UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

炎天下「粛々と」チラシを配ってひやかされるの記・・・

2015-07-21 01:14:39 | 日記

昨日は朝からお天とうさまがギンギラギン、これじゃ正真正銘の夏じゃないか、いつになったら梅雨明け宣言するんだよおと思っておりましたら、お昼のニュースで「大阪気象台は午前11時、近畿地方の梅雨は開けたものと思われると発表しました」と言っておりました、

・・・ったく、この頃の気象台は歯切れが悪いよなあ、どうして「なぜか本日11時、はっきり申し上げますと、梅雨が明けました、ウソでありません」と自信をもって言えないんだよお!

 しかしテレビのニュースに毒づいてもおられません、今日はこのクソ暑いのに午後若干のミッションがあるからです

 湖国の弁護士会主催の新安保法制反対の集会とデモが午後、近くの城跡の公園であり、GGIはおじゃますることにしていたからです

 礼儀正しきGGIはおじゃまするからには多少の手土産を持っていくのが礼儀であろうと某チラシを用意いたしました、アベ君宛てのファックス送信用紙です、「アベ君、あのアホな法案、廃案にしなさい」と印刷して、そのほかにめいめい好き勝手なことを書くための余白を設けたチラシです、消息通に何人ぐらい集まりそうなのかたずねましたら「まあ1000人は優に超えるだろう」と強気の返事がかえってきましたので、GGIはなんとなく、それならチラシはその半分ぐらいでいいだろうと賢明なる判断をいたしまして、500枚のチラシを用意しました

 これを安物のボストンバッグにいれると結構重い、でもこれだけはダメ、老人は熱中症になりすいとのことですのでペットボトルのお茶を1本、それにこの暑さではタオルが必要、それに途中でとつぜん喘息の発作が出たらお陀仏でありますので喘息の吸入薬・・・

 わが庵からテクテク、庵から1キロ以上あるいて午後2時少し前に会場の公園に到着、さっそくチラシ配りを開始いたしました、500枚を一挙に手に持って配って歩くのはたいへんでありますので、数回に分けて配ってあるきました、

 これは一人で配るのはタイヘン、誰か顔見知りに出会ったら手伝わせようと思っていましたが、出会った顔見知りのみなさん「やあ、ごくろうさん、久しぶり」などといって涼しい顔してチラシを受けとるだけ、「お手伝いしませう」などと気の聞いたことをいう人物はおりませぬ

 背中を汗がタラタラ、暑さはいや増す一方、鼻水もタラタラ、でもまだやっとこさ半分しか配っていない、まったく嫌になるなあと思っておりましたら、会場の片隅、石段のところにGGIが「三馬鹿大将」と呼んでいる三人組がノンキに座っているのに気づきました、月一回GGIらがやっている集まりの芳しくない脱原発デモに義理堅く参加してくれる連中です

 「おい、君ら、何をそこでノンキな顔してバカ話しているんや、このチラシ、配るの、手伝え!オレはもうぶっ倒れそうや、年寄りの言うこときけ!」

三人の中で一番聞き分けのいい人物がすぐに石段から降りてきて、チラシの束を受け取り、さっさと配りはじめました、なかなか慣れた手つきであります

 やれやれ、これで大助かり、何とか全部配り終えることができるだろうと思っておりましら、三馬鹿大将のなかで一番声が大きく、いつも威張っている人物が石段の上から申しました

 GGIよ、あんたなあ、粛々とチラシを配っているなあ、そんなことしてるから配るのに時間かかるんや、あいつを見て見ろ、パッパッと手際よくくばってるやろ、GGIよ、チラシ配るのにいちいち挨拶なんかせんでもええのや」

「悪かったなあ、オレは君らと違ってお育ちがええから粛々としかできんのや」

 かようなしだいで、ほぼ全部配り終えて一息ついておりましたら、アナウンスがありました

「ええ、本日の参加者や約1300人です」

 おいおい,ほんとかよお、もしほんとうならチラシを配ったのは参加者の半分にも達していないことになるやないか、どう考えてもそんなはずはないよなあ・・・

 まあ、こういう集会の主催者発表による数字は水増しされているのが常でありますから、このようなことになるのでありませう

 GGIのチラシ配りの実感がら申し上げれば、どう見ても、せいぜい1000人弱ぐらいが真実に近いというべきでありませう

 デモはこの公園からパルコさんの広場までです、結構な距離、2キロ以上はあるでありせう、GGIの庵はデモの進路の途中に位置しておりますので、このクソ暑さ、最後までつきあう義理もなかろうと考え、最後尾からついていって途中で脱落することにいたしました

