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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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伊福部昭 女中っ子 (Soundtrack)

2006年02月27日 23時39分09秒 | サウンドトラック
忙しい一日だった。母親の四十九日に法要もようやく昨日終わり、今日は一日、行政書士や市役所、あと銀行とか、とにかくいろいろな事務的な手続きにあけくれていたという訳。私はこういう手続きが大の苦手というか、おっくうなこと極まりないという人間なもので、あれこれ回れるのはけっこうなストレスです。結局、午前から午後にかけて半日かけた訳だけど、半分も終わらなかった。家に帰ってからも、あちこち片づけたたり、整理している間にすっかり夜になってしまったという感じ。

 そんな中、移動中の車で聴いていたのが、先日作った先生の映画音楽「ビルマの竪琴」「女中っ子」「二人の兄弟」を集めたサントラ。「ビルマの竪琴」をメインに作ったものだけど、今回、印象深かったのは「女中っ子」の方。先生の作品という土俗的パワーだとか、押し寄せる律動とかといういう面でばかり語りがちですが、この作品は先生のリリカルな面が出ていて、後半に出てくる途中に半音階で上昇するピアノのアルペシオにのって展開する楽曲など、もう涙が出てくるくらい叙情的な美しさが泣けました。また、続けて聴いて分かったのですが、この作品「二人の兄弟」とほとんど同じテーマが出てくるんですね。「二人の兄弟」のテーマはちょっと悲愴感のあって、それを慈しんでいるような印象深い旋律ですが、それが「女中っ子」に出てきたのは意外でした。意外といえば運動会のシーンの音楽とおぼしき楽曲に「宇宙大戦争」で有名なアレが出てくるのも驚きましたが。

 ところでこれらの音楽聴きながら思ったのですが、うちの場合、母親の残したものなど大したことはないですが、それでもこれだけとあれやこれやとやらなきゃいけないとすると。資産だの、人脈だのをたくさん残した(であろう)、先生の遺族はこういった諸々の後始末はさぞや大変なことになっているんだろうなぁ....と不遜にもぼんやりと考えてしまいした。

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