遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

長深山・ルート調査再び

2015-11-19 00:29:12 | 山行

 長深山を仰ぐ/『ヘグリ』到着

 

 柳井市在住のF氏来島

11月12日(木)
 前日に続いて長深山ルート調査の2回目。海は相変わらず荒れているが今日は相方のF氏がフェリーで来ることになっており、9:20に西港船着き場に着いて待つ。9:33にフェリーが着き、初対面の挨拶もそこそこに歩き始める。



 前日と同じ出発点/農道を直進

 途中のベンチでルートを確認。F氏が用意した地図によると、長深山に向かうルートは2本あり、1つは昨日自分が歩いたルートで、もう1つは鶴甫と言う地区よりも先の方から入って長深山の山頂は通らずに東隣の深山に至るもので、史実に詳しいF氏はこちらの方が古い道らしいと言ったが、今回は取り敢えずハッキリしている道を辿ることにして昨日と同じ登山口に向かう。但し、市道からの入り口は昨日より5m先の川沿いの道で、上の方で合流して9:51に最終民家を通って山道に入る。



 石垣の畑/

 その道を前日とは違ってまっすぐ進めばみかん畑の小屋がある柵の入り口に到達するものと思い、Sさんと言うご夫婦に会ってから行こうとこの時は思っていた。
 その道はつづら折りになっていて思ったより長く、途中の両側にも立派な石垣の棚畑があったが、いずれも耕作されなくなってから相当の年月を経ているらしく太い木が繁茂して薄暗かった。







 昨日見たポンプ小屋に出た/昨日と同じ場所から畑を見る

10:02から5分ほど休み、歩き始めてすぐの10:09、昨日と同じ小屋に出てハタと首をひねる。みかん畑の向こう側の入り口に着いて畑を通らせてもらってここに出て来るものと思っていたのが外れて、昨日のような薮漕ぎをすることもなく尾根道に出られることになる訳で、これは出張所長さんの説明とも違っていた。



 昨日と同じ石段/同じ目印

 とまれ畑を通る労なく登山道に入ることが出来、10:11に昨日と同じようにみかん畑を見下ろし、10:16に昨日と同じ石垣の階段を登り、10:23には昨日と同じ目印に新しい目印を施して順調に進む。
 10:28、ひときわ太くて高く抜きんでている松を見てこれがS夫人の言っていた大きな松の木であろうと見当をつける等して10:35にNTTの反射板に至る。

 ここでF氏が『かつて友人が少し先から入ってここで合流して』いると言ったので、別の道があるのかもしれないと思って奥の方に分け入って見たが道は見つからず、しかしその先にも石垣の棚畑が続いているところを見ると道があったであろうことは想像できた。



 道を探す

 10:39発。そこからが道なき道~と言うよりあったとしても荒れて通れない道になる。S夫人が『何回も登った。道はある』と言っていたので、目印を追って注意深く登ることにした。
 確かに昨日目印を見失った地点からも目印は続いて、それを追っていくと道は右の方に折れ曲がっていたが、やがては 尾根の中央部に戻り、横倒しになった木の真ん中に赤いテープが巻かれた見覚えのある場所に戻った。つまり前日は遮二無二直進していたことになる訳で、それでも正解だったということだ。



 石垣の脇に道あり

 そこから先にも石垣があり、F氏は中央の階段を登って直進しようとしていた。自分は前日の経験から石垣を無理に突破しようとして道を見失ったが、石垣の左右いずれかの脇に道はある筈だと考え、この場所では石垣に沿って左手に進むと、倒れかかった木や蔓に阻まれてはいるがしっかりした道があることが分かった。



 空が見えた/前ピークの広場に到達



 頂上の三角点/しっかり目印

 こうして着実に目印をつけながら前進し、11:28に前日のナタメを発見。そこから木の間越しに空が見え、11:29に前ピークの広場に着く。さらにそこから太陽の方向に向かって緩やかな斜面を南進し11:36に三角点のある山頂に到達して目的を果たす。



 深山への道発見/ここで折り返す

 その後は12時をリミットとして深山方面に歩いてみようと言うことになり、南東に向けて斜面を下る。11:46に明瞭な道を見つけ、そこに二重の印をしており返す。この道は長深山の山頂を通らずに主脈に出て深山に向かう道で、F氏の説明では明治時代からすでにあったとのこと。どう言う歴史があるのか知りたいところで、その起点の特定を含めて次回の課題となる。深山へのルートは主脈を外さないようにしながら障害物を避けて進めば遠からず踏破できると言う感触を得た。
 ここまでの経路を含めて、一帯は外側から見れば分厚い森林であるが、マントの中は長年に亘って日光の恩恵を受けない状態で下草などの繁茂がなく、倒木と蔓植物が障害になるだけなので、道を拓くことはそれほど難しくはないと言うのが感想である。



 下山へ

 12:01に三角点、同:03に前ピークを通って下山開始。ピンクのマークを辿って難なく下り、所々に新たな目印をつけ加えたりしながら順調に下って、12:49に反射板、13:06に海を見下ろす場所を通過。



