ティム・バーナーズ・リー氏はまだノーベル賞をもらっていない。氏は現代社会を造っているワールド・ワイド・ウェブ（ＷＷＷ）を１９８９年に考案し、「インターネットの父」とも呼ばれるひとである。氏は、ロシアに亡命したスノーデン容疑者が暴いた米国と英国が行った盗聴活動について語り、スパイ活動の規模の大きさから、「個人の権利が激しく損なわれた。しかもそれは秘密裏に行われたことだ。」と述べ、インターネットにとって非常に深刻な脅威だとしている。逆に、中国にも触れ、「中国のグレート・ファイアウォールもいつか解放されると思う」と予想し、「自由なアクセスを認めるのが早いほど、経済的にも強い国になるはずだ。」と語る。インターネット通信の世界が世界を変えたことは間違いない。どのような独裁国家でも情報はいつの間にか流れていく。人間の自由と権利を求める気持ちを抑え込むことはできない。また、アメリカのようなネット監視システムを造ろうとしても、そこは人間のすることである。いつか、漏れる。
Y-FP Office Japan
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