 今日の写真は湖岸道路を行くデモ御一行様の最後尾を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 画面左端の旗は虹を模した五色の旗です、GGIはこの旗を風になびかせて優雅に歩いていたのでありますが、途中で突風が吹いて、旗竿から旗が吹き飛ばされて舞い上がったあと車道で乱舞することにあいなってしまいました

 しまったなあ、しょうがない,あきらめるかと思っていましたら、近くいたお巡りさんが身を挺してこの旗を取り戻してくれました、いいお巡りさんであります、まことに感謝でありました

 グッドナイト・グッドラック!


夏はやはり白い花のほうが・・・ムクゲの花

2015-07-20 02:14:11 | 日記

いま、わが庵のサザンガーデンに赤紫色のムクゲ(木槿)の花がたくさん咲いています、いつも数輪咲くだけだけであり、こんなにたくさん咲いてのは初めて・・・このムクゲの近くに白い花が咲く夾竹桃があります、でもこの夾竹桃、白い花を咲かせるのはたまにであります、昨年は一杯咲いていたのですが、今年はまだ咲く気配がありませぬ

 赤紫のムクゲも紅い夾竹桃もわるくはいのですが、やはり夏は白い花のほうが涼しげでいいなあ・・・それにしても白いムクゲ、今年は我が庵に咲かないのかなあと思っておりましたら、昨日遭遇いたしました

 買い物を終えて湖岸の大通りのブラブラ帰ってきましたら、わが庵のノーザンガーデンの垣根、白いムクゲさんたちがあちこちに咲いておりました

 GGIはあわてて「これはこれはタイヘン失礼いたしました、ちっとも気がつきませんした」とムクゲさんたちに申しました、そうしましたムクゲさん曰く

 「あらGGIさん、平知盛さんは、「見るべきほどのことは見つ」と言って海中に身を投じたとお聞きしておりますけれども、あなたは見るべきほどのことはよそ見して何も見ていないのね、それでは近くにせっかく淡海があるのに身を投じるわけにもいきませんね」

 ムクゲはお隣の韓国では「無窮花」(むぐんふぁ)と言うのだそうです、窮することのない花と言う意味でありませうか、なかなかいい名前であります、この花は韓国では国花とされています

 わがマザーが亡くなりましたのは七月のはじめ、梅雨空の日でありましたが、そのときもわが旧八重葎には白いムクゲがたくさん咲いておりました、白い夾竹桃も咲いておりました、そこでGGIは、夏の白い花々を題材にした追悼のおセンチ溢れる詩なるものを作ったりいたしました、また、マザーの葬儀のあと、陶器作りも仕事にしている知人にマザーの骨壺を作ってくれるように頼みましたら、白いムクゲの花を一面に描いた素晴らしい骨壺を作ってくれたということもありました

 かようなしだいで、白いムクゲの花はGGIには思い出深き花でもあります

 「道のべの 木槿は馬に 食はれけり」(野ざらし紀行、松尾芭蕉)

まあ、しかしながら、わが庵のムクゲは馬ならぬ車がまき散らす排気ガスのさらされるのみでございます

 「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ 花木槿」(小林一茶)

まあ、GGIといたしましては一茶さんの句のほうが身に沁みまする

 城左門という詩人の作品にムクゲの花を愛でた詩があります、長い詩ですので、、そのさわりだけ紹介いたします、むくげの別称は「はちす」ですので、ここでは「槿花」は「はちす」と読みます


 槿花の葩(はな)が開く
 懈怠に白く、哀愁く白く
 槿花の葩が開くのだ 
 かう白々と侘びて、沈んで・・・

 槿花よ、そなたは淋しくないか
 槿花よ、涙がからんでおちる

 白い槿花よ、青い槿花よ
 仄黄い、さても恋しい槿花の葩よ・・・

 槿花の葩が開くのだ
 懈怠に白く、哀愁く白く

まあ、おセンチ好きのGGI向きのかなりおセンチの詩であるというのが偽らざる感想であります

今日の写真はわがガーデンに垣根に咲いたムクゲを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!


