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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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井上鑑/Splash

2005年08月09日 21時14分05秒 | JAPANESE POP
 という訳で昨日、iTune Music Storeから購入したアルバム(というかファイル)です。ファイル・フォーマットはパソコンやシリコン・ディスク・プレイヤーでの再生を前提としたACC、メインのオーディオ・システムでかけるといかにも貧弱に聴こえてきそうなので、映画用の5.1+2chのシステムで聴いてみました。もちろんDSPの残響付き(笑)。こういうロック・ポップ系のソースだとJAZZ CLUBあたりのタイトな残響をかけて聴くと、けっこう通常のCDとそんなに遜色なく聴けたりするから便利です。同じように古いモノラルのクラシック・ソースなかもホールの残響つけたりすると聴きやすくなったりして、やっぱおもしろい。マルチというとオーディオ・マニアからはバカにされそうですが、個人的にはこういう音を積極的に加工していく使い方というのも、オーディオの可能性のひとつと思います。

 おっと、閑話休題。井上鑑の「Splash」ですが、実に久しぶりに聴きました。たぶん十数年ぶりです。「Dplphin」のレビュウの時、「かのアルバムは「Splash」のニュー・エイジ・ヴァージョンだ」みたいなこと書きましたけど、今聴いてみると、ジャズ・ロック風なリズムや実験的なサウンド等けっこう異質な部分も感じますし、夏と云うにはけっこう暗い曲(笑)が多かったのは意外でした。特に冒頭の3曲くらいは、「架空庭園論」とか「Cryptgram」あたりと共通するサウンドで、夏っぽくなるのは4曲目の「La Plonguer」あたりからですね。映画「ラムの大通り」のブリジッド・バルドーをイメージしたらしい7曲目の「リンダ・ラルー」とか、サブタイにラムの大通りが登場する8曲目の「海底二万哩」あたりは、確かに「Dolphin」と共通するヨーロッパのリッチな避暑地で過ごす感傷的な夏といったムードで、どうもそのあたりばかりが記憶に残ってしまっていたようです。

 それにしても、この時期に出した彼のソロ・アルバムでは、ほとんどのヴォーカルを彼自身がとっている訳ですが、1,2曲くらいだったらてですが、やはり全部となるときびしいかな....とは思います。サウンド的には作り込み具合といい、洗練ぶりといい、これで曲毎にヴォーカリスト使い分けたりしたら、もうふたまわりくらい良い出来になったと思うんですがね~。
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