TBS系列のテレビ番組「世界・ふしぎ発見!」が先週の放送で1,000回を数えたのだそうです。
第1回が1986年4月19日ですから、足かけ21年。ちょうど私が世界史の教壇に立ったのと同じ時期に始まっているので、授業でもずいぶん利用させてもらいました。毎週のように録画して、授業で仕える部分を家のビデオデッキでシコシコ編集していたものです。あの頃、日本テレビ系列では歴史上の人物にスポットをあてる「知ってるつもり!?」という番組があってこちらもずいぶん使わせていただきましたが、頻度からいえば、「ふしぎ発見!」の方がダントツに多かったでしょう。「知ってるつもり!?」の方は残念ながら放送終了してしまいましたけどね。
「ふしぎ発見!」がなぜこれほどの人気長寿番組になったのか。黒柳徹子、板東英二、野々村真という、個性豊かな不動のレギュラー解答者がいること、司会者も草野仁が変わらず務め続けているといった、「安心感」がまず挙げられるかもしれません。土曜の9時はいつでもそのメンバーで楽しめるという安心感。このへんは「笑点」と全く通じるものがあります。黒柳徹子が驚異的な正解率を誇る一方で、野々村真が20年以上たってもいまだに「出来の悪さ」を売り物にしているのも、なぜかほっとしたりします。ちなみに、黒柳徹子はパーフェクト賞(全問正解)を実に161回もとっています。野々村真は去年、番組始まって以来初めてのパーフェクト賞を達成。
また、出演者だけでなく、基本的な番組のスタイルが変わっていないという安心感もあります。「ミステリーハンター」が実際に現地に赴いて、ナマの世界史の舞台に感動したり、歴史に連なる現代の人々と触れ合ったりしながら「問題」を出題するという形式はいまだに受け継がれています。出題→解答→正解発表という形式の進め方は今は若干変わり、また「視聴者参加」という新しいスタイルも始まりましたが、基本は何一つ変わっていない。これぞ偉大なるマンネリズム。
ミステリーハンターといえば、出演回数がダントツで多いのは、今やエッセイストとしても活躍する竹内海南江。1,000回のうち、5分の1以上にあたる212回に登場しています。最初の頃は確か「竹内かなえ」で出ていたと思いますが、この人一体何歳になるんだろう?と思うくらい変わりませんね。私がビデオを使っていた頃にやはり頻繁に登場していた石井麻理も思い出深いミステリーハンターです。いつの回だったか忘れましたが、地元の人に話を聞いていて、思わず涙をこぼしてしまっていたのを覚えています。女優の黒田福美、石井めぐみなんかも、かつてミステリーハンターしてたことがありました。ところで、ミステリーハンターってほとんどが女性ですが、中には男性もいました。たとえば、今「笑点」の大喜利に出ている春風亭昇太もその一人です。でもやっぱりミステリーハンターは女性、っていう感じがしますね。
今週の「ザ・テレビジョン」によれば、取材国でもっとも多いのは意外なことにアメリカ合衆国なんだそうです。109回。次いで中国の80回、フランスが79回、イギリスが65回。第1回放送や今日放送された1,001回目など、節目節目で必ず登場するエジプトは5位の57回。取材国はのべにすると150か国に及ぶのだとか。世界史の教科書には、とてもじゃないけど150か国の歴史は出てこないことを考えれば、これはすごい数字です。150か国の歴史。まだまだ知らないことが多いんだなと思い知らされます。私が授業で使わせてもらったのも、基本的には「教科書に出てくる歴史」に関係する部分でしかないわけで。
「ふしぎ発見!」やその他膨大な数のビデオのストックは前の勤務校に置いてきてしまったのですが、もう一度見直してみたい気がしてきました。
第1回が1986年4月19日ですから、足かけ21年。ちょうど私が世界史の教壇に立ったのと同じ時期に始まっているので、授業でもずいぶん利用させてもらいました。毎週のように録画して、授業で仕える部分を家のビデオデッキでシコシコ編集していたものです。あの頃、日本テレビ系列では歴史上の人物にスポットをあてる「知ってるつもり!?」という番組があってこちらもずいぶん使わせていただきましたが、頻度からいえば、「ふしぎ発見!」の方がダントツに多かったでしょう。「知ってるつもり!?」の方は残念ながら放送終了してしまいましたけどね。
「ふしぎ発見!」がなぜこれほどの人気長寿番組になったのか。黒柳徹子、板東英二、野々村真という、個性豊かな不動のレギュラー解答者がいること、司会者も草野仁が変わらず務め続けているといった、「安心感」がまず挙げられるかもしれません。土曜の9時はいつでもそのメンバーで楽しめるという安心感。このへんは「笑点」と全く通じるものがあります。黒柳徹子が驚異的な正解率を誇る一方で、野々村真が20年以上たってもいまだに「出来の悪さ」を売り物にしているのも、なぜかほっとしたりします。ちなみに、黒柳徹子はパーフェクト賞(全問正解)を実に161回もとっています。野々村真は去年、番組始まって以来初めてのパーフェクト賞を達成。
また、出演者だけでなく、基本的な番組のスタイルが変わっていないという安心感もあります。「ミステリーハンター」が実際に現地に赴いて、ナマの世界史の舞台に感動したり、歴史に連なる現代の人々と触れ合ったりしながら「問題」を出題するという形式はいまだに受け継がれています。出題→解答→正解発表という形式の進め方は今は若干変わり、また「視聴者参加」という新しいスタイルも始まりましたが、基本は何一つ変わっていない。これぞ偉大なるマンネリズム。
ミステリーハンターといえば、出演回数がダントツで多いのは、今やエッセイストとしても活躍する竹内海南江。1,000回のうち、5分の1以上にあたる212回に登場しています。最初の頃は確か「竹内かなえ」で出ていたと思いますが、この人一体何歳になるんだろう?と思うくらい変わりませんね。私がビデオを使っていた頃にやはり頻繁に登場していた石井麻理も思い出深いミステリーハンターです。いつの回だったか忘れましたが、地元の人に話を聞いていて、思わず涙をこぼしてしまっていたのを覚えています。女優の黒田福美、石井めぐみなんかも、かつてミステリーハンターしてたことがありました。ところで、ミステリーハンターってほとんどが女性ですが、中には男性もいました。たとえば、今「笑点」の大喜利に出ている春風亭昇太もその一人です。でもやっぱりミステリーハンターは女性、っていう感じがしますね。
今週の「ザ・テレビジョン」によれば、取材国でもっとも多いのは意外なことにアメリカ合衆国なんだそうです。109回。次いで中国の80回、フランスが79回、イギリスが65回。第1回放送や今日放送された1,001回目など、節目節目で必ず登場するエジプトは5位の57回。取材国はのべにすると150か国に及ぶのだとか。世界史の教科書には、とてもじゃないけど150か国の歴史は出てこないことを考えれば、これはすごい数字です。150か国の歴史。まだまだ知らないことが多いんだなと思い知らされます。私が授業で使わせてもらったのも、基本的には「教科書に出てくる歴史」に関係する部分でしかないわけで。
「ふしぎ発見!」やその他膨大な数のビデオのストックは前の勤務校に置いてきてしまったのですが、もう一度見直してみたい気がしてきました。
申し訳ありませんが、この場ではお答えできかねますので、悪しからずご了承ください。
お手数ですが、「やっぴらんど」http://www.actv.ne.jp/~yappi/の方に私のメールアドレスを掲載していますので、そちらの方でお問い合わせくださいませんか。
よろしくお願いします。