私の家内は、「最近、スーパーの特売が無くなった。」と言う。相変わらず、ポイント10倍の日なるものは続いているのだが、昔、と言っても、数か月前までのことだが、チラシで客を集めていたのは、特売であった。ある品目を、メーカーの協力のもと、普段の価格の10%~20%の安さで、売りだしたのである。これは主に、メーカー側の販促費などを利用するのだが、もちろん、スーパー独自の安売りもあったのである。だが、最近、この特売が極端に少なくなった。品物の価格は通常の価格に戻り、店側はけっして値上げをしているのではないと言うが、実質的な値上げである。円安により、原料費が上がっているし、政府が値段に介入することができる小麦などは、政府のインフレ目標のために、着実に値上げされている。その結果が、じわりじわりと私たちの家計に押し寄せているのである。家内は言う。「安い顔をしていても、安易に買ってはいけないのよ。実は値段が高くても、あなたのような値段音痴に買わせようとしているみたいなの。」
Y-FP Office Japan
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