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The BEATLES / Free As A Bird

2006年09月01日 01時48分27秒 | Beatles
 先日あるところでビートルズというかジョンの「フリー・アズ・ア・バード」のオリジナル・ヴァージョンを聴くことができた。流れていたものをその場で、一度聴いただけなので確かではないが、ジョンのヴォーカルがビートルズ・ヴァージョンと全く同じだったように聴こえたことから、ビートルズ・ヴァージョンのベーシック・トラックとなったものだったと思われる。もちろん、正規にリリースされているものなのか、海賊版の類なのかはわからない。

 とにかく、驚いたのはジョンのデモテープの段階で既にサビが出来ていたこと。どこで聞いたかは忘れたが、ビートルズ・ヴァージョンで聴こえる主にポールが歌っているサビの部分は当のポールによって付加されたものだったのて、それをナイーブに信じていたのだが、歌詞はともかくメロディーはほぼ完全にできあがっているのは少々驚いた。あのアナウンスはいったい何だったんだろうか、レノン/マッカートニー作品、つまりビートルズとして認知してもらいたい老婆心からEMIがでっちあげたのもしれないが....。

 ちなみにこの作品、当初私にはあまり「ビートルズというバンドの作品」としては、あまりきこえず、誰かもいっていたが、どうしても単に「ジョン+ポール+ジョージ+リンゴの作品」に聴こえてしようがなかったのだった。しかし、あれから10年近い年月も経ち、今回のジョン・ヴァージョンを聞いて、改めてビートルズ・ヴァージョンを聞いてみたところ、不思議にもビートルズの作品に聴こえはじめたではないか、サビもジョンが作っていることが判明し、むしろジョンの作品としてより強固に響きそうなのだが、それでもなんともビートルズに聴こえるのは、やはりジョンのヴァージョンにプラスされた演奏がビートルズ的なマジックを内包していたからなのだろうか、それとも単に時の流れのせいなのか、当方には判然としないが、なんとも不思議な気分になった。

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