 みかん畑の怪

 13:10にみかん畑の柵を越えて中に入る。そこから逆に表側の入り口に行ってSさん夫妻に会いに行こうとしたところ、その畑はSさんの小屋のある畑ではなかったことが分かり、引き返して元の道を下る。



 下山

 その謎が分からないまま最終農家まで下ると玄関に若い男性がいて、話を聞くと彼はS夫妻の子息で、2人は今日もみかん畑にいるとのこと。結局その謎は解けぬまま市道まで下がり、魚類供養塔を見たりして14時に船着き場に戻り終了となる。



 八幡神社/魚類供養塔

 今回の調査で深山まではすぐにも行ける見通しが出来た。夏場より冬の方が落葉する分だけ見通しがよくなるので、近いうちに深山までを歩きたいと思う。





長深山・ルート調査~後

2015-11-18 15:18:44 | 平郡島にて・平郡島から

 白菊咲き誇る/みかんづくりの夫婦

 10:54発。下りの手がかりは大雑把な方向感覚と記憶、登った時の痕跡しかない。とりわけ始めの1歩が肝心である。
 が、その方向感覚も記憶もいい加減なもので予定通り間違えた。




 この目印に迷わされた/ヌタ場発見~来るときには見なかった

 最初のナタメを辿って少し降りた辺りで次を探したがなかなか見つからず、ピークに戻ってやり直したりしてるうちに、赤い目印を見つけた(11:04)のがミスを誘い、登って来る時に右手(南側)の方が明るく空がよく見えていたと言う感覚も手伝って南(左)側に寄りすぎ気味に下る羽目になったらしい。
 
 その辺りにも棚畑の石垣などの人造物があり、どう下っても大差はないと構わず下るとヌタ場になったため池(11:20)があり、更に下ると左右に高みのある凹地に向かっていることに気づく。




 運搬用のワイヤー発見/続いてため池

 左側(下に向かって)は長深山から西南西に延びる尾根、右手が登って来た尾根で、自分は今その中間の谷にいると判断し、トラバース気味に下りながら右手の尾根へと移動していると、11:41に集果用のワイヤーが見つかった。これが登りはじめに見たワイヤーの延長であれば、登ったコースより南(左)側にいることは明らかなので更に右寄りに下ると、周囲をコンクリートで固めた長方形のため池があり(11:47)、その50mほど先で崩れかかった出づくり小屋を見つける(11:48)。




 出づくり小屋あり~廃屋同然

 そこから2分ほどで目の前が明るくなり、木の間越しに海が見える場所に出て目の前の薮を掻きわけ、11:52みかん畑の上の端に着く。




 目の前が明るくなり/みかん畑に出る

 柵に沿って右手に進めば登ってきた道に出る筈であるが、みかん畑を通らせてもらって別の登り口を調べたいと思い、大声で『こんちわァ~、畑を通らせてもらってもいいですかァ~』と、2~3回叫ぶと女の人の声で『そのまま降りておいでェ~』と言う返事があったので柵を飛び越えてみかん畑に入り、ゆっくり下ってくと、オーナーらしい婦人が現れて柵の下の入り口まで誘導し、下りの道を教えて下さった。






 『みかん食べてく?』『のどが渇いたので1つだけ』と言う会話があって主人らしい人がいる作業小屋へ案内し、持ちきれないほどのみかんを差し出されたのを5~6個だけ押し頂く。
 『畑を通るのはご迷惑だからと思って向こうの尾根を登ったが、下り道を間違えて畑の真上に出てしまった』と言うと『畑を通るなら閂を開けて、イノシシが入らないよう元通りにかけてもらえばいい。向こう側(出口)も同じ』とのことで、『明日、もう一度登るつもりなのでお願いします』と無害通行のお許しを頂く。




 ミカン農家にて

 昨年も東地区の駐在さん一家がここを通って長深山に登りなさった』と言う話しから、『反射板の上の途中から道が分からなくなった』と言うと、『上まで道はある。何回も登ったよ』と夫人が言い、尾根上の一画を指さしながら『途中に大きな松の木があってそれはここからも分かる。ほら、あれッ』と言われた。もう少し丁寧に目印を探すべきだったようだ。
 しばらく歓談し行動食のクッキーをお礼に置いて12:10に辞去。




 フユイチゴがあった/ビワの花咲く晩秋

 『ここからは農道を下ればいいよ』と言う夫人の教え通りに車道を下っていると後ろから軽トラで主人が追いかけて来て『農道の下の市道が通行止めになっている。別の道を教える』ので乗れと言われた。『えッ? じゃぁ この車は?』どうやってここに来ているのかと聴こうとする前に、『ここから家まで5分もかからないが(その20mが通れないので)海岸(南側の)沿いの道を東地区まで走り、県道を廻って家に戻る。2時間(約30㎞)の大廻りだ』と‥。




