遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

信越トレイル・牧峠から梨平峠を歩く~後

2009-12-01 13:10:35 | 山行
 地図上の赤い+マークが牧峠,地図の縮尺と位置は自由に変えられます。

 
          
 行く手にやや大き目の峰(1120m)が見えて来たがルートはその峰の南側を巻いており、その辺りから左方向に見えていた鍋倉山がいつの間に正面になって先ほどの峰は右手後になっていた。即ち道が左に大きくカーブしたのだ。
 雪が次第に深くなり、12:50,2つ目の標識を通過。牧峠から2.1km。梨平峠までは残り0.7km。

          
 13:00,梨平峠着。今年2月15日に境界線メンバーがスノーシューとスキーで羽広山のスノーシェードから登った時には梨平峠手前の小ピークにまでしか到達しなかった。目の前に見える大きな峰を越えた向こう側だと思ったのでやめたのだ。
 実際に到達した梨平峠はその峰の頂上で、そこまでの距離はわずか150mしかなかった。峠が山のてっぺんにあるとは思っても見なかったので意表をつかれた気がした。
http://blog.goo.ne.jp/yamanoasioto/e/f5d92ce652f8bf3865d70d1c85f749a6
 1094m古い標識
      鍋倉山 
 峠と名がつくところは必ずかつて往来があった所で、2.5万図では上越市側には上牧地区や清里地区に下る道がついているが、飯山側には関田峠につながる道しか載っておらず、羽広山の方に下る道はないことになっている。しかし、峠にはトレイルの道と交差して下って行くと思われる道があり、調べて見る必要があると思った。
 苗場山遠望
   越後三山か? 
 周辺の山を見ていたMarumaruさんがほぼ真東方向の雲海の上に横たわる平らな山を指して『苗場山だ』と言った。そうだとすればその北側に見える雪を戴いた山は何だと言うことから周辺の山名を特定しようと試みるが、何分にも初めての場所なので分からない。分からないなりに巻機山や八海山,越後駒辺りではなかろうかとか、あるいは谷川岳や朝日岳などかもしれない等と侃侃諤諤,いや喧々囂々か・・,すったもんだとひとしきり当てずっぽうを述べた後、牧峠へと引き返す。
 
 苗場山
    特定できず 
 13:17発。逆方向に歩き始めると苗場や上越国境方面と思われる山々はずっと前から見えていたことに気づき、より条件のいいところでしっかりと見て山名の特定を試みたが結局断定するには至らず、しかし曇天にもかかわらず展望を楽しんで歩けたことを喜びながら帰路を急ぐ。
 13:55,標識のある小沼を通過,14:12牧峠着。

信越トレイル・牧峠~梨平峠を歩く

2009-12-01 04:41:06 | 山行
 地図上の赤い+マークが牧峠,地図の縮尺と位置は自由に変えられます。
 Mr,marumaru
      梨平峠 
 関田峠を諦めた代わりに思いがけず牧峠から信越トレイルにアクセスすることが出来たので少しだけ歩いてみようと言うことになり、車中で昼食をすませて12:00に梨平峠を目指して歩き始める。
 牧峠から梨平峠までは2.4km,関田峠までは4.5kmで、時間的に関田峠まではちょっと厳しいが無理ではない。

          
 峠に何人かの人がいた他に何台かの車もあったが、残雪には靴跡がなくコース前方は無人。初めにややきつい階段があってなまった脚にはこたえるが、すぐに登りきって以後は起伏のゆるやかな道となり少しづつ高度を上げるに伴って雪が増えて来る。
 無垢の雪を蹂躙
    イワウチワ 
 はじめてみる足跡
          
 雪面には肉球のある足跡,カモシカのものらしい2本爪の足跡の他,これまでに見たことのない肉球とも爪跡とも判別のつかない連続した足跡が見られた。
 稜線のブナ・低木
          
 道の両脇はすべてブナの林で、比較的大きな木もあるが、稜線のそれらしく丈が低くて上部がひょろひょろと縮んだものも見られる。足元の倒木を覆う苔の緑が美しい。

 0.9km地点の沼
  牧峠から0.9km 
 12:20,標識のある小さな池のほとりに着く。牧峠から0.9km,関田峠に3.6kmとある。                         続く