小学校で道路除雪の学習会
魚沼市内の小学生に道路除雪について知ってもらう学習会が12月3日から6日まで市内の4小学校で開かれ、見たことはあっても、間近で見たりさわったりすることのない大型除雪車などに子どもたちが目を輝かせた。
この学習会は魚沼地域振興局地域整備部が、除雪への取り組みを知ってもらうとともに、事故防止を呼びかけようと今回初めて開いたもの。市内でも機械除雪の路線が多い東湯之谷小学校、入広瀬小学校、須原小学校、上条小学校の4校で開催された。
このうち4日に学習会が開かれた入広瀬小学校では3、4年生の児童が参加。大型ロータリー除雪車やドーザ、凍結防止剤散布車が並ぶ前で、まず地域振興局の職員が「雪が降っても人や車が移動できるように除雪をしていて、魚沼地域振興局では全体で274キロの距離を除雪していて、その費用は雪の少なかった平成18年度で5億3600万円、雪の多かった17年度は16億500万円でした」など除雪について説明するとともに除雪車の説明も行い「除雪車は大きく運転者の死角に入ると見えなくて危ないので近づかないで」と呼びかけた。
児童からは「一日にどれくらい凍結防止剤を撒きますか」「一日に何時間除雪していますか」などの質問が出され、「凍結防止剤は入広瀬地区で多い時には5トン、市全体では20から30トン撒きます」、「除雪は朝3時から始め夕方4時か5時まで。雪が多い時は10時間くらい動くこともある」と答えられていた。
この後は除雪車の見学となり、子どもたちは興味津々で除雪車の運転席に乗り込み、ハンドルにさわったりしていた。