 転げ落ちるほどの急坂/集果用モノレール

 あまり広くもない農道の急な坂道を結構なスピードで下降点まで送ってもらった(12:18)が、それは歩けばかなりの距離で、その下降点からゆっくり歩こうにも走りだしてしまうような細い山道を駆け下って12:26市道に出る。




 港が見える道/長深山をふり返る

 出張所に寄って山頂の手前まで行けたことを報告し、山頂標識の有無を聴くと『三角点標識があり、昔は「長深山」と書いた看板があった』とのことだった。12:45に船着き場に戻って終了とする。






みかん畑 無残‼

2015-11-17 03:10:28 | 平郡島にて・平郡島から

 イノシシにへし折られて丸坊主/2013年~同じ木


 9月5日の防除以来、約2か月ぶりにみかん畑に行って、絶句‥。あれほど青々と茂って勢いがよかったのが、下の方の枝はへし折られ引きちぎられ、残った枝は1個の実はおろか葉っぱもなく丸裸で、踏みつけられて泥田と化した地面には折れた枝が散乱していた。
 上の写真は2013年と今年の同じ木の比較




 


 

 1枚の葉も残っていない枝、白い折れ口 引きちぎられた真新しい枝は作屋のものか‥?
 どうやればこうなるのだろう‥




 奥の2本を助けるべく‥


 幸い奥の2本はまだ被害が少ないが、襲われるのは時間の問題である。まだ青い実もあるが、全部採るしかない。
 結果はコンテナ5箱分だった




 2013年の実りはこうだった


 2013年にはコンテナ7箱以上も採れた。

長深山・ルート調査~前

2015-11-14 14:18:13 | 平郡島にて・平郡島から

 強い北西風で海は大荒れ/山際に咲き乱れるツワブキ


 前夜から強い北西風が吹いて海が荒れ、平郡東地区から西地区に至る県道は至る所で波しぶきがを被っていたが、その一方で山際にはツワブキと野菊の花が咲き乱れていた。

 このところ天候不順でできることが限られ無聊を託っていたところに『長深山に登る人が来るので一緒に登ってはどうか』と言う声がかかり、兼ねてからの懸案としていた島の脊梁山脈・長深山(451m)~深山(468m)ラインの調査をする機会が突然やってきた。




 野菊もいっぱい/カラスウリの実赤く‥

 がしかし、前夜来の強風~波浪注意報のせいで相方となる人が来られなくなり、1人での決行を決める。とは言え、下調べもなしで手がかりが何にもなく、頼みは地元の方々の情報だけである。船を出そうとしていた漁師さんに聞くも分からず、野菜づくりに精を出すご夫婦も『‥‥‥』




 第3島人に登山口を尋ねる/出張所の所長さんにも


 3番目に尋ねたご婦人が『鶴甫と言う地区の一番上のミカン農家さんの所からよ‥』とにこやかに教えて下さった。『これからお仕事ですか』と言うと『みかん畑にネ。寄って食べて行きなさい』と言って下さったのを丁重にお断りして、教わった方に向かう。
 市役所の支所のそのまた出張所兼診療所の前を通りかかると管理人さんがおられたのでまた尋ねると、『40年前に登ったことがある』とおっしゃったこの方が、個別詳細地図をコピーして、昔あった筈の道を書き込んで下さった。




 地図をコピーしてルートを書き込んで頂く


 診療所の上からも行けるが、その道は今は歩けるかどうかわからないと言うことで、先刻のご婦人の言われたように、一番上のミカン農家さんの所からが登るルートと両方を書き込んで下さった。地図とルート図と言う願ってもない手がかりを得て、そのみかん畑を目指し勇躍坂道を登る。が、その坂道の傾斜のきついこと‥。

 


 最後に農家から山道に入る~竜脳菊が見られる(9:07)


 ようやくその農家に着いてそこからみかん畑に続く細道を登る。そのまま登ればみかん畑に至り、『柵を空けて畑の中を通り抜けると、長深山から真西ないし西・西北西に延びる尾根に出る』との説明だったが、みかん畑を通らず尾根に出るには『もっと前にある細道を左折する』とも教わっていたので、その道を選ぶ。




 集果用のワイヤー(9:15)


 多少の薮漕ぎの末にその尾根に出ると道らしき踏み跡があり、それを辿ると集荷用のワイヤーに出くわす。




 発動機小屋~今は使われていないらしい(9:16)



 道がしっかりしてきた~ここにもツワブキ


 さらにそこに今は使われていないと思われる消毒剤を播くポンプの小屋があり、その脇を通って上へ上へと進むと次第に道がハッキリしてきた。



 現役の発動機小屋(9:27)


 9:27、先刻来、ポンポンポンと言う音を立てていた発動機のある小屋に到達。そこはみかん畑の西下側の端と思われ、そこから柵をめぐらしたみかん畑に沿って細道が、またそれに並行して尾根の道が伸びていた。



 モノレールを潜って(9:34)



 崖を攀じ登ると(9:36)/海ッ‼(同)


