”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

焼畑の雑穀でじんわり元気!

2018-11-04 21:46:14 | 在来種 伝統野菜

在来蕎麦たがたで、今年最後の「オクシズの夕べ」が開催されました。

今回のテーマは「井川に伝わる雑穀を楽しむ会」。

 

井川は全国有数の焼畑地帯です。

生業としての雑穀栽培は昭和50年代に終わりましたが、

今でも10数種類の雑穀が残り、焼畑で栽培されています。

  

今回は、そんな雑穀と在来のお蕎麦(そば粉)を使ったお料理を

いただきながら、勉強させていただきました。

 

●雑穀おにぎりの食べ比べ

左がヒエ

右がモチキビ

井川在来のこんにゃく芋で作ったこんにゃくも!!

  

 

●雑穀スイーツ

・焼き餅(コウボウキビを白玉粉で練ったもの 中のあんこも井川在来小豆)

・グリッシーニ(コウボウキビとモチキビ)

・パウンドケーキ(コウボウキビとホモロコシ)

  

ケーキのクランブルがコウボウキビです。

  

  

●コウボウキビのそば粉焼き

これは最高においしかった!!

そとはパリパリ、中はそば粉特有のとろみがありました。

  

  

●井川なめこのちゅるりんめん

ちゅるりんめんは、足久保在来茶で練った麺

  

  

●玉川在来のお蕎麦を塩で

  

   

井川の人々の食を支えてきた雑穀はヒエ。

でも、神様にお供えするのはアワだと言います。

人々の暮らしや神事に雑穀が溶け込んでいます。

そんな民俗学的見地からも雑穀は興味深いです。

 

来年も在来作物の勉強は続けていきます。

 

 


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