ハイドン交響曲全集から、今夜は交響曲第2番をじっくり聴いてみました。交響曲といっても前回聴いた第1番が計13分で、ほとんどブルックナーの短い楽章ひとつ分くらいですが、今夜の第2番はもっと短く全部で9分半、ブラームスの長目の楽章くらいの長さです。曲は全3楽章で、まだメヌエットは出てきません。まぁ、ハイドンの場合、曲番はあまりあてにならないので、まぁ、このあたりはいろいろ蘊蓄を傾ける余地があるとは思いますが(37番の存在とか)。ともかく、3つ楽章がどれも3分くらいでまとめられていて、最終楽章があっけなく終わった第1番にくらべると、「交響曲的な座り」というかバランスではこっちの方が上かなという気もします。
第1楽章は非常に格調高いムードで始まります。ユニゾンで始まりさらっと金管が絡んでくるあたり華やかさが印象的。私がこの曲に標題つけるとしたら、さしずめこのあたりをとって「宮廷風」って感じですかね。
第2楽章はドイツ的な田園風景を思わせる楽章で、すこしはねているようなリズミカルな動きが楽章全体を覆っているのが印象的です。ちょいと雲行き怪しくなるような転調後の中間部もおもしろい。
しめの第3楽章は、第1楽章の宮廷風なムードに戻って快活に進行。テーマが何度も登場してくるところからして、形式はロンドでしょう。それにしてもメインの主題に挟まった短調の部分が、いかにもハイドンらしくいいですね。また、こういう経過的部分をあれこれこねくり回して、えいやっとばかりに主題に戻るあたりの呼吸もいかにもハイドンかな。
という訳で、これもなかなかの出来。個人的にはハイドン膨大な交響曲を識別するために付けた『宮廷風』というニックネームが気に入りました。んじゃ、前回の第1番はなんなのさといわれると困ってしまうのですが、今、聴き返したところ、冒頭がなんとなく、なんとなく馬車が走ってくるみたいだし、金管の咆哮も馬のいななきみたいなのので、とりあえず『馬車』なんてどうでしょうか、ダメですか、すいません。
ところで、ハイドンの交響曲に勝手にニックネームをつけてしまうというアイデア、我ながら気に入りました。こういう試みって昔から星の数ほどあるとは思いますが、次回の3番にも識者の顰蹙覚悟でふざけたニックネームつけてみたいと思います。よろしくおつきあいください。
第1楽章は非常に格調高いムードで始まります。ユニゾンで始まりさらっと金管が絡んでくるあたり華やかさが印象的。私がこの曲に標題つけるとしたら、さしずめこのあたりをとって「宮廷風」って感じですかね。
第2楽章はドイツ的な田園風景を思わせる楽章で、すこしはねているようなリズミカルな動きが楽章全体を覆っているのが印象的です。ちょいと雲行き怪しくなるような転調後の中間部もおもしろい。
しめの第3楽章は、第1楽章の宮廷風なムードに戻って快活に進行。テーマが何度も登場してくるところからして、形式はロンドでしょう。それにしてもメインの主題に挟まった短調の部分が、いかにもハイドンらしくいいですね。また、こういう経過的部分をあれこれこねくり回して、えいやっとばかりに主題に戻るあたりの呼吸もいかにもハイドンかな。
という訳で、これもなかなかの出来。個人的にはハイドン膨大な交響曲を識別するために付けた『宮廷風』というニックネームが気に入りました。んじゃ、前回の第1番はなんなのさといわれると困ってしまうのですが、今、聴き返したところ、冒頭がなんとなく、なんとなく馬車が走ってくるみたいだし、金管の咆哮も馬のいななきみたいなのので、とりあえず『馬車』なんてどうでしょうか、ダメですか、すいません。
ところで、ハイドンの交響曲に勝手にニックネームをつけてしまうというアイデア、我ながら気に入りました。こういう試みって昔から星の数ほどあるとは思いますが、次回の3番にも識者の顰蹙覚悟でふざけたニックネームつけてみたいと思います。よろしくおつきあいください。
ハイドンの交響曲を聴き倒す(予定ですね?笑)企画が面白くて
ちょくちょく読ませてもらっております。