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アメリカも中国も同じような状況で、2018年を終える。

2018-12-30 11:27:48 | FP
アメリカのトランプ大統領と中国の習近平主席は29日、長い電話会談をしたという。2018年がこの二人の指導者の強い影響を受けたことは間違いない。トランプ大統領は自由主義の国の大統領なので、習近平主席に比べれば、国内外から批判を受けやすい。だが、両者は同じように何をするか、これまでの指導者にはない、予想しがたい指導者なのである。だから、逆に言えば、これまでの秩序を壊してくれる指導者でもあるわけである。この両者がぶつかった米中貿易戦争だが、中国市場が自由主義経済の下で行われるのか、それとも統制経済の下でおこなわれるのかという試金石である。アメリカ側は自由主義経済下で、解放された市場を願うのだが、一方の中国はあまり、それが進むと体制崩壊にさえ向かいかねない。だが、このところの中国経済は減速が著しい。P2Pを破たんさせて、膨れ上がった負債を持ちこたえさせようとしているが、無理がある。習近平政権が推し進めているのは統制経済の強化である。鄧小平が打ち出した開放路線とは一線を画すものだ。先日の演説はそう言っている。だが、政権内の多くは鄧小平路線を望んでいるので、政権内の不満は高まる一方である。他方、アメリカもこの貿易戦争は無傷では済まない。中国に進出している企業などの業績が悪化し、株価が乱高下する。トランプ大統領とマチス国防相とのあつれきなど、閣内不一致が露呈する。アメリカも中国も同じような状況で、2018年の暮れを迎えようとしているのである。(12月30日)

Y-FP Office Japan
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1 コメント

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Unknown (K)
2018-12-30 16:16:51
米中貿易紛争もありながら、TTP11は今日発効開始、日欧EPAも発効まで1か月と1日となりました。参加国のGDP合計でみると、TTP11とEUで日本の自由貿易圏合計は36%となり、米中合計の39%に迫ります。物語としては面白いが、世界中の人々が当事者であるので、楽しんでもいられません。トランプも習もひっくり返る可能性は、かなりありますが、その反動もまた、とんでもないものになる可能性がありそうです。
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