反対署名添えて要望書出される
地域住民による「魚沼市吉水甲区の環境保全を考える会」(大屋景嗣発起人代表)は12月18日、同市舟山を予定地として建設計画が進められている有機センターの、同所への建設中止を求める要望書を星野芳昭市長に提出した。
要望書は吉水103人、和田原37人、増沢10人、舟山6人の合計156人の署名を添えて出されたもの。舟山に有機センターを建設することにより、農業用水として使われている増沢川などの河川汚染による環境悪化、原材料及び製品の運搬に伴う交通量の増加による交通環境の悪化、臭公害及び害虫による周辺環境の悪化が予想されるとして舟山への有機センター建設の中止を求めている。
要望書を手渡した大屋代表は「吉水、増沢への説明は区長が申し入れて11月28日にようやく開かれた。コミュニケーションをしっかりとって欲しかった。住民は不安に思っている」と述べ、同席した会員からも河川の水質悪化を心配する意見が出された。
要望を受けた星野市長は「地元の理解を得ることを優先したため、説明が遅れたことはお詫びしたい。有機センターはかねてより必要だった施設。位置もほぼ確定しており、排水はどんなことがあっても汚い水は流さないなど、地域の人たちの心配のないよう最大限配慮する」と理解を求めた。