の地球儀。自然、環境、人口、健康、貧富といった人類が抱える様々な問題をテーマとした108個の様々な地球の姿が描かれています。
知り合いから教えてもらって、サイトを開いてみると、108個の色とりどりの地球儀がずらりと並んでいました。実にきれいです。クリックしてみると、すべての地球儀に日本語のタイトルがつけられています。ひとつずつ開いてみました。
タイトルをアトランダムに拾ってみると、
7-2:内陸国
19-4:難民の流れ
53:チェルノブイリの雲
56:世界のエネルギー消費の割合
63:主な人口集中地/人口分布
65-3:国連平和維持活動
66-2:80言語の地球
67:地雷
69-1:枯渇する漁場
138-3:第二次世界大戦後に平和な国々
258-2:多言語国家
こういうのが108個。タイトルを読んでも意味がよくわからないもの(「45-5:ヴィトゲンシュタイン」「93-3:日本だけ」など)もあります。純粋にイラスト的に美しい地球儀もあります。地球儀とタイトルを見て思わず立ち止まってしまうものもあります。
この企画は、もともと、九州大学が仕掛けたプロジェクトのようですが、こちら(PDFファイル)でもっと詳しいキャプションを読むことができます。たとえば、「1-4:テレビ所有」というタイトルの地球儀。単に、テレビの保有台数かなと思ってキャプションを読むと、「テレビのなかで1日に殺される人数にテレビを所有する人数をかけた答えをその国の人口から差し引く。すると、ほとんどの国が1日で消滅していく。」という複雑な説明が…。
「108」という数字にも意味がありそうです。日本人にとって「108」というのは除夜の鐘の数。つまり、仏教でいう「百八の煩悩」を表す数字です。ギュンター氏がそれを意識したものかどうかはわかりませんが、何か通じるものがあるような気がしてなりません。
本来、立体の作品のはずですが、パソコン上では残念ながら平面的にしか見られません。実物は見られないのかと思って調べてみたら、日本各地の博物館で、子ども向けの催しとして「ワールドプロセッサー展─子どもたちに伝えたい地球 108の顔─インゴ・ギュンター」が開催されていました。「子どもたちに伝えたい地球」というのがいいですね。いつも見慣れた地球とは似ても似つかない、しかし美しく、無言のメッセージを投げかけてくれる地球の姿を見て子どもたちがどんな感想を持つのか、知りたいなと思います。
こういうアートを世界史や地理の授業で一つの切り口として使うのもいいかもしれません。どの地球儀を取り上げるかによって、いろんな問いかけができそうです。例の世界史の「補習」でこそ、使ってみたらどうでしょうか…。
ジャーナリズムとアートを結ぶ。あるいはアートによってグローバルな視点を提示する。そんなアーティスト、いいですね。 インゴ・ギュンター。
知り合いから教えてもらって、サイトを開いてみると、108個の色とりどりの地球儀がずらりと並んでいました。実にきれいです。クリックしてみると、すべての地球儀に日本語のタイトルがつけられています。ひとつずつ開いてみました。
タイトルをアトランダムに拾ってみると、
7-2:内陸国
19-4:難民の流れ
53:チェルノブイリの雲
56:世界のエネルギー消費の割合
63:主な人口集中地/人口分布
65-3:国連平和維持活動
66-2:80言語の地球
67:地雷
69-1:枯渇する漁場
138-3:第二次世界大戦後に平和な国々
258-2:多言語国家
こういうのが108個。タイトルを読んでも意味がよくわからないもの(「45-5:ヴィトゲンシュタイン」「93-3:日本だけ」など)もあります。純粋にイラスト的に美しい地球儀もあります。地球儀とタイトルを見て思わず立ち止まってしまうものもあります。
この企画は、もともと、九州大学が仕掛けたプロジェクトのようですが、こちら(PDFファイル)でもっと詳しいキャプションを読むことができます。たとえば、「1-4:テレビ所有」というタイトルの地球儀。単に、テレビの保有台数かなと思ってキャプションを読むと、「テレビのなかで1日に殺される人数にテレビを所有する人数をかけた答えをその国の人口から差し引く。すると、ほとんどの国が1日で消滅していく。」という複雑な説明が…。
「108」という数字にも意味がありそうです。日本人にとって「108」というのは除夜の鐘の数。つまり、仏教でいう「百八の煩悩」を表す数字です。ギュンター氏がそれを意識したものかどうかはわかりませんが、何か通じるものがあるような気がしてなりません。
本来、立体の作品のはずですが、パソコン上では残念ながら平面的にしか見られません。実物は見られないのかと思って調べてみたら、日本各地の博物館で、子ども向けの催しとして「ワールドプロセッサー展─子どもたちに伝えたい地球 108の顔─インゴ・ギュンター」が開催されていました。「子どもたちに伝えたい地球」というのがいいですね。いつも見慣れた地球とは似ても似つかない、しかし美しく、無言のメッセージを投げかけてくれる地球の姿を見て子どもたちがどんな感想を持つのか、知りたいなと思います。
こういうアートを世界史や地理の授業で一つの切り口として使うのもいいかもしれません。どの地球儀を取り上げるかによって、いろんな問いかけができそうです。例の世界史の「補習」でこそ、使ってみたらどうでしょうか…。
ジャーナリズムとアートを結ぶ。あるいはアートによってグローバルな視点を提示する。そんなアーティスト、いいですね。 インゴ・ギュンター。
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