 迷いようのないその道を進むと、今は使われっていないモノレールが現れ、その下を潜ってひと登りすると突然右手の視界が開けてみかん畑超しに海が見える場所に出た。おりしも西港を出たばかりのフェリー『ヘグリ』が眼下を航行中である。




 ヘグリが航行中(9:37)/階段付きの石垣(9:38)


 その辺りには昔の耕作地らしい石垣のある畑が数段続く。面白いのはその石垣に階段がつけられていたことで、このような石垣を見るのは初めてである。それはかつて盛んにこの棚畑が耕作されていたことを物語っていた。



 みかん畑の上に出た(9:42)/目印が現れる(9:43)


 9:42、みかん畑の上に出る。みかん畑の方から続く道がここで合流し、しっかりした道になると同時にテープによる目印が現れた。 目印には、赤いビニールテープの他、青や黄色のビニールテープ、青い荷造りテープ、タフロープ、赤ペイント等、少なくとも6種類以上があり、可なりの人に登られていることが分かる。



 NTTの反射板(10:00)


 もらった地図によると尾根は東10°南の方向にまっすぐ伸び、その先にNTTの反射板があることになっていた。10:00にその反射板に着く。



 この先通行困難(10:09)/



 目印もあることはあるが‥(10:18)


 そこまでは問題なく行けると言うのが出張所の管理人さんの話しだったが、そこから先は多分倒木などで歩きづらいだろうとの言葉通り、はっきりと道と言えるものがなく、倒木が折り重なって進路を阻み、また大小無数の様々な蔓植物が簾のように垂れ下がったり横に這ったりして侵入が躊躇われた。折り畳みの鋸でこれらの蔓や邪魔な木を切って道を切り開きながら進むこととなる。併せて無数にあるアオキの幹や枝を折って帰り道のための目印とする。




 重要なポイント(10:20)/石垣にもペイント(10:26)



 頭上の木々は青々と~/臨床は明るいが荒れている



 そんな中にも時折目印があり、また石垣の棚畑があってそこにもペイントがあったところを見ると、そこが道なのだろうがハッキリせず、その目印も石垣の消失と共になくなって後はただ高みを目指して進むのみとなる。




 相変わらずだが(10:34)/こんな所にも石垣(10:43)


 こう言う時、登りはいいのだが下りが怖い。確実な目印をつけて行かないと迷うのは必至であるが、何も持ってないのでナタメ代わりに枝を折って行くしかなかった。




 その向こうに空が(10:49)/ハッキリ見えた(10:50)


 そう言う不安を抱えながら手探りでひたすら登り、前方の木々の間に空が見え、やがてだだっ広く平坦な高みに着く。



 倒木を潜り抜け(10:52)/岩だらけのピークへ(同)


 大きな石がゴロゴロしてはいるが、山頂を示す標識のようなものはなく、右手(南)に向けて更に緩やかな登りが続いていたが、そこに踏み込むと下りの方角が本当に分からなくなる危険を感じてそこまでとし、10:54から下山に向かう。
 



 広くて緩やかなピーク(10:52)/太陽の方向にn緩やかな登りが続く(10:53) 


 そして予定通り間違った‥。 続

3年目の京ヶ倉・募集山行

2015-10-21 16:29:57 | 山行




 3回目となる秋の募集山行~京ヶ倉登山には、9名の一般参加者と13名の会員、併せて22名が参加。早朝6時に松川道の駅松川に集結。5台の車に分乗して登山口へ。挨拶、諸連絡の後、宮島さんリードのストレッチ後、7:05出発。 




 7:05発。先導は尾形さん~超スローペースで/8:00大こば展望広場着



 クリタケ発見/8:36稜線に出た


 先導尾形さんの超スローペースで途中厚物を脱いで8:00おおこば見晴台着。朝から曇りでアルプス方面は見えず。8:13発。同20大量のクリタケ発見し、しばし休憩。8:36稜線に出る。



 馬の背を難なく通過し、トドの背岩下で休む



 ヤマウルシ黄葉/ヒカゲツツジの越冬葉


 後ろから来た2女性に道を譲り、休まず進んで馬の背を通過。8:55トドの背岩の下で休憩。ここで若者4人が通過。9:00発。



 9:10京ヶ倉着/9:24発



 9:46大城着



 岩場をクリアーして9:10京ヶ倉着。集合写真を撮って9:24発、同46大城着。早い昼食となる。鈴木さんがツェルトで女性用トイレ囲いをつくる。


 昼食/西山晴れる



 有明山・常念山脈/根子岳・四阿山


 このころから晴れて常念~燕岳の稜線が見え始め、鶴川さんの名解説で山座を確認して行く。東側の岩場からは秀麗な根子岳・四阿山のラインを望む。




 餓鬼岳・唐沢岳/大峰高原



 五竜岳/11:14三角点通過


 10:37発。10分後に生坂方面の展望場に達すると、餓鬼・唐沢岳から裏銀の南沢・不動・七倉岳を経て北葛・蓮華・爺ヶ・鹿島槍・五竜岳~白馬三山(雲)へと続く山なみが開け、鹿島と五竜の間に剣岳の頭を見ることが出来た。この辺りで逆コースから上がって来た石井さん、土田さんと合流。




