「温泉ソムリエ」セミナー
「温泉ソムリエ」を養成するためのセミナーが12月11日、魚沼市地域振興センターで開かれた。
「温泉ソムリエ」とは、ソムリエがワインに関する知識と技術をもってお客にサービスするように、温泉に関する知識と入浴法の技術を身につけて、お客へのサービスとして情報提供することを目的としている。本県の赤倉温泉で発足した制度で、新潟県旅館組合で登録商標を取得し、温泉の魅力と正しい入浴法を伝えるべく活動している。
セミナーは「魚沼市の温泉ソムリエを養成することで、市内の温泉の魅力を広く内外に広報するとともに、温泉の知識を得ることでお客様との積極的なコミュニケーションを取り、接客を向上させよう」と魚沼市と魚沼市観光協会が開いたもので、市内から約60人が受講した。
講師に温泉ソムリエの遠間和広さん(赤倉温泉遠間旅館)を迎えたセミナーではまず、入浴中の脳や心臓の疾患を防ぐための対策として「風呂のお湯の温度を低くする」「浴室、脱衣場を温める」「入浴前に水分を補給する」「かけ湯でお湯の温度に体を慣らす」の4点が示されたほか、夜ぐっすり眠るための「快眠入浴法」、健康増進を図る「健康入浴法」などが紹介された。
また、温泉の泉質や効能(適応症)についても説明され、魚沼市が管理する温泉については詳しく泉質、効能が紹介され、受講した人たちはメモを取るなどしながら熱心に講義に聞き入っていた。