遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

飯山線はゆっくり走る

2008-04-10 18:14:50 | たび・出会い
 

 十日町発16:13のワンマンカーが長野に着くのは19:06だから2時間53分かけて走ることになる。そのゆっくりした走りは昔から変わらない。



 飯山線沿線の景色は未だ冬から覚めやらぬ風情だ。
 信濃川に沿った段丘には随所に分厚い雪が残り、わずかに雪の融けた斜面は大量の枯れたススキに覆われているが、そこからフキノトウがようやく顔を覗かせているのがいかにも雪国らしく、去って行く冬を惜しむのにこれほどふさわしい場所はまたとない気がする。





 花が一斉に咲き誇ってしまうと急につまらなくなるのは偏狭にすぎるかもしれないが、冬の名残りを留めて春がためらいがちにやってくるこの季節が一番いい。
 おそらくそれは、最初の春を自分1人のものにしたいと言う独占欲の極まったものに他ならないのだと思うが、それを味わうのに最もふさわしいのが信濃川左岸を走る飯山線なのだ。







 戸狩・野沢温泉発18:02。辺りが薄暗くなってきた。長野までもう1時間。


初めて知った北越急行・・・十日町へワープ

2008-04-10 16:29:07 | たび・出会い
 
 直江津では2人目のMさんが高田の職場からわざわざ来て待って下さっていた。一緒に車で高田に向かい、駅で本を渡して15:01の電車で直江津に戻ると北越急行の越後湯沢行きが待っていた。15:15発で十日町に向かう。
 高田から同時刻に出た長野行きに乗れば夕方には明科に帰ることができるが、敢えて飯山線を回るルートを選ぶ。

 
 直江津から十日町経由で越後湯沢まで行く鉄道があることを初めて知った。これで行くと直江津から十日町までは54分。越後湯沢までは1時間46分だ。
 JRで長岡をまわって十日町に行くと
 直江津14:29⇒15:57長岡16:32⇒16:55越後川口16:59⇒17:26十日町となり2時間57分,
 越後湯沢は、長岡16:32⇒17:48越後湯沢で3時間19分かかる。
 乗り換えの煩雑さと待ち時間の無駄を考えるとその差は非常に大きい。
 

 
 16:07十日町着。16:13発長野行きに乗車。飯山線のワンマンカーは学校帰りの高校生でいっぱいだったが、森宮野原に着くまでにみんな降りてローカル線の旅を楽しむ数人の客だけとなった。
 

配達電車旅・・・今日も2300円

2008-04-10 10:28:05 | たび・出会い

 その1
 青春18切符を2回分余らせてしまった。残るは今日1日だけ。何とか使い道はないものかとあれこれ考えていて、ひょいと『信越古道』の本を郵送することになっていたのを思いだし、直接届けることを思いついた。
 大車輪で時刻表をめくり計画立案。とるものもとりあえず明科発08:43の松本行きに乗るべく車を走らせ1分前に駆け込んだ。
 
 松本発09:10の大糸線南小谷行き乗車。乗り換えて糸魚川には12:44に着く。
 糸魚川で1つ目のお宅を訪ねて手渡した後、2つ目の上越市の方の会社に届けたら配達終了。後は今夜中に帰って来ればよい。果たして何処まで行って帰れるか,これから時刻表と格闘する。
 目いっぱい欲張るたちなので地獄表になりそうな予感!
 
 その2
 12:44糸魚川着。小降りながら雨。1人目のJさんがが駅で待っていて下さり、すぐに本を手渡して次の電車を待つ。
 13:33、直江津行き電車に乗車。直江津からは北越急行と言う私鉄で十日町に出て飯山線で長野へ戻ると明科に20:50に着くことができるが、JRのみで長岡,越後川口を回ると早くても21:52となる。私鉄部分は780円。
 
 松本からずっと同じ電車に乗って旅をしている人が結構いる。その多くはかなり年輩の方達で、18切符をうまく使って青春しているのが何ともいい感じだ。写真のお二人は直江津から長野経由で東京に帰るそうで、着くのは夕方とのこと。
 
 

 直江津には14:10に着く。高田までの電車が34分待ちになるので、まるまるさんが駅に來て下さることになり恐縮・・。