 萩の尾峠通過/グレースの森から烏帽子岳を見る


 11:14三角点通過。3分後に萩の尾峠。更に進んで11:30頃グレースの森休憩所着。ここから南沢岳の稜線の先に烏帽子岳を見る。




 山の歌を歌う/和やかに自己紹介


 休憩所では山の歌を4曲ほど歌った後、自己紹介を兼ねて感想を述べてもらう。一般参加者の感想は概ね好評で、ただ歩くだけでなく、歌を歌ったり感想を述べあったりすることがよかったと言う声と共に、途中で引き返すのでなく縦走できる点を評価する声が出たことは特筆に値すると言える。




 ハナイグチ/ニガクリタケ


 会長・事務局長から会の紹介と入会の誘い等して12:15頃出発。5分で下山路に入って12:42下山。防獣ゲート手前の広場まで下って車の回収を待ち13:20頃車が来て松川へ向かい、流れ解散となる。



 12:42眠り峠登山口着/マムシ草


 今回の募集山行は、一般募集を絞った結果、9名の参加となり、総勢20名と言う規模で行われた。昨年までに比べて少数であるがゆえに班分けをしなかったが、途中で追いついて来た2人連れの女性に速やかに道を譲ることが出来なかった。道が狭い京ヶ倉で20余名が一つながりで歩くのはやはり多すぎるので2つに分けるべきではなかったかと思う。



カチグリをつくって見る

2015-10-08 14:58:57 | 喰う寝る○太

 シバグリを糸に通して/軒下に吊るす


 大峰高原で拾ったシバグリ約250個を茹でて糸を通し、数珠つなぎにして軒下に吊るす。



 ツール/一連に50個のシバグリ


 太目の縫い針に1.5号ラインをつけて栗の実を貫き、次々と重ねて50個で1連とした。縫い針を突き通すのには指ぬきが欲しいところ。針を引き抜くにはニッパーが要る。

 ゆでたてなら楽に糸を通すことが出来るかもしれない。






 日光に当てて干すのがよいのか陰干しヶいいのかわからないが、風通しがよくないと黴が湧くのではないかと思う。外観は乾いていても中は黴‥では徒労に終わる。

 こんなやり方でいいのかどうか‥,如何‥?

ゴンピラ

2015-10-08 14:32:24 | 喰う寝る○太

 ゴンピラ完成/ナラタケの味噌汁


 野菜が高騰していると言う割にはハスが安かったので少量買い、ついでにゴボウ少々とニンジンを買う。ここまで来ればコンニャクを買い、平郡で頂いたサツマイモを加えて5根のキンピラである。



 ゴボウはささがき~太さ色々/ハスはスライサー



 ニンジン3本・ムラサキイモ2個は千切り~不均一もお構いなし



 板コンニャクを切る~細目・中太・太め様々/シメジ
 


 別々に炒める/ニンジンたっぷり



 ムラサキイモ鮮やか/ハス・サツマイモの皮も利用



 コンニャクは乾煎り/鶏皮を炒める



 ゴボウ、ハス、ニンジン、サツマイモ、コンニャクとシメジそれぞれをゴマ油で炒める。ゴマ油が切れたので途中からオリーブオイル。更に鶏皮を炒める~と言うより鶏皮から出るたっぷりの脂で鶏皮を揚げる。
 これら全部を合わせて、ゴマ油、オリーブ油、鶏脂たっぷりの5根のキンピラとなる。




 フライパンに入りきらず/中鍋に変更



 小分けしてさらに炒める


 それぞれを合わせるとフライパンに入りきらず、中鍋に移してラカント少々と醤油で味つけ。これを小分けしてフライパンで炒め直し、なじませて再び合わせ完成。

 食感・味ともになじまずバラバラでハーモニー無し。まぁはじめはこんなものだろう。何度か炒め直したり味を調えているうちになじんでくればよし。なじまなくてもよし。
 ギットギトと言うほどではないが脂たっぷりで体にいいのか悪いのか、そんなことは知らん。ただ5~6食分の総菜をつくりおきして植物繊維をたっぷり摂りたいだけである。

森の中

2015-10-05 13:55:00 | 花・植物・自然界

 151003クリタケ/ヌメリイグチ?



