今、韓国の仁川では第17回アジア大会が開かれている。観客人数とか、施設、選手団への対応などは、幾つかブーイングも聞かれている様だが、それはそれとして、アジアの人たちが集まるスポーツの祭典としては、意義のあるものである。特に、日本人にとっては、お山の大将的な気分にも浸たれるのは、アジアの中では、日本は中国と並び、スポーツ大国の立場でいられるからだろう。そこで、気が付くのは、アジアのもう一つの大国のインドの影の薄さである。私のイメージとしては、インドは日本、中国と並ぶ、アジアの3強である。人口の多さもそうだが、科学技術の発達も目覚ましい。インドが打ち上げた探査機「マーズ・オービター・ミッション」(MOM)が新たに火星周回軌道に到達したというニュースとそこから送られてきた鮮明な火星の表面画像は私たちを驚かせる。この探査機は2013年11月5日に打ち上げられ、今月の24日火星の円周軌道に入った。驚くことはその費用の安さである。日本円で約80億円。例えば、同じ火星の周回軌道に入ったNASAの探査機MAVEN の費用が約731億円というから、それの約1/10である。
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