6月某日午前2:35 串戸港にて/上顎にガッチリ
6月某日、串戸港で釣る。午前1時ま車で寝て1時過ぎから釣り始めるも、潮は長潮で干潮23時・満潮4時と最悪。雨が激しくカッパから浸み込んで寒い。
潮は長潮で殆ど動きがなかったが、この日は3度ハリがかりして3度目にやっと37㎝Aをゲットした。
最初は丸太のような水のうねりが見えただけで苦も無く切られた~と言うより結び目がゆる抜けた。結び方がいい加減だったこともあるが相当な大物だったことも確かだ。
2回目は40㎝前後で、水面に浮かした刹那、ハリが外れ、3度目の正直で何とか掬い上げた。
37㎝B君。
翌日は晴れたが満潮は朝の5時で23時頃は干潮。潮は若潮で若干よくなったが条件は悪い
そんな中で1回ばらした後、4時前にヒットしたチヌは昨夜に続く37㎝B。タモのある位置まで20mほどを泳がせながら引っ張って、右手で竿を操作しながら左手でタモを下ろし網に取り込もうとするも チヌがタモの方に寄らず、さんざん苦労してようやく掬い上げる
早速計測すると37㎝だったが、昨夜の37㎝Aより胸が厚くよく肥えたキビレ。
フライパンで尾かしらつきのまま煮る
この37㎝をどう調理するか‥¡? 迷わず煮ると決める。勿論切って煮るなんてことは論外だが、37㎝を煮ることはまったくの想定外で、大鍋までは持ち合わせていなかったので26cmのフライパンを買ってこれで煮て見た。
当然ながら 頭と尻尾ははみ出すし、フライパンの縁に持ち上げられた部分は煮汁に浸せない。
煮汁を多くすることは避けたいところだがそうは言っていられず、適度の醤油に対して水を多くして薄めだがたっぷりの汁を煮たて、おたまで煮汁を廻しかけながらあまり時間をかけずに煮る
途中で頭の部分が煮汁にるようにずらし、次に尾の部分を浸す。煮詰まって汁が少なくなるのを見越して醤油と水を追加し、御法度であるがフライ返しで表裏をひっくり返す。
多少型が崩れたがうまく行って味は濃すぎず薄すぎず、ふっくらほっこりとやわらかく、鍋で煮るよりきれいに煮ることができた
一度には食べ切れず夕食に半身を食べ、翌朝残りを頂いて骨までしゃぶりつくす
刺し身にしたのでは魚の本当のうまさは分からない
焼けばどんな魚もそこそこに食べられる
煮て美味しい魚が真に美味しい魚なのである
潮さえよければ必ず釣れると言う確信があるので、平郡島からの帰りにもまた40㎝をねらい、もっとうまく煮てやろう~,と思っている。