 チャナメツムタケ/シロナメツムタケ


 今年は残暑がなく、早くから涼しくなった上に雨が多くてキノコがいいと言うのでいつもの高原に行って見た。
 いつもと同じ倒木でクリタケを発見。チャナメツムタケにシロナメも少々。




 ハナイグチ幼菌/同成(?)菌



 ハナイグチ晩(?)菌/同終焉



 ヌメリスギタケ(orモドキ)



 山上の沼/ニガクリタケ(多分)


 静まり返る沼のほとりで、いつののようにハナイグチをゲット。生まれたばかりの幼菌から立派な若者、初老の菌、そして朽ち果てようとする姿等、キノコの半生を見る。





 シバグリ/キノコ色々


 キノコもそこそこ採れたけど それ以上にヤマグリがいっぱい採れた
 この森は 真昼間からクマが出る森だが
 あっちもこっちも クリの実だらけで
 誰も拾った形跡がない

 処理が面倒なので ヤマグリなど拾ったことはないが
 ついつい手が出て200個ばかり‥
 そう言えば 今年はついぞ『熊が出た』の放送を聞かない


 信州のお年寄りはゆでたヤマグリを数珠つなぎにして干し
 カチカチになったものを 正月ころに割ってそのまま食べると聞いた
 堅い実を口に入れてモグモグやっていると そのうちに柔らかくなり
 スルメより長持ちすると言う
 その甘さはヤマグリならではのものだとも‥

 それをカチグリというそうだが 同じものを子どものころに食べた記憶がある
 カチグリと言う呼び方にも覚えがある
 ただし ヤマグリではなく大きなクリだった
 なのでカチグリは 信州だけのものではないのではないだろうか



 タチシオデか



 ママコナ/ ヤマガシュウ


 帰り道
 ママコナの傍らでタチシオデの実を見つけた。
 来春の楽しみができた。




 紅葉




 上から見る/下から見る


草茫々

2015-10-01 10:27:54 | あまってら農園

 9月28日~どこを見ても草の海/道路から見下ろす



 ハウスの外(西)側/ハウスの中も



 花豆ひとり大繁茂


 9月28日,47日ぶりに畑を訪れる。何処を見ても草茫々でまさに草の海だった。草を分けて歩くとシャツやズボンにイノコズチがびっしりとつく。

 そんな中で、花豆だけは青々と勢いよく茂り、隣のトマトの支柱に覆いかぶさっていた。




 9月30日 まずは入り口周辺の草刈りから



 次いで花豆の横の草を刈る



 倒れ掛かっていた支柱を立て直すと/実がついていた



 花も咲いていた



 実


 9月30日
 まずは畑の入り口周辺の草を刈り、次いで花豆の西隣の空き地の草を刈る。刈った草を集めると小山ができる。
 花豆がトマトの支柱に寄りかかり、覆い被さってトマトは花豆の日陰になっている。花豆の支柱を起こすとわずかながら実があり、幾つか花も咲いていたが、明らかに過繁茂である。
 



 花豆の陰にトマト


 日陰のトマトは色も冴えない。

 1ヶ月遅れだが、明日はブロッコリーを植える。


ハモの骨切り・ウリボウ解体・ナメロウづくり~包丁な一日

2015-09-15 19:15:04 | 喰う寝る○太

 ハモの骨切り~割とうまく行った/イノシシ解体



 朝っぱらからイノシシの仔が持ち込まれて解体を任された。出来なければゴミとして廃棄する~と言うのでは死んだウリボウも浮かばれないだろうと思って初挑戦。
鹿の解体に一度参加した経験とアイガモ・鶏の体験しかなくイノシシは初めて。鹿の時と同じく皮に包丁を入れ、前肢の関節周りから始めて関節を切り離したが、アイガモのように手羽をもって剥ぎ取ると言う訳には行かず、筋肉のつき方がよく分からないので切り取るしかなく、無駄肉を出したがやむを得ない。同じ要領で四肢を全部外し、次に背骨に沿って長い肉を切り取る。これで主な肉は終わり。




 背ロース?と肋骨/ウリボウ君


 丸太になったところで全部の皮を剥がし、首の辺りから腹腔に包丁を入れて内臓を傷つけないようにそっくり引っ張り出す。特に消化器を破らないように細心の注意を払い、肛門周辺の筋肉を切り取って腹腔を空にする。うまく行ったが内臓の量がものすごい。子どもだけに標本にしたいようなきれいな内臓が解剖図の通りにきちんと詰まっていた。
肋骨は背骨とのつけ根を手で強く押して折り、包丁で切り放す。肋骨についている肉を削いで焼いてみたが美味しくなかった。
剥ぎ取った皮、頭、四肢の足先は指示通り穴を掘って埋める。




 包丁の管理悪い/


 午後、Kojiさんから『ハモの骨切りをするなら生簀に3尾いる』から好きに使えと言われて一挙に3尾捌く。
1尾目は内臓をそのままに目打ちして長いままで3枚に下ろす。80㎝くらいあるのでまな板からはみ出て扱いにくく、しかも切った後で内臓を取り除くのに苦労した。
2尾目は頭と内臓を先に処理し、長い体を4つに切って1つづつを3枚に下ろす。目打ちしないのでぬめりで滑るが、よくよくぬめりを拭き取って下ろせばこちらの方がやりやすいので3尾目も同じにする。
1つ分からないのは内臓に接している部分とあばら骨をどう取るかと言う点。普通の魚はあばらごと背骨から切り放した片身のあばらに沿って出来るだけ薄く削ぎ取るが、何しろ長いのと柔らかいので難しく、小刻みに骨を削いで行くしかない。
3枚に下ろす時にあばら骨の根っこを切るのでなく骨に沿って下ろして行く方法があるのだろうか‥? しかしこれは難しくて肉を無駄にしてしまいそうだ。一つの行程としてでなく、別々の行程として1つ1つ決まりをつけて行くのが本来であろう。
次に骨切り‥。前回は柳葉を持ってきていなかったので出刃で骨切りまでやったが、出刃は刃の肉が厚いので3mm間隔とはいかず、しかも重いので肉を潰してしまった。その点柳葉は刃が薄くてスッとよく通り、きれいに切れる。







皮のすぐ内側にある骨を切る時、重い出刃では力の加減が難しくて皮まで切ってしまうのを怖れるため、逆に骨が完全には切れないことがある。この点、細くて長く刃の薄い柳葉では軽く押して皮だけを残して切ることが出来る。
ハモは首に近い方は身が厚く、骨も少なくて切りやすいが、尻尾の方に行くと身が薄くて骨が多く難しい。その割に味が落ちる。
3尾のうちの小1尾の半分を湯ぶきして酢味噌で、半分はかば焼きにして食べる。どちらも美味。長いまま裂いたハモは骨切りがやや甘かった。









 夜は前夜釣ったアジ4尾の3枚下ろしをたたいてナメロウをつくる。下ろしたアジは大葉と一緒に細く切り刻み、味噌を加えて包丁で叩いてとろみを出す。これを大葉に乗せて上からも大葉で覆って挟む。うまく行った。絶品である。焼けばサンガ焼きである。

取り外し成功‼ 軽トラキャビン

2015-08-01 20:34:59 | 山のあしおと小学校

 キャビンを取り外す/2年ぶりに軽トラに戻った


 軽トラキャンピングカーをつくって丸2年
 車検を迎えて取り外しを余儀なくされる

 この日に備えて 
 キャビンは4本のボルトだけで車体に固定
 解体せず取り外せるようになってはいるが
 果たしてうまく行くかどうか‥








 ボルトが錆びついて 外れないのではないかと
 不安がよぎる
 やってみないと分からない






 中に取りつける2つの机が
 丁度BOXを置く台になり
 うまく 取り外すことが出来て
 2年ぶりに 
 只の軽トラに戻った






 後は車検をクリアーすればよい

どんな温泉よりも 我が五右衛門

2015-07-23 07:34:51 | 平郡島にて・平郡島から




 昨日の朝便で島に着き
 今日は夕方から流木で風呂を焚いた

 ここではお湯の出る蛇口もシャワーもないので
 風呂に入りたければ 火を焚いて沸かすしかない
 面倒であるが その面倒が楽しくてたまらない

 自分は決して風呂好きではないし
 温泉に目の色を変えるほどでもない
 けれど 五右衛門風呂なら
 手間がかかっても 自分で沸かして入りたいと思う







 太い流木1本で 手が浸けられないほどに沸く
 せまい浴室には中くらいの盥が一つ
 チンチンに沸いた湯を盥に取り
 浴槽に水をじゃんじゃん注いでもまだ熱く
 盥に汲み取った湯にも水を注ぎ
 体を洗い 頭を洗い しかし浴槽には入らず
 一度の風呂焚きで 3日は入りたいので
 初日はかけ湯で我慢して
 翌朝 心ゆくまで湯に浸かる

 入浴のついでに洗濯
 と言っても洗濯機などなく 盥の湯で手洗い
 汗を洗い落す程度なので これで充分
 絞って広げて 朝まで風呂蓋の上におく

 酷い汚れであれば 粉石けんと一緒に
 盥の中で足で踏み お湯を変えて二度三度‥








 木の焼ける匂い 煙の匂いが好きである
 ひととき燃え盛って 燻りながら真っ赤な炭になり
 いつまでもいつまでも 暗闇の中でほの赤く
 しかし ついには白い灰になるが
 かまどは余熱を保って
 夏なら 朝もう一度湯に浸かることが出来るノダ


 他のことは何もせず
 火とともに過ごして 風呂を焚き
 風呂に入って お湯と戯れる 
 ただそのことに専念する
 その時間の流れが 愛おしく
 これだけは 誰にも譲らない

平郡島日記~大型冷凍庫搬入

2015-07-04 15:26:58 | 平郡島にて・平郡島から

 Kojiさんにもらった大型冷凍庫/昨日捕ったタコを冷凍


 Kojiさんが冷凍庫を買い替えたので『古い方を使わないか』と譲ってくれた大型冷凍庫。3兄弟に手伝ってもらって借家に運びこんだ。土間が広いのでどうと言うことはないが、さすがに大きい。





 縦161㎝/内径151㎝





 横幅62㎝/内径幅50㎝



 高さ87㎝/深さ69㎝




 縦161㎝、横62㎝、高さ87㎝。内径は、縦151㎝、横50㎝、深さ69㎝と言う大容量で、家庭用としては冷蔵庫の冷凍室で事足りているが、タカハルさんのタコを保存するのに格好の保管庫として使えるのが何よりで、タカハルさんの悩みも一挙に解消すると言うものである。

 自分としてもメバルを釣って売りたいのでその保存のために使えるし、Kojiさんに五智漁のおこぼれをもらうことがしばしばあるので、大助かりである。



 メバル16=21㎝16尾と12尾の袋


 で、早速昨日収穫したタコや釣ったメバルを入れているがまだまだいくらでも入る。なので、釣りの方もメバルが主流ではあるが、今後はコブダイでも何でも釣る。

びっくり仰天~コブダイ59㎝

2015-07-04 12:34:00 | 平郡島にて・平郡島から

 大きなコブダイが釣れた/愛嬌のある顔に似合わぬ鋭い歯


 7月2日(木)
 新たにタコツボ300個あまりを追加する作業の前に、タコの肝をハリにつけて船の横っちょに竿を入れたところ、何と大きなコブダイがかかった。




 59㎝/台所のシンクより長い


 タモは車の中で手が届かない。Takaさんが来るのを待ってタモで掬い上げたコブダイは、台所のシンクに鼻と尾がつかえる59㎝。
 人生最大の獲物を仕事前のドサクサに紛れてしとめてしまった‥。




 捌く/卵と肝



 咽頭歯/胃袋からカニ


 タコツボ漁で持ち帰ったタコを船内で処理して肝などの腸を海に返すと沢山の魚が寄って来る。そこに肝や白子をつけたハリを投入すると昼間でもチヌが釣れると言うので、モノは試しとやってみたところ、来たのはチヌではなくコブダイだった~と言う次第。




 取り敢えず3枚に下ろす






 コブダイが来ても不思議はないが、60㎝近い大物が来るとは思っても見なかったのでびっくり仰天である。
 とは言え、釣ったことには違いないが、果たして釣りと言えるかどうか~はなはだ疑問である。故に『釣ったドォ~』でなく『捕ったドォ~』と言うことにしておこう‥。







 決して旨い魚とは言えないようだが大事な食糧である。
 三枚に下ろした身もさることながら、でっかい頭と骨~地元の人は包丁でなく斧で叩き切るらしい~、厚い皮が魅力である。

連夜のチヌ37㎝~フライパンで煮る

2015-07-04 12:22:09 | つり

 6月某日午前2:35 串戸港にて/上顎にガッチリ


 6月某日、串戸港で釣る。午前1時ま車で寝て1時過ぎから釣り始めるも、潮は長潮で干潮23時・満潮4時と最悪。雨が激しくカッパから浸み込んで寒い。
 潮は長潮で殆ど動きがなかったが、この日は3度ハリがかりして3度目にやっと37㎝Aをゲットした。
 最初は丸太のような水のうねりが見えただけで苦も無く切られた~と言うより結び目がゆる抜けた。結び方がいい加減だったこともあるが相当な大物だったことも確かだ。
 2回目は40㎝前後で、水面に浮かした刹那、ハリが外れ、3度目の正直で何とか掬い上げた。




 37㎝B君。


 翌日は晴れたが満潮は朝の5時で23時頃は干潮。潮は若潮で若干よくなったが条件は悪い
 そんな中で1回ばらした後、4時前にヒットしたチヌは昨夜に続く37㎝B。タモのある位置まで20mほどを泳がせながら引っ張って、右手で竿を操作しながら左手でタモを下ろし網に取り込もうとするも チヌがタモの方に寄らず、さんざん苦労してようやく掬い上げる
 早速計測すると37㎝だったが、昨夜の37㎝Aより胸が厚くよく肥えたキビレ。



 フライパンで尾かしらつきのまま煮る


 この37㎝をどう調理するか‥¡? 迷わず煮ると決める。勿論切って煮るなんてことは論外だが、37㎝を煮ることはまったくの想定外で、大鍋までは持ち合わせていなかったので26cmのフライパンを買ってこれで煮て見た。

 当然ながら 頭と尻尾ははみ出すし、フライパンの縁に持ち上げられた部分は煮汁に浸せない。
 煮汁を多くすることは避けたいところだがそうは言っていられず、適度の醤油に対して水を多くして薄めだがたっぷりの汁を煮たて、おたまで煮汁を廻しかけながらあまり時間をかけずに煮る
 途中で頭の部分が煮汁にるようにずらし、次に尾の部分を浸す。煮詰まって汁が少なくなるのを見越して醤油と水を追加し、御法度であるがフライ返しで表裏をひっくり返す。
 多少型が崩れたがうまく行って味は濃すぎず薄すぎず、ふっくらほっこりとやわらかく、鍋で煮るよりきれいに煮ることができた
 一度には食べ切れず夕食に半身を食べ、翌朝残りを頂いて骨までしゃぶりつくす

 刺し身にしたのでは魚の本当のうまさは分からない
 焼けばどんな魚もそこそこに食べられる
 煮て美味しい魚が真に美味しい魚なのである


 潮さえよければ必ず釣れると言う確信があるので、平郡島からの帰りにもまた40㎝をねらい、もっとうまく煮てやろう~,と思っている。