アメンボの一種、「コガタウミアメンボ」が環境系の論文に登場して話題になっています。
なんとこのアメンボ、一生を海の上で過ごし、浮遊するプラスチックゴミの表面に産卵するのだそうです。
米国スクリプス海洋研究所の報告によると、「北太平洋亜熱帯循環域」という海域で過去40年間にプラスチックの浮遊物が100倍に増え、コガタウミアメンボの卵も増えているとか。
歴史的に見れば北太平洋にプラゴミが漂うことなどなく、ウミアメンボは鳥の羽や流木に産卵していたはずです。
それが今日のプラゴミ増加で、生態系が変わるのではないかと研究者は懸念しています。
話は変わりますが、以前、新聞のネット投稿で「プラゴミを分別出来ない夫に悩んでいます」という記事を見たことがありました。
「何度注意しても分別できず理解に苦しむ。夫の気持ちがわかる方、解決のアイディアをお持ちの方、アドバイスをよろしくお願いします」
という内容だったと思います。
なんとも切ないですね。たぶんこの夫君、昼間はバリバリ働く優秀なビジネスマンに違いない・・と思うのですが・・。
ゴミの分別どころではないほど疲れ切って帰宅しているに違いないと。
間違えたっていいじゃないですか。解決しなくていいじゃないですか。
プラゴミのせいで生態系が変わりそうなのは、北太平洋だけではないようです。
第21回(平成20年)のサラリーマン川柳入選作、
「ゴミだし日すてにいかねばすてられる」
が頭をよぎりました。