UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

やっぱり空母が欲しかったんだあ・・・

2017-12-30 02:03:48 | 日記

12月27日の朝日新聞朝刊のトップ記事は《護衛艦「いずも」 空母改修案:防衛省 専守防衛転換の恐れ》というニュースでした。

この記事を目にしたとたん、GGIは「軍事オタクのアベ坊や、やっぱり空母が欲しかったんだ」と思いました。つまり、このニュース、GGIにとりましては十分に想定範囲内、ですから驚きはなかったのですが、アベ君の願望が現実となる時期が思っていたよりもかなり早かったといえませう

以下にこの記事の冒頭部分を原文のまま引用しておきます

《 防衛省が、海上自衛隊最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を空母に改修し、航空自衛隊がステルス機能を持つ最新鋭戦闘機F35Bを導入して搭載する検討に入ったことがわかった。日本は憲法9条に基づく「専守防衛」を掲げ、攻撃型空母など攻撃的兵器を保有してこなかった。改修後に実質的な攻撃能力をもつようになれば、日本の防衛政策を大きく転換させる恐れが強い。

 複数の防衛省幹部が明らかにした。「いずも」は全長248メートル、基準排水量約1万9500トンの護衛艦で、空母のように甲板が平らな構造をしているのが特徴だ。防衛省内では「いずも」の甲板を耐熱処理などしたうえで、垂直着陸が可能なF35Bを新たに導入して搭載する案が検討されている。》

この記事の全文は以下のサイトに掲載されています

https://www.asahi.com/articles/ASKDV51MFKDVUTFK010.html

 この記事を読み、記事に付されていた「いずも」の写真を眺めていて、そうは言ってもそんな簡単に空母に改造できるかなあ、改造できたとしても米軍の本格的な空母にはとても及ばないでのではないかと、思いました。ところがです、この日記を書こうと思い、ネットで「いずも」の写真を探していましたら、護衛艦「いずも」と米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が並走している写真は見つけてしまい、「いずも」の威容ぶりに少なからず驚いてしまいしました

以下のサイトに掲載されている写真をとくとご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%9A%E3%82%82%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6#/media/File:JS_Izumo,_DDH-183.jpg

どうです。米軍の空母にそれほど見劣りしない大きさであります!お金さえかければ空母に作りかえるのは可能であることは素人目にも見てとれます

ヘリ空母「いずも」は2015年に就役しているのですが、前年8月6日に進水したときには、日本のメディアのみなさん、目は節穴ぞろいのノーテンキでしたから、この新護衛艦のことをまったくと言っていいほど問題視しなかったのですが、韓国や中国は「ヘリ空母」だと称している「いずも」は実質的に「空母」だ》と指摘、専守防衛の逸脱と警戒感をあらわにしていました(ただし、ただいま日本のメディアが騒ぎに騒いでいる「北」のキム・ジョンウン君はこのとき何もいっておりません・・・・)。 

このとき、とりわけ中国は、我が帝国海軍の戦艦「出雲」が日中戦争のとき支邦方面艦隊の旗艦として上海を攻略したという過去があるために不快感を露わにしていました。べつに軍事大国である中国の味方をするわけではありませぬが、歴史的に観て、中国の不快感は無理からぬことであるというべきであろうとGGIは思います。

GGIは「いずも」が就役したときに書いた日記に「海上自衛隊はほんとうはピカピカの米海軍並みの《空母》が欲しいのだと思います」と書きましたが、図星だったのです。このときの日記は以下のサイトに掲載しております。読んでもいいよと思われる方はご覧になってくださいませ。

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150225

「いずも」が就役したさいには自衛隊は、専守防衛ですから大丈夫などと言っていましたが、輸送や偵察用ではない、米軍がベトナム戦争で用いていた「アパッチ」のような攻撃型ヘリを搭載しさすれば簡単に専守防衛を逸脱してしまうのは明らかでありました。そして、このたびの空母への改造に関しても、下手な小理屈をこねて、これは「島嶼防衛」のための「防衛型空母」である、とこれまで聞いたことがない新語を捏造して専守防衛を逸脱するものでないと言っているそうですが、まったくバカも休み休み言えであります。

そして今年の3月22日にはもう一隻のヘリ空母、自衛艦「かが」が、モリ・カケ騒ぎの隙を突くように、就役しています。

「かが」は自衛艦のなかで最大の艦艇です。全長248メートル、わが帝国海軍の空母であり、日本敗北のターニング・ポイントになったミッドウェー海戦で撃沈された空母「加賀」と同じ大きさ。戦艦「大和」は263メートルですから、いかに大きいかお分かりなると思います。

「いずも」が空母に改修されたならば、次は「かが」の空母化、二隻の空母が完成して就役すれば、専守防衛はもうどこ吹く風、世界に冠たる海上自衛隊=日本海軍として世界の耳目あつめることになる、といっては言葉が過ぎるでせうか、でも、そうなれば少なくとも東アジアになにがしかの緊張をもたらす一因にはなるのではないでせうか・・・。

この最大の自衛艦「かが」が就役したときも、メディアはノーテンキでありました。メディアでの扱いはきわめて小さなものであり、たとえば。朝日は写真一枚をそえた小さな囲い記事にすぎませんでした。このときもGGIは、ほんとうは空母がほしいのだろうと書いています。このときの日記は以下のサイトに載せています、よろしければご覧くださいませ(ただしこのサイトには2回分の日記が乗っていますので二番目の日記のほうをご覧になってください)

