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ベスト・オブ・ベンチャーズ Vol. 1 + 2

2006年08月13日 23時37分29秒 | ROCK-POP
 昨年夏に取り上げた「ベンチャーズ・イン・ジャパン」の2in1アルバムを購入した時に一緒に購入したものです。私は子供の頃、この2枚のベスト盤を自宅で聴いた記憶はありませんが、当時はLP盤を買うというのは、今でいえば数万円出費するのと同等の価値があったハズですから、レギュラー・アルバムを買えなくて、このベスト盤を聴いていたという人も多かったはずです。アルバムというのは収録曲と同時にどういう順番で並んでいるかという構成も重要で、おそらく「あの時の構成でもう一度ベンチャーズを聴きたい」というノスタルジックな需要に応えての発売だったんでしょうね。旧AB面のトップに「急がば回れ」のヴァージョン違いを配置するあたりいかにもベスト盤という感じで楽しい。

 ベスト盤といえば、現在の視点から見ればベスト盤落選するような曲、例えば「愛さずいられない」とか「ロコモーション」といった、ベンチャーズというより曲の知名度でもって選曲されような作品が入っているのも時代を感じさせます。いや、今聴くと、妙にチープなカントリーBGM的なムードが楽しかったりすんですが(笑)。
 それにしても、このベスト盤を聴きながら思ったのですが、「ベンチャーズのスタジオ録音の曲を一曲だけ選べ」といわれたら、私の場合、なんといっても「10番街の殺人」だなぁ。この曲昔、自分でフュージョン風なリズムでアレンジした曲をしこしことMIDIで打ち込んだこともあって、曲の隅々まで頭に入っているということもありますが、もともは優雅なスタンダード作品を、なぜだか非常に高揚するメロディーにアレンジしてしまったベンチャーズのセンスにはいつも感心してしまうんですよね。
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