10年くらい前に出たヘンリー・マンシーニの3枚組のボックス・セットです。マンシーニという人の作った映画音楽を私は大好きなのですが、当時から市場に出回っているのはマンシーニが自らオケを指揮したイージー・リスニング風にまとめたものか、超有名どころのサントラばかりで(これは多少好転したとはいえ現在でも変わっていない)、彼が担当した膨大なサントラ群の大半はCD化されておらず、いつも欲求不満に感じていたところに、全曲オリジナル音源、リマスター、あの頃、流行していた豪華なボックス・セットという形でこのアルバムがリリースされた訳ですから、マンシーニ好きとしては、もちろん飛びつきました。
しかし、実際聴いてみると、どうも選曲にいささか不満があったんですね。私はマンシーニというと、イタリア的な優美な旋律+オシャレなジャジーっぽさ+エレガントなコーラスみたいなところに彼の真骨頂があると思っていたのですが、このアルバムが出た頃は、「ピーターガン」とか「ピンクパンサー」といった、ジャジーといってもぐっとアーシーな、例えていえばギャング映画のサントラみたいなビッグ・バンドをフィーチャーした作品に人気が集中していたようで、このアルバムもどちらかというとそういった作品に焦点が当たっていたのでした。もちろん、そうのうも悪くはないのですが、個人的にはそういうのはメロディックな作品を大方漁り尽くした後にでも聴けばいいや、と思っていたので、このアルバムに大量にこうした作品が収められていたのは、なんか「この選曲は続編向きじゃないの?」とった具合に、少なからず違和感を覚えたという訳です。
なので、このアルバム買ったはいいが、あんまり通して聴くということはなくて、たまに好きな映画作品の曲をつまみ食いするといった感じだったのですが、先ほどふと気が向いてディスク1をBGMがわりに流していたのですが、この10年間でこちらのこだわりが後退したのか、非常に心地よく聴けました。「ピーターガンのテーマ」は今でもあまり好きじゃないですが、その他の曲はラウンジ風なオシャレなムードがいっぱいで、ジャジーなサウンドにストリングスがさらりと絡むあたりは、リラックスした土曜の夜に酒でも飲みながら聴くにはなかなかでした。だけど、20曲目で「ムーンリバー」が出てくると、やっぱこれがマンシーニだよなぁ....と目がうるうるしちゃいましたけどね。あぁ、酔っぱらってるな(笑)。
しかし、実際聴いてみると、どうも選曲にいささか不満があったんですね。私はマンシーニというと、イタリア的な優美な旋律+オシャレなジャジーっぽさ+エレガントなコーラスみたいなところに彼の真骨頂があると思っていたのですが、このアルバムが出た頃は、「ピーターガン」とか「ピンクパンサー」といった、ジャジーといってもぐっとアーシーな、例えていえばギャング映画のサントラみたいなビッグ・バンドをフィーチャーした作品に人気が集中していたようで、このアルバムもどちらかというとそういった作品に焦点が当たっていたのでした。もちろん、そうのうも悪くはないのですが、個人的にはそういうのはメロディックな作品を大方漁り尽くした後にでも聴けばいいや、と思っていたので、このアルバムに大量にこうした作品が収められていたのは、なんか「この選曲は続編向きじゃないの?」とった具合に、少なからず違和感を覚えたという訳です。
なので、このアルバム買ったはいいが、あんまり通して聴くということはなくて、たまに好きな映画作品の曲をつまみ食いするといった感じだったのですが、先ほどふと気が向いてディスク1をBGMがわりに流していたのですが、この10年間でこちらのこだわりが後退したのか、非常に心地よく聴けました。「ピーターガンのテーマ」は今でもあまり好きじゃないですが、その他の曲はラウンジ風なオシャレなムードがいっぱいで、ジャジーなサウンドにストリングスがさらりと絡むあたりは、リラックスした土曜の夜に酒でも飲みながら聴くにはなかなかでした。だけど、20曲目で「ムーンリバー」が出てくると、やっぱこれがマンシーニだよなぁ....と目がうるうるしちゃいましたけどね。あぁ、酔っぱらってるな(笑)。
ほら、私くらいの世代の男だと、たいてい一度はオードリー・ヘップバーンに恋するんですよ(笑)。なので、リラックスタイムの追憶と酒には効果倍増になっちゃう訳で....。
どうも、そういう感覚に陥りたい時がありますが、
この時代の音には、わたし個人は、
「うたう」という、ごく当たり前な感覚を憶えます。
うるうる感じられるblogoutさんにすこし似てるかな?
あ、朝だから、酔っぱらってませんけどね(笑)。