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ベートーベン 交響曲第1,2番/ジンマン&チューリッヒ・トーンハーレO

2008年02月13日 23時52分32秒 | クラシック(一般)
 先週の木曜日に某ショップで中古で購入してきたもの。写真はシングル・アルバムのものだけれど、実際に購入したのは5枚組の全集で値段はなんと1200円、中古とはいえ、そこそこ有名なベートーベン交響曲全集が一枚240円とはいかになんでも安過ぎである(もっとも新品を購入しても2500円くらいだろうが....)。ジンマンとチューリッヒ・トーンハーレによる演奏といえば、つい先日シューマンの全集を取り上げたし、ベートーベンについては大分前にこの全集の補遺にあたるような序曲集を聴いていたりもしているから、ピリオド奏法といった即物的側面を含め、こうした演奏はけっこうもう馴染みになりつつある。

 とりあえず、今夜は1,2番が入っているディスク1を聴いてみたのだけれど、これは一聴して楽しめた。これを聴くと、やはりヨッフムの指揮の演奏は、今の私にとっていささか重厚過ぎ、ホット過ぎたということが良く分かる。こちらの演奏は、先日のシューマン同様、シャープなアンサンブルがまるで弾むように生き生きしたリズムでベートーベンを料理していて実に小気味よいもので、まさに「これだ」という感じである。奇数番号のようなものはともかく、1,2,4,8番あたりなら、ベートーベンらしい不屈の精神性だの、気宇壮大なスケール感だのより、こういうちょっと乾いたような軽さを帯び、鋭角的なシャープさの方が私にとってしっくりとくる。とりあえずウォークマンで聴くになら、断然これだ。

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