来年のサッカーW杯の一次リーグ組み合わせ抽選が6日に行われた。日本はアフリカのコートジボワール、ヨーロッパのギリシャ、南米のコロンビアと同組のC組に入った。D組が死のグループと言われるのに対して、比較的に、穏やかに受け止められている。ただ、実力的には、どこの国もFIFAランクでは日本よりも上である。にも拘わらず、コロンビアでは自国の対抗馬は日本だと言われている。スペインやフランス、イングランドなどが優勝候補と言われるのは、確かに実力もさることながら、それを取り巻くスタッフの陣容である。緻密な情報収集能力とその裏づけにもとずく気候対策や食事療法などが他の国を圧倒するのである。そこの部分では、日本は近年、かの国々に接近してきているのである。だから、オランダやベルギーなどの強豪国には善戦するが、情報のないセルビアやベラルーシには惨めな敗戦を繰り返すのである。ただ、どこの国もW杯ともなれば、最善を尽くして、相手チームを分析する。日本も分析するが、相手も日本チームを分析する。その分析能力こそが、勝敗を分ける。思い出すのはロンドンオリンピックでのフランス女子代表、快速ウインガー、トミーに対する対策である。日本はDF鮫島を思いっきり下げさせて、トミーの力を半減させたのに対して、北朝鮮は何の対策も打たず、トミーの速さに翻弄され、DFは追い抜かれ、点を入れられ続けたのである。
Y-FP Office Japan
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