琵琶湖下流のみなさんへ:湖都終末処理場運営協議会委員GGIよりご挨拶!

2015-07-19 01:49:23 | 日記

7月初めの某日、わが街の自治会長さんから電話がありました

「来週、水再生センターで市の会議がります、GGIさん、出ておいてください」

GGIは今年自治会なるものの副会長さんでありますのでハイと返事をしておきました

 会議が行われるのはわが庵の前を通っている湖岸道路と称される大通り、その向こうにあるにある「水再生センター」と称されている市の下水処理場の管理棟であります、会議は午前10時というGGIには早朝に当たる時刻でありましたので、朝食抜きで、シティボーイであるGGI、ライトグリーンのシャツにライトブラウンのジャケット、白のズボンという正装ででかけました

 まあ、市の役人がなんとかかんとか説明するのを末席の方でハナクソでもほじくりながら1時間少々辛抱して聞いていればいいんだと思って会議室に入っていきましたら、何やらたくさんヒトがいて、モノモノしいとはいかぬまでも何やら堅苦しいと申しますか、お役人さんたちが好むところの形式主義の匂いがプンプンとしております

 コの字型に机が並べられており、すでに何人もが席についています、どうやら座席が指定されているようです、入口で手渡された一件書類の中に会席図なるものがあり、GGIの名前も記されておりますので仕方なしに指定されている席につきました、机にはGGIの名前が書かれた札が置かれております

会席図には氏名の次に「委員」と記されています、またこの図には「傍聴席」や「記者席」というものも示されております

 席についてから隣に座っていたオッサンに思わず言ってしましました、これはタイソーな会議やなあ、オレ、「委員」なんかになっているとは知らんかった・・どうなってるのや、自治会長さんに言われて来ただけやのに・・・

 会議の名称は「大津市公共下水道事業、終末処理場運営協議会、第1回定例会、大津市企業局」

 要するに、GGIはこの市の下水道処理場の運営に関する住民との協議会の住民側の委員の一人になってしまっているようでありました、下水処理施設はいわば「迷惑施設」でありますので、近隣の住民と協議するための場が設けられているのでありませう

 コの字型に並べられた机の片側にはGGIら住民側委員が4人、向かい側の席に市のエライさんたち、すなわち副市長さん、市公営企業管理者さん、市企業局長さん、市下水道事業長さんなどが席についています、コの字型の頂点の部分には座長さんと職務代行者さん(議長さんと副議長さん)、末席に市のいわゆる事務方のお役人さんたちが十人ほどが二列になって座っておりました

 会議が始まるまえに、市のエライさんたちが次々に名刺を手に、他の住民側委員の方にではなく、GGIのほうにやってきました、これはどうしたことでありませう・・・

ひょっとしたらオレはエライんやろか、やはり頭脳明晰で聡明かつハンサム、しかしまかり間違えば市にイチャモンをつけかねない危険人物と見ぬいて、先手を打って挨拶に来たのかもしれないと思いました

 どうも腑に落ちないので隣のオッサン委員に「これはどうしたことや、なぜオレのところにだけわざわざ名詞を持って挨拶に来るんやろ、オレが賢いからやろか、それともオレが恐いからやろか」と聞きましたら、オッサン曰く

「あのなあ、お役人たち、何もアンタをこわがっているわけやない、今年度あんただけが新任の委員やからや、まあ、お初にお目にかかります、今後ともよろしゅう、ということや」

 やがて会議が始まりました、事務方のお役人さんが申します「本日の会議は市のナントカ・カントカに基づく開催要件を満たしております、なお、この会議は市民の傍聴を許しておりますが、本日は傍聴者はおりません」・・・

 次に市のエライさんの形式通りの挨拶があり、会議が始まりました、式次第に基づき、用意された資料を参照しながら事務方の役人さんたちが流れ作業のごとく次々に説明していきます、議題は盛り沢山です

下水道の概要について、水再生センター(=下水道の最終処分場ことです)の平成26年度整備状況と平成27年度整備計画について、平成2627年度水再生センターの管理運営状況について、報告事項などなど

 配られた資料はなかなか丁寧に作られております、でも、こと細かな説明を聞いておりますうちに徐々に睡魔が襲ってまいります、ときおり「質問はございませんか」と声がかかるのでありますが住民側の委員の皆様はダンマリ、それでGGIは眠気覚ましに質問してみることにいたしました

