昔、とても昔、携帯電話と言えば、車に搭載されていたものだった。大きさも大きいし、高価なものだったので、政治家やマフィアのボスなどがリムジンの中で、電話をするシーンを映画などで見るしかないものだった。その携帯電話が小型化し、大量生産され、一般の人たちの手に渡ったのは、私の記憶では1995年ごろのことだった。携帯電話は営業マンの必需品になり、今や、子供や主婦も含めて、誰もの必需品になった。最近会った友人は、スマフオが必需品であると言う。仕事を離れた彼は、スマフオのラインで、お嬢さんたちと連絡を取り合う。だから、私の見ている前でも、始終、彼の手にはスマフオが握られている。さて、世界の携帯電話関連メーカーたちは、この先の世界をどう読んでいるのだろう。時代の流れは速い。いつまでも、現状のままで、消費者は満足してくれない。スウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキアソリューションズ&ネットワークス(NSN)という世界の大手通信会社が11月に開いた日本でのイベントで、2020年を見据えて、将来展望を次のように語る。電波通信網がより細かく利用できるようになり、あらゆる分野に端末機器が設置できるようになる。その例が自動車だ。今は、ナビ程度の利用だが、将来は、インターネット通信を利用してあらゆる情報の入手が可能になる。だから、IT音痴の私は思う。再び、自動車に携帯電話が設置できる時代が来るのかもしれない。
Y-FP Office Japan
Y-FP Office Japan