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170326

軍事オタクであるアベ君が願っていることは何か、GGIは十分に承知しております。軍事オタクの一番の特徴は、必要があろうがなかろうが、とにかく最新のピッカピッカの高価な兵器がほしいのです、その心理はピッカピッカの他の子供がまだ持っていない高価なおもちゃをほしがるガキ坊やの心理とまったく同じです、アベ坊や、ピッカピッカの兵器をまえに観閲式を行って最高司令官として栄誉礼を受けたいのです。

より具体的に申しますと、アベ君、とにかく日本という国家が「列強」に伍することを熱望しているのです。列強であるために欠かすことができない条件は、強力かつ優秀なる軍事力を備えていることです。そして、現代の列強、その軍備に欠かすことができない重要な標準装備の一つは「空母」です。空母なしでは列強とは言えませぬ。

米・英・仏は上等の空母を保有しています。ロシアは旧ソ連のオンボロ空母一隻しかないため今最新の空母を建造中。その他にも、軍事的必要もないのに空母を保有している国は結構存在していますが、これはひたすら自国の威信を高めんとするためのものに過ぎず、そのような国の空母の実戦能力は米英仏露の空母にくらべますと、飾り物の範囲を超えませぬ。

当然ながら「大国」中国も空母を欲しがっています。これまであったのは旧ソ連の中古のオンボロ空母を改造したものにすぎませんでしたので、大急ぎで自前の空母を建造、今年の4月に進水させています。

列強の軍事的イメージは列強=空母なのです。かくして近い将来、日本近海には米軍、海上自衛隊、中国海軍の空母がウロウロすると言う状況が生じることになるでありませう、東アジアの海は一段と波高しとなるでありませう・・・

しかし、列強としての軍備の標準装備に欠かせないものがもうひとつであります、それはロケット、つまりミサイルです。あのキム君がお騒がせしている弾道ミサイルです。現在の列強諸氏は、みなさん高性能の弾道ミサイルを保有しています。ですから、アベ君が次に熱望してやまないのは自前のミサイルの保有です。ミサイルを欲しがっているのはキム・ジョンウン君だけではないのです。アベ君だって喉から手が出るほど欲しいのです。

しかも、「ヘリ空母」を「空母」に改造するのと同じ手法でアベ君にはミサイルを手にすることができる可能性は現実にしっかり存在しているのです。

ウソではありませぬ、日本はいつでもミサイルに転用することが可能なロケットを保有しているのです。日本は2013年に「イプシロン」というロケットに打ち上げに成功しています。H2型のような大きなロケットではなく「衛星打ち上げ用」とされており、この成功を経て衛星打ち上げの国際ビジネスに参入するとのことですが、GGIの邪推によれば、お目当てはこのロケットです。

イプシロンの場合も日本のノーテンキ・メディアは、これで衛星打ち上げ技術で世界に打って出ることができる、まことにめでたいめでたいといった調子の報道をしておりましたが、このときも、中国と韓国はイプシロンはミサイルである、あるいはミサイルに転用可能なロケットであると警戒感を露わにしていたのです(でも、このときもあのキム・ジョンウン君はたいしたことは何も言ってなかったようであります・・・)。

北のロケット打ち上げに韓国は冷静、ソウル市民もたいして騒いでいないのに日本では官民あげての大騒ぎ、メディアもそろってキム君のロケットには大騒ぎ、でも、日本のロケットには少しも騒ぎませぬ、完成度の高い米軍の太平洋をまたいでの長距離弾道弾の発射演習にも騒ぎませぬ、日本のロケットは良いロケット、そして米英仏露中のロケットも良いロケット、キム君のロケットだけは悪いロケットということでありませうか?GGI、別にキム君の味方ではないですが、この日本の状況、何かヘンと感じざるを得ません

イプシロン・ロケットはミサイルにするのにちょうどいい大きさです。イプシロンには液体燃料ではなく固形燃料が用いられています、固形燃料によるロケットは液体燃料の漏れによるトラブルのようなことがありませからミサイルに適しているとされています。このため、現に多くのミサイルは固形燃料を採用おり、固体燃料のロケットがミサイルに転用された例が実際に存在しています。

日本の打ち上げ技術は世界的にみてもなかなかのものでありますから、人工衛星のかわりに核弾頭を搭載すれば核弾頭ミサイル完成というわけであります、日本が持つ高度なロケット技術はあったという間に「北」のロケット技術を凌ぐものになってしまうでありませう。ですからアベ君が次にミサイルを欲しがることは大いにあり得ることです。ただし核弾頭となると、日本は核兵器に用いられるプルトニウムをわんさかと保有しているのですが(保有量は米国に次いで2位、四十数トン)、原発問題と同様、アメリカのお許しを得なければならず、ことはそうカンタンではありませぬが・・・でも、なにしろ気まぐれトランプさんのことですから・・・・

イプシロンにつきましては以下の日記にもかいておりますので、おひまなかたはご覧になってくださいませ 

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20130927

今日の写真は12月29日に朝日新聞に掲載されていた山田紳さんのマンガを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

なもあみだぶ・なもあいだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!