 「あの~、ここに琵琶湖の南部を撮った航空写真が示されていますね、これについてちょっと質問を・・・」

 今日の写真はこの航空写真です、ピンボケで申し訳ありませんがクリックしてご覧くださいませ

 「水再生センター」と示されている地点の近くに我が八重葎庵が位置しております、その横に示されている黄色の二本の線は最後に塩素で殺菌され処理水が琵琶湖へ放出するために湖中に延ばされた放出管を意味しています、この写真の①から⑤の位置で採水して分析したところ、各種の汚染度に関する指標は基準値を下回っており、琵琶湖の水質を悪化させているようなことはないとの説明でありましたが・・・

 「あの~ですねぇ、この湖岸に沿ったあたり、最近も次から次の大きな高層マンションが建設されていますね、こんなに建てたら狭い地域から今までになかった大量のウンチやオシッコがどっと下水道に流れ込むわけでしょう,、大丈夫ですか、処理能力は足りているのですか」

「今のところまだ余裕がございます・・・・」

「それとですねぇ、あの~、水再生センターの対岸に島がありますね、ええ琵琶湖の右岸、写真のまんなかあたりの右側、近江大橋のすこし上のほうです、この島、大きな人工島ですが、ここに県の下水処理場がありますよね、市の施設の10倍以上はありそうな・・・この県の下水処理場からも処理水が放出されていますよね、その放出された水が市が放出した水と混ざり合いますから、①~⑤の地点の分析値は県の放流水の影響を受けるのではありませんか」

「いえ、大丈夫です、県の放流口は写真に示されいる⑤の地点よりもさらに下流に設けられていますから、まじりあうことはありません」

「なるほど」とGGIは一応納得したのでありますが、みなさん、とりわけ琵琶湖の下流、京都や大阪でお暮しのみなさん、もう一度写真をよくご覧になってくださいませ、琵琶湖の最南端部に、十分に処理されて安全であるとはいえ、湖都であるところの大津市の下水処理施設と県の巨大下水処理施設の下水道の処理水が放出されているのです、そしてその水は瀬田川を経て、教徒の宇治川、大阪の淀川へと流れ込み、日々みなさんの飲料水にも利用されているのであります

 かようなしだいで、GGIは湖都である大津市の委員の一人として、琵琶湖下流域でお暮しのみなさんの健康を心よりお祈り申し上げます

(県が大きな人工島を琵琶湖の中につくってこの巨大施設を建設することになったときは、これは大環境破壊だと住民や学者さんたちによる強い反対があったのですが、今は昔と申しますか、今では問題にする人はほとんどおりませぬ)

 グッドナイト・グッドラック!


新国立競技場のムダづかいなんてとってもカワイラシイ!

2015-07-18 02:21:32 | 日記

昨日、工費が高すぎてムダづかいではないかという世評に押されて、このままでは内閣支持率の減少に歯止めがかからず、いま国会で審議中の安保関連法制も、せっかく衆院特別委で強行採決したのに危うくなりかねないと思ったアベ君、この計画をゼロベースで抜本的に見直すこに決めたそうであります

 建築家アンドウ君の言いわけは見苦しかったのですが、総大将の元首相である森クンの弁解はなかなかケッサクでありました

 《オレ、もともとあのデザイン,好きやなかったんや》

 まことにワッハッハであります

 まあ、この競技場、少なくとも1000億円ほどは高すぎるのではないかという話であります、でもGGIの見るところ、世間には、この程度の無駄づかいなんてカワイラシイもんやという度肝を抜くような話があちこちに転がっているのであります

 その筆頭格は着工以来20年以上も経っているのに未だに本格稼働に至っていない使用済み核燃料の再処理工場、すなわち六ヶ所村の再処理工場であります。

使用済みの核燃料を処理して、原発運転中に生じたプルトニウムを回収して、それを再び核燃料として使用することを目的とした工場です、再利用できれば発電コストが安くなるだろうという目論みです

 ウィキペディアさんや原子力資料情報室さんなどによりますと、この施設、着工が1993年、当初の建設費用は約7600億円でした、ところが工事はトラブル続き、現在は試運転段階にあるのですが、現在までに完成時期が何と22回にわたり延期されており、いまのところ20163月完成を目標としています、でも、どうなりますことやら・・・本当に稼働にこぎつけられるのでせうか?

 そして、この間、工費は膨張する一方、2011年2月現在で2兆1930億円!なんと約2.8倍以上にも達しているのです!!国立競技場のムダづかいなんて可愛らし過ぎて、子どものイタズラみたいなものであります

 こんな工費が膨れ上がって、いったい誰が負担するんだと思われるかも知れませんがご心配にはおよびませぬ、電気料金のなかに潜り込ませてみなさんにご請求申し上げるのでございます、電気料金の内訳に再処理工場建設費などとは記されておりませんから、みなさんは知らぬ間にこの膨大な費用を負担しすることになるのです

 それにですね、この再処理工場が完成しても先行き極めて不透明なのであります、と申しますのは、もうすでに英国やフランスの再処理工場に依頼して回収した核兵器にも使用可能なプルトニウムがどっさり、40トンもあるのです、プルトニウムとウランを混合してた核燃料を用いたいわゆる「プルサーマル」発電を行うにしても、そのためのプルトニウムの必要量はたいした量ではありません、ですから、この再処理工場が本格稼働したならばますますプルトニウムの備蓄量が増える一方ということになります

 このため親分である米国は苦慮しております、プルトニウム40トンで原発5000個~7000個に相当、このままいけば日本は世界で一番のプルトニウム保有国になりかねいからです、米国にとってはイランの核開発問題どころではないのです、もう何年かすると日米原子力協定の改定時期となります、そのときにきっと問題となるでありませう

 「いったいそんなにプルトニウムため込んでどうするつもりや?日本の核疑惑が大きくなる一方だぞ、だから再処理工場は稼働させるな」

「そんなこと言われても使用済み燃料の再処理を許したのはアンタのほうやないですか、2兆円をドブに捨てろというんですか・・・」

 そのうえプルサーマル発電に用いるウランとプルトニウムの混合燃料は製造費があまりも高すぎるため、当初はリサイクルによる発電費用の節減などと喧伝されたのですが、経済的にはプルトニウムを再利用することはまったく無意味なのです

じゃあ、再処理工場計画をやめればいいじゃないかということになるのですが、これも大難問、止めるとなると、すでに六ヶ所村再処理工場内に運び込まれている各原発からの使用済み燃料が行き場を失います、そうすると各原発は文字通り「フンづまり」状態となって、もう発電を行うことができなくなるのです

再処理工場、まさに前門の虎、後門の狼、どうにもならず果てしなき泥沼、でも使用済み燃料の再処理は日本の原子力政策における大方針でありますから、今後もダラダラと巨額の費用が投入されるでありませう・・・どうやら何のアテもないまま無謀な戦をダラダラ続けた先の大戦とそっくりになりそうです・・・・

 かようのごとく、あれこれ問題が山積しているため、今やいったい再処理工場を何のために建設するのか、その目的自体が今や完全に行方不明という無責任状態にあります、そんなことのために2、すでに2兆2000億円!

 その他の目玉的無駄遣いの一例は自衛艦の中で最大といわれるヘリ空母の建造費です、一隻目が昨年進水、二隻目がただいま建造中、一隻1200億円、二隻で2400億年(=新国立競技場の工事費)、それに空母に搭載する約20機のヘリの費用も入れると・・・・このヘリ空母もいったいどんな使い道があるのかねという代物・・・集団的自衛権容認で新たな活路を見出すのでありませうか・・・

その他、一度中止が決まったものの復活したあの八ツ場ダム、総事業費は当初の2100億円から4600億円へと大飛躍・・・

 浜の真砂を尽きるとも、世に無駄遣いのタネは尽きまじ・・・ビバ、ニッポン!

 今日の写真は六ヶ所村再処理工場の全景です、ネットから借用したものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!


強行採決から遠く離れて・・・八重葎庵の静かな日々・・・

2015-07-16 00:36:35 | 日記

今日は昨日決行された安保関連法案の強行採決のことを書こうかと思いましたが、あまりにもどうしようもない、あまりにも空の空なるかなと言うべきことでありますので、急きょ方針を変更、みなさんの心を浄めていただくべく、わが八重葎庵の美しき静かなる夕暮れの写真をご覧いただくことにいたしました、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!