UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

公の場で堂々とまかり通りる関電の八百代言・・・

2017-12-06 02:22:36 | 日記

みなさん、ウソはいけません。ウソは罪、It’s a sin to tell a lieはという甘ったるい歌がむかしありまたね

でも、人間はたいていウソをつきますね、けれども多くの場合、ウソはコソコソとつくものです。誰もが信じないウソを堂々とつくのは可愛げなく、そのようなウソつきは人間として下の下のです。いくら堂々とウソをつき続けていてもウソから真が出ることは決してありませぬ。わかっていますか?アベ君

アベ君のウソはいまでも騒がれておりますが、ウソとしてはまことにチャチでみみっちいものです。モリ君にしろカケ君にしろ、ちょっとお友だちのために便宜をはかっただけ、べつにアベ君を擁護するわけではありませぬが、戦後の数々の大物政治家による悪質などす黒い汚職にくらべればみみっちくも可愛らしいものである、というのがGGIの私的式見解であります

ところで堂々とつくウソのなかでも、アベ君のウソなんかかすんでしましそうな最近抜きん出ている大ウソは関電が大飯原発に再稼動にあたりまき散らしている大ウソ、八百代言です。

11月末の某日、GGIは湖国のハコモノ歴然施設である県庁内にある「湖国防災危機管理センター」なるたいそうな名前のピカピカ施設にでかけました。{平成29年度第二回滋賀県原子力安全対策連絡協議会}という長たらしい名前の会議を県が招集していたからです。GGI、昨年もこの会議に傍聴に出かけました。でも、とてもタイクツしましたので今年は行くつもりなあまりなかったのですが、某知人からぜひ傍聴せよを言われてしまし、若干の義理もありましたので出かけたのでありました。

 予想どおり傍聴者は少なく、わずか7人、そのうち県内が4人、県外が3人でした。この会議の今年のメインテーマは大飯原発の再稼動問題であります。県の「防災危機管理監」といういかめしい名前のお役人が議長役、そして国からは原子力規制庁、内閣府、資源エネルギー庁、日本原子力機構の関係者、関電ならびに日本原電の関係者、県原子力専門会議の委員、それに県下各自治体の原子力防災担当者と、総計50人近い出席者という大会議でありました。

 新聞報道では、《三日月知事はこの同じ日におこなわれた記者会見でも「多重防護体制構築が道半ばで、再稼働を容認できる環境にない」との見解を改めて示し、会議の中でも県幹部が同趣旨の発言をした》したとされているのですが(毎日新聞)、県(防災危機管理監、議長役)は確かに「再稼働を容認できる環境にない」と知事の言った通りのことを発言していたものの、残念ながらそれほど強い調子の発言ではなく、ただ「いちおう言っておくよ」という程度のきわめておとなしいものに過ぎませんでした。

国の関係者に県の主張に対する意見や反論あるいは返答を求めることも行わないという極めて消極的な態度に終始。この県の発言、国の関係者と電力会社の皆さんには馬耳東風、まったく無視されておりました

国や電力会社の関係者が雁首をそろえたせっかくの機会でしたから、知事は記者会見で発言するだけではなく、自らこの会議に出席して、政府の関係者に対して直接、正式に、もっと明確に再稼働反対の意思を伝え談判すべきだありました。だが知事は欠席、この責任放棄ぶり真に情けなき限りであります

 まあ、このような知事の態度はGGIとしましては十分に想定内でありましたので、まことに斬鬼に耐えないということはないのですが、許せないというか、これは放置できないと思ったのは、大飯原発の安全性に関する関電関係者の発言です。この関係者のなかには高浜原発の所長であったという人物もいました

資料を示しながら、関電の関係者自信たっぷりに、立て板に水のごとくのたまひました

「再稼働を予定している大飯原発3号機、4号機において、万一、福島第一原発事故のような大事故が起きても、外部に放出される放射性物質(セシウム137)の量は福島の事故で放出された量の3000分の1に過ぎません。原発から5キロ以遠の地点における被曝線量は微々たるもの、自然放射能以下、レントゲンやCTによる被ばく量よりも少ないのです」

これ以上の説明は、すなわち何を根拠にして、どのような前提に立って3000分の1と称したのかの説明はありませんでした。これは誰が考えてもにわかには信じ難い説明であります。しかしながら、この関電の説明に対する、その科学的根拠を問う質問や反論、意見は、数十人もの出席者がいたものの、寂として声なし、皆無でありました。

まことにゾッとするような寒々とした光景でありました。県下の自治体の関係者も全員沈黙、いったい君たち、なんのために会議に出席したのかね、それに専門家ということになっている県の委員も誰もこの説明に口を挟みませんでした

居眠りしていたわけではないのに、なぜみなさん一言も声を発しなかったのでせうか。結局は、この会議は湖国が大飯原発再稼動を実質的に認めるためのシャンシャン会議であったのです。単なるセレモニーだったのです。しかしセレモニーであるとはいえ、このような根拠不明の説明が公の場で反論なしにまかり通ったとなると事は重大、今後、この説明が独り歩きすることになります

この関電の説明が信頼のおけるものであるとするならば、わが湖国には隣の福井にある原発を心配しての原子力防災計画なんてまったく不要と言うことになります。そんなことがあり得るでありませうか・・・・、、

GGI、ヤジを飛ばそうかと思わないでもなかったのですが、中途半端のヤジは逆効果、ただ反感を招くだけに過ぎず。意味がありませぬ。飛ばすなら会議を一時的にでも足踏みさせるような効果的なものでなければなりませぬ、そのためには十分なる怒りとエネルギーが必要です

福島原発から二か月後に開催された湖国の原子力防災計画見直しの最初の会合、市民の傍聴者はGGI一人、県の役人が大嘘の資料を配布しましたので、GGIはカッと来て、前後を忘れて思わず叫んだのありました。「こんちインチキな資料を出して、どういうつもろや、何も知らん委員たちを騙すつもりか!」。一瞬、会議場は静まりかえり、ヤジを制止する声も飛びませぬ、出席していた女性知事は、うつむいておりました。が、この知事、最後に謝罪の弁ふうのことを申しておりました。ですから、この時のヤジは一定の効果を有していたといれるのですが、このたびはウォーミングアップと怒りが若干不足しておりましたので静観いたしました。

しかしながら、この説明が大飯原発を再稼働させるための関電側の重要な根拠のひとつになっているものと考えられるため、公の席上でのこのようは発言を放置しておくわけにはいかないと考えました。このため、昨日、関電が作った資料をあらためてまじめに眺めて、すこし勉強をしてみましたら、多々不明な点がありまので、県の原子力防災部局に電話して、関電の資料について、あれこれ説明を求めました

GGIに応対したの大学院で放射線関係の分野を勉強した専門職とされる人物でありましたが、その答は「いまここでは私には確なことは分りかねます、関電に問い会わいせてみますので、すこしお時間をください」

専門的知識を有しているとされる県の関係者も何も分かっていないのです、関電の説明を理解していないのです、何をか言わんやであります

GGIは礼儀正しきジェントル・オールドシティボーデでありますので返事を静かに待つことにいたしました、今日中に何か返事があるのでありませうか

なもまみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

今日の写真はこの大セレモニー・シャンシャン会議の様子を撮ったものです。

グッドナイト・グッドラック!