UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

都にはやるムダづかいなるもの地方でもしてみむとするなり(GGI貫之)

2015-07-27 00:34:16 | 日記

日本は極端なる一極集中の国でありますから、都で流行るもの、地方でも流行ります

その一つが白昼堂々税金のムダづかいです、その典型は言わすと知れたあの新国立競技場のバカ騒ぎです

まことにあきれることに、なせ総工費が当初の倍近い2500億円になってしまったのか誰にも分からないそうであります、昨日8月26日の朝日新聞(大阪本社版、第4面)の記事によれば、あの建築家を自称してアホなデザインを決定したアンドウ君もオリンピック組織委員長のモリ君も「わからない」と言っているそうです,ふざけた、ふざけ過ぎたハナシであります

アンドウ君は「ゼネコンの人たちも《もうかるからどんどんいこう》と言うのではなしに《もうからなくても国のためにがんばる》と言っていただくと、値段はうまくいく」などとまことにノーテンキで無責任なことをほざいております、

元首相のモリ君も「相手はゼネコンじゃないですか。最初に高く見積もって《これぐらいのお金がかかるんじゃないか》と言ったのは業者側じゃないですか」とのたまわっています。

要するにゼネコン側との交渉能力にまったく欠けており、そのため工事費は事実上ゼネコンの言いなりでブラックボックス化している、そのうえ場合によっては公開できない利権がからんでいるかもしれない・・・・ありそうな話であります

そして、まことに困ったことに、このような悪弊が地方にもはびこるのであります、わが湖国でも、額は都のそれには遠く及びませぬが、無駄づかい疑惑極めて濃厚な話しが転がっています、たとえば、湖国の「危機管理センター」なる、GGIがハコモノであると確信しているところの施設の建設にまつわる話です

この施設、県庁の隣に最近完成したことが7月17日の新聞で報じられておりました。

まずは今日の写真をご覧くださいませ、上記の新聞記事を撮ったものです、どうかクリックしてごらんくださいませ

この「危機管理センター」なるもの、「もったいない」で勇名を馳せた?前知事の時代に計画されたものです。危機管理部門はいまは県庁本館内に設けられていますが、本館が老朽化しており耐震基準を満たしていないために、新たに「危機管理センター」を建設することになったとされています、GGIは福島原発事故以前から、湖国の原子力防災がいいかげんなので何度も苦言を呈しに本館内にある危機管理部門にで出入りしていたことがありますので、事情は理解できないこともないのですが、この建設計画、建設費が約15億円とされていました、しかし、GGIは当初からハコモノではないかと感じておりました、いまなら「防災関係」と称すれば予算も獲得しやすいし、市民も納得するだろう、という計算ではないかとGGIは適切なる邪推を行っていたのです

 ところがこの新聞記事を読みまして、GGIはあきれてはててしまいました。記事によれば「総事業費」は、建設費も含めて、「資機材の整備も合わせて60億円」となっているのです、建設費15億円の3倍もの費用(45億円)が「資機材の整備」とやらに費やされているのであります、建設工事に着工するまえに、建設費の3倍ものおカネを「資機材の整備」に費やすなんていう話はまったく知られていませんでした・・・・

 だいたい、この計画の主な目的は現在の建物では耐震性が不十分だからより頑丈な建物を新たに建てることであったはずです、すなわち15億円の建物を完成させれば、目的の大半は達成されていrるはずなのです、それなのにヌケヌケと臆面もなく、建設費の3倍ものおカネを、建物の建設に便乗して、資機材とやらの整備にジャンジャン使ってしまおうといわけです、これがインチキでなくてなんでありませうか!これが詐欺ではなく何でありませせうか!

 この建物、5階建て、延べ床面積5400平方メートル(約1500坪)そのなかに自衛隊、警察、気象台、日本赤十字社、ボランティア団体など、関係機関ごとに使える13の部屋がそれぞれ用意され、550平方メートル(約150坪)の巨大なオペレーションルームには120インチの大型スクリーンが2基、3日分の非常発電設備、10キロワットの太陽光発電、地下には飲料水の貯槽など、なかなかゴーカであります、しかしながら、何でもピッカピッカのものを欲しがるのが役所のサガでありますから、このピッカピッカの施設の実効性とやらはまったく不明です、軍隊の第一の任務は市民ではなく軍自体を守ることでありますが、お役所も、まずはわが身を守ることが最も大切なのでありませう・・・

 当面は新品の防災服に身をかためた知事さんなどエライさんや関係者たちが巨大なピッカピッカのオペレーションルームに一堂に会して、大セレモニーを、防災演習なんかを晴れがましくやってみせるのでありませう、「県防災会議」という県内の防災関係者などが一堂に会したまことに空疎なる会議をGGIは傍聴しことがあるのですが(傍聴者はマスコミを除きGGIひとりでありました)、この会議もこの建物のなかにあるゴーカ会議室で行われることになるのでありませう

 わが湖国、2008年には新県警本部も建設しています、これも「もったいな」知事時代のことでありました、地上10階、地下2階、総ガラス張りの文字通りピッカピッカの新県警本部、直接の建設費は134億円でありましたが、建設予定地にあった県立の研究機関を他所へ移転させるためや、設備費などを含めて、総事業費は何と240億円にも達しておりました!このもったいない知事は「きまぐれ・もったいない」知事であったというべきでありませう

このようなハコモノの効用はなんでありませうか、その一番の効用は、他の府県などの関係者をうらやましがらせることであります、湖国というド田舎の県にさえあんなリッパな危機管理センターや県警本部があるんや、うちの県にもほしいなあ、うちもリッパなハコモノをぜひつくられてはと無駄遣いの波が広く波及していくのであります・・・

 かくして、カネもないのに都で流行るものをまねしているうちは、地方再生なんてユメのまたユメ、いまでは誰もそんなものを信じておりませぬ・・・・

 グッドナイト